大黒摩季 3rd Studio Album
U.Be Love
TM FACTORY / 東芝EMI
1993年11月10日発売(CD : TOCT-8185)
(P)1993 Be Kikakushitsu

▼カタログ
・配信リマスター:2019年12月31日発売
・メーカー移行:1994年2月2日発売(BGCH-1011)B-Gram RECORDS

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Produced by 長戸大幸 (Being)
最高2位、54万枚

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1. DELIGHT
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1993 Be Kikakushitsu & TV ASAHI MUSIC CO.,LTD.

当時のThe大黒摩季という感じのビート感のあるナンバー。さすがとも言うべきコーラスワーク。
Chorus:大黒摩季

2. U.Be Love
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1993 Be Kikakushitsu & TV ASAHI MUSIC CO.,LTD.

タイトル曲はお得意のダンス路線のナンバー。次作では『Return To My Love』という同系の曲を発表するがこちらは栗林誠一郎の作曲。
Chorus:大黒摩季

3. アレ・コレ考えたって…
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1993 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu

これも大黒さんの王道中の王道という仕上がり。『Harlem Night』のカップリング『スキなんだもんしょうがないジャン』と色合いが近い。
Chorus:大黒摩季

4. 別れましょう私から消えましょうあなたから
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1993 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu

1993年4月28日発売4thシングル。最高3位、66.7万枚。テレビ朝日系『ネオドラマ』主題歌。
Guitar:葉山たけし、Sax:勝田一樹、Chorus:大黒摩季、Programming:葉山たけし

5. 君に愛されるそのために…
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1993 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu

1993年2月10日発売のシングルで『チョット』の両A面。最高4位、84万枚。
こちらも充分に良い出来だったけれども『DA.KA.RA』のヒットの余韻が残る時期だったので『チョット』がメイン扱いになったのでしょう。

Guitar:葉山たけし、Bass:中村 キタロー 幸司、E.Pf&Organ:小野塚晃、Rhodes:広本葉子、Chorus:大黒摩季、Programming:葉山たけし

6. Harlem Night
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1993 FUJI PACIFIC MUSIC, INC.

1993年7月28日発売の5thシングル。最高3位、39.6万枚。フジテレビ系『PERSONAL WATCHING JAB!』オープニングテーマ。
当時のシングルとしてはいまいちの売り上げだったので認知度は低め。サックス、トランペット、トロンボーンを入れておりサウンドはゴージャス。

Guitar:葉山たけし、Bass:上村義之、Sax:勝田一樹、Tp:澤野博敬・有沢健夫、Tb:野村裕幸、Chorus:葉山たけし・大黒摩季、Programming:葉山たけし

7. BLUE CHRISTMAS
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1993 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu

恋人に会えない女性の淋しいクリスマスタイムを歌っている。サビが2箇所ある面白い曲。もう少し浸透してほしいクリスマスソングだよね。
Chorus:古川真一、大黒摩季

作品のクレジットが簡素なため、補足の意味からも一部の曲のクレジット情報は2016年の詳細クレジットより引用しています

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同年4月に2ndアルバムを発売してから約半年で発表された3rdアルバム。
収録されたシングルは『君に愛されるそのために…』(『チョット』両A面)『別れましょう私から消えましょうあなたから』『Harlem Night』で新曲4曲の全7曲のミニアルバム。
プロデュースは長戸大幸、ディレクターはB'zやDEENなどを担当していた寺島良一。サウンドプロデュースとギターは葉山たけし。

このアルバムってあくまで出すためのアルバムだったんだよね。
当時大黒摩季さんは東芝EMIと契約し作品を発売していました。おそらくこの作品が発売される頃には契約自体は満了していて契約枚数を消化するために出したものではないかと考えられます。
なぜならアルバム発売の翌月にはビーイングのレコード会社B-Gram移籍第一弾シングル『あなただけ見つめてる』を出しているので。
同じようにWANDSも東芝EMIからミニアルバム『Little Bit...』を出した翌月にB-Gram移籍第一弾シングル『Jumpin' Jack Boy』を出しています。
簡単に言えばビーイングと東芝EMIが提携を終了したってだけなんですけど。

作品として見ての『U.Be Love』はコンセプトのないミニアルバムだから物足りなさを感じてしまうのだけど、それぞれの曲はさすが大黒摩季!期待を裏切るものではありませんでした。
『あなただけ見つめてる』のサウンドがこのアルバムの新曲と近いので同時期に作られたんだろうとは思うけど頭ひとつ飛び抜けてるからシングルになったのでしょうか。

シンセとギターが主体の曲が多く、ダンサブルさやポップ感、抜群のコーラスワークは大黒摩季ブランドの確立を感じさせる。
ノッてる時期だけに、これがフルアルバムだったら…と考えるとやっぱり残念な気持ちになるんだけどね。

次回作はB-Gram移籍後初のアルバム。1994年発売のアルバム『永遠の夢に向かって』です。収録のシングル『あなただけ見つめてる』『夏が来る』が大ヒットしたのでアルバムも大ヒットとなります。

個人的評価:★★★★★★★★★⭐︎ 9


Greatest Hits 1991-2016~ALL Singles+~ (STANDARD盤)
大黒摩季
ビーイング
2016-11-23




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