大黒摩季 5th Studio Album
LA. LA. LA
B-Gram / ジェイディスク
発売元 株式会社ビーグラムレコーズ
販売元 株式会社ジェイディスク
1995年7月19日発売(CD : JBCJ-1003)
Executive Producers:B.M.F & Masao Yoshida (TV ASAHI MUSIC CO.,LTD.)
▼カタログ
・配信リマスター:2020年12月31日配信
Produced by B・M・F
All Guitars & Arranged by 葉山たけし
Directed by 寺島良一(BMF) / Assistant:伊藤和則(BMF)
最高1位、161.8万枚
1. Tender Rain
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 Be Kikakushitsu
レコードのノイズSEから始まるR&Bナンバー。ラップも入ってます。
2. FIRE
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
ホーンセクション賑やかなパワーソング。
阪神・淡路大震災やオウム真理教による地下鉄サリン事件が起きた年であり、とんでもないことが起きている社会、世相と自身の生活(くらし)を対比させ浮き上がらせた歌詞が印象的。前作の『ROCKs』の延長線に位置する楽曲。
Guitar:葉山たけし、Bass:渡辺直樹、Sax:勝田一樹、Tp:佐々木史郎・小林太、Tb:中路英明、Chorus:生沢佑一・大黒摩季、Programming:葉山たけし
3. LOVIN' YOU
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikaushitsu
南国を感じさせるラヴァーズ・ロック(レゲエ)に仕上がった。
同時期にZARDも『眠り』というラヴァーズ・ロックナンバーを発表している。
4. いちばん近くにいてね
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 Be Kikakushitsu
1995年月日発売のシングル。最高2位、86.7万枚。明治『アメリカンチップス』CMソング。
ラテン大黒摩季ここにあり!シングルの表題曲として大ヒット。
Guitar:葉山たけし、Bass:渡辺直樹、Pf:、Tp:佐々木史郎・小林太、Tb:中路英明、Sax:竹上良成・勝田一樹、Percussion:沓野行秀、Chorus:大黒摩季、Programming:葉山たけし
5. あなたがいればそれだけでよかった
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
直球的な失恋ソング。
音自体は賑やかではないが打ち付けるリズムが、より聴き手をセンチメンタルにさせる。
Guitar & Bass:葉山たけし、E.Pf:冨樫春生、Programming:葉山たけし
6. Summer Breeze
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 Be Kikakushitsu
夏のアバンチュールを歌ったクールダウンに誘うスローナンバー。次の曲がファンキーだから良い助走になっている。
7. 恋はメリーゴーランド〜Original Versio
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
シングル『ら・ら・ら』のカップリング曲が初出。タイアップの関係もあり1コーラス目が英語詩となっている。テレビ朝日系『CNN HEAD LINE』テーマ曲。
ここに収録されているのはOriginal Versionで全編日本語である。アースウインド&ファイアーの『September』ですね。
Guitar:葉山たけし、E.Pf&Organ:小野塚晃、Sax:勝田一樹、Chorus:振興会ドリームス・大黒摩季、Programming:葉山たけし
8. 太陽をつかまえに行こう
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
失恋をして出不精になった自分&女性に力強くエールを送る。
9. もう一度だけ…
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 Be Kikakushitsu
ビーイングが織田哲郎作曲でやりそうなタイプのバラードであり、サビが似てる曲もあるんだけどね。(ZARD『You and me (...and)』)とか。
そういうビーイングの王道バラードを数多く担当してきた葉山たけしさんでしたが、さすがにそういうアプローチでは仕上げなかったよね。『夏が来る』のカップリングの『未来が私を呼んでいる』を思い出す。
でもここに『いちばん近くにいてね』のカップリング『El amor es ciego~恋は盲目~』が入っててもよかったかも。
10. ら・ら・ら
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
1995年2月20日発売の10thシングル、最高1位、133.8万枚。
彼女の代表曲として知られているのがこちら。フォークでアコースティックなアレンジがどこか懐かしく全世代が口ずさめるカラオケ定番曲。
コーラス陣が豪華でブルースミュージシャンも参加しているので重厚です。
中居正広さん主演のテレビ朝日系ドラマ『味いちもんめ』主題歌でもありましま。
Guitar:葉山たけし、Bass:葉山たけし、Chorus:近藤房之助・永井ホトケ隆・生沢佑一・川島だりあ・葉山たけし・B.B.IKKIES・大黒摩季、Programming:葉山たけし
Guest Musicians
E.Bass : 渡辺直樹
Pf: 佐山雅弘、富樫春生
E.Pf: 小野塚晃、富樫春生
Percussion: 沓野行秀
Tp: 数原晋、佐々木史郎、小林太、河東伸夫
Sax : 竹上良成、勝田一樹、小池修
Tb: 中路英明、清岡太郎
All Other Instruments : 葉山たけし
Chorus: 近藤房之助、川島だりあ、生沢祐一、永井'ホトケ"隆、牧穂エミ、葉山たけし、鈴木康志、B.B. IKKIES、大黒摩季
アルバム記載のクレジットは上記。
一部の曲は2016年の詳細クレジットから引用しています。
大ヒットになった前作から1年待たずに届けられたのが1995年発売の5thアルバム『LA. LA. LA』です。
ビーイングは立ち上げていたレコード会社の流通・販売を自前で行うために新会社ジェイディスクを設立しています。したがって規格品番がビーグラムのBGCHからJBCJに変更されています。
この期間、シングル『ら・ら・ら』が自身3作目となる100万枚超えとなり、そのあとのシングル『いちばん近くにいてね』も80万枚超えのヒットでしたからアルバム発表には何の不安もなかったのではないでしょうか。
1993年に本格ブレイクしたWANDSやZARDの売り上げが下降していった時期ではありましたが、大黒さんは1994年頃が本格ブレイクだったので勢いがありましたよね。
意図的だったのか結果的になのかは不明ではありますが、全体を通して夏を意識したアルバムに仕上がっています。
アートワークもリゾート感あふれる仕上がりで、インナーの写真も同様となっています。歌詞カードの文字も丸文字でデザインも可愛らしい仕上がりです。
『いちばん近くにいてね』のカップリングがボサノヴァだったのでこのアルバムには合うと思いましたが収録されませんでしたね。
チャートでも面白さを見せたこのアルバム。
当時のオリコンは集計の関係で月曜に発売日を設定すると2週間分が初動になっていたんですね。メーカーは初動を高くするためチャート対策として月曜日発売にしていました。
特にビーイングはその傾向が強かったですが、このときの大黒摩季は7月19日(水)発売だったのです。発売日の変更は行われていません。
見方によっては発売日の調整を行う必要がないくらい余裕の発売だったともいえます。
そして、渡辺美里さんが10周年のベスト(She loves you)を7月17日(月)に発売することになっていたのですが、なんと直前に7月15日(土)発売に前倒しになったのです。
つまり17日に発売すれば初動は積み増せるけれど1位は厳しい。大黒摩季、氷室京介(こちらもベスト)と同時に初登場とならば1位は無理かも!でも美里はEpicの姫だから何としても1位にしたい!というソニーの判断があったのだと思われます。
17日発売と印刷されている商品が店頭に並ぶ中での発売日変更には驚かされましたがその執念が功を奏し渡辺美里さんのベストは大黒らとは前の週にランクインし1位になりました。集計期間が短い割には初動高かった記憶。
で、大黒摩季の今作は氷室京介のベストを押し退けて初登場1位となります。しかし氷室京介パワー炸裂で翌週には1位を奪還したのです。
そしてさらに翌週は大黒摩季が奪還返しをします!
前作『永遠の夢に向かって』が158万枚でしたが、今作はさらに伸ばして161万枚と前作を超える大ヒットとなり大黒摩季絶頂期を印象付けました。
はい。下書きにあった大黒摩季さんの記事は全てアップいたしました。
個人的評価:★★★★★★★★★⭐︎ 9
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https://maki-ohguro.com/
(所属レーベル BZONE運営)
https://www.m-drive.net/
(所属事務所 M's Company運営)
LA. LA. LA
B-Gram / ジェイディスク
発売元 株式会社ビーグラムレコーズ
販売元 株式会社ジェイディスク
1995年7月19日発売(CD : JBCJ-1003)
Executive Producers:B.M.F & Masao Yoshida (TV ASAHI MUSIC CO.,LTD.)
▼カタログ
・配信リマスター:2020年12月31日配信
Produced by B・M・F
All Guitars & Arranged by 葉山たけし
Directed by 寺島良一(BMF) / Assistant:伊藤和則(BMF)
最高1位、161.8万枚
1. Tender Rain
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 Be Kikakushitsu
レコードのノイズSEから始まるR&Bナンバー。ラップも入ってます。
2. FIRE
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
ホーンセクション賑やかなパワーソング。
阪神・淡路大震災やオウム真理教による地下鉄サリン事件が起きた年であり、とんでもないことが起きている社会、世相と自身の生活(くらし)を対比させ浮き上がらせた歌詞が印象的。前作の『ROCKs』の延長線に位置する楽曲。
Guitar:葉山たけし、Bass:渡辺直樹、Sax:勝田一樹、Tp:佐々木史郎・小林太、Tb:中路英明、Chorus:生沢佑一・大黒摩季、Programming:葉山たけし
3. LOVIN' YOU
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikaushitsu
南国を感じさせるラヴァーズ・ロック(レゲエ)に仕上がった。
同時期にZARDも『眠り』というラヴァーズ・ロックナンバーを発表している。
4. いちばん近くにいてね
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 Be Kikakushitsu
1995年月日発売のシングル。最高2位、86.7万枚。明治『アメリカンチップス』CMソング。
ラテン大黒摩季ここにあり!シングルの表題曲として大ヒット。
Guitar:葉山たけし、Bass:渡辺直樹、Pf:、Tp:佐々木史郎・小林太、Tb:中路英明、Sax:竹上良成・勝田一樹、Percussion:沓野行秀、Chorus:大黒摩季、Programming:葉山たけし
5. あなたがいればそれだけでよかった
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
直球的な失恋ソング。
音自体は賑やかではないが打ち付けるリズムが、より聴き手をセンチメンタルにさせる。
Guitar & Bass:葉山たけし、E.Pf:冨樫春生、Programming:葉山たけし
6. Summer Breeze
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 Be Kikakushitsu
夏のアバンチュールを歌ったクールダウンに誘うスローナンバー。次の曲がファンキーだから良い助走になっている。
7. 恋はメリーゴーランド〜Original Versio
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
シングル『ら・ら・ら』のカップリング曲が初出。タイアップの関係もあり1コーラス目が英語詩となっている。テレビ朝日系『CNN HEAD LINE』テーマ曲。
ここに収録されているのはOriginal Versionで全編日本語である。アースウインド&ファイアーの『September』ですね。
Guitar:葉山たけし、E.Pf&Organ:小野塚晃、Sax:勝田一樹、Chorus:振興会ドリームス・大黒摩季、Programming:葉山たけし
8. 太陽をつかまえに行こう
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
失恋をして出不精になった自分&女性に力強くエールを送る。
9. もう一度だけ…
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 Be Kikakushitsu
ビーイングが織田哲郎作曲でやりそうなタイプのバラードであり、サビが似てる曲もあるんだけどね。(ZARD『You and me (...and)』)とか。
そういうビーイングの王道バラードを数多く担当してきた葉山たけしさんでしたが、さすがにそういうアプローチでは仕上げなかったよね。『夏が来る』のカップリングの『未来が私を呼んでいる』を思い出す。
でもここに『いちばん近くにいてね』のカップリング『El amor es ciego~恋は盲目~』が入っててもよかったかも。
10. ら・ら・ら
(作詞:作曲:大黒摩季・編曲:葉山たけし)
(C) 1995 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD. & Be Kikakushitsu
1995年2月20日発売の10thシングル、最高1位、133.8万枚。
彼女の代表曲として知られているのがこちら。フォークでアコースティックなアレンジがどこか懐かしく全世代が口ずさめるカラオケ定番曲。
コーラス陣が豪華でブルースミュージシャンも参加しているので重厚です。
中居正広さん主演のテレビ朝日系ドラマ『味いちもんめ』主題歌でもありましま。
Guitar:葉山たけし、Bass:葉山たけし、Chorus:近藤房之助・永井ホトケ隆・生沢佑一・川島だりあ・葉山たけし・B.B.IKKIES・大黒摩季、Programming:葉山たけし
Guest Musicians
E.Bass : 渡辺直樹
Pf: 佐山雅弘、富樫春生
E.Pf: 小野塚晃、富樫春生
Percussion: 沓野行秀
Tp: 数原晋、佐々木史郎、小林太、河東伸夫
Sax : 竹上良成、勝田一樹、小池修
Tb: 中路英明、清岡太郎
All Other Instruments : 葉山たけし
Chorus: 近藤房之助、川島だりあ、生沢祐一、永井'ホトケ"隆、牧穂エミ、葉山たけし、鈴木康志、B.B. IKKIES、大黒摩季
アルバム記載のクレジットは上記。
一部の曲は2016年の詳細クレジットから引用しています。
大ヒットになった前作から1年待たずに届けられたのが1995年発売の5thアルバム『LA. LA. LA』です。
ビーイングは立ち上げていたレコード会社の流通・販売を自前で行うために新会社ジェイディスクを設立しています。したがって規格品番がビーグラムのBGCHからJBCJに変更されています。
この期間、シングル『ら・ら・ら』が自身3作目となる100万枚超えとなり、そのあとのシングル『いちばん近くにいてね』も80万枚超えのヒットでしたからアルバム発表には何の不安もなかったのではないでしょうか。
1993年に本格ブレイクしたWANDSやZARDの売り上げが下降していった時期ではありましたが、大黒さんは1994年頃が本格ブレイクだったので勢いがありましたよね。
意図的だったのか結果的になのかは不明ではありますが、全体を通して夏を意識したアルバムに仕上がっています。
アートワークもリゾート感あふれる仕上がりで、インナーの写真も同様となっています。歌詞カードの文字も丸文字でデザインも可愛らしい仕上がりです。
『いちばん近くにいてね』のカップリングがボサノヴァだったのでこのアルバムには合うと思いましたが収録されませんでしたね。
チャートでも面白さを見せたこのアルバム。
当時のオリコンは集計の関係で月曜に発売日を設定すると2週間分が初動になっていたんですね。メーカーは初動を高くするためチャート対策として月曜日発売にしていました。
特にビーイングはその傾向が強かったですが、このときの大黒摩季は7月19日(水)発売だったのです。発売日の変更は行われていません。
見方によっては発売日の調整を行う必要がないくらい余裕の発売だったともいえます。
そして、渡辺美里さんが10周年のベスト(She loves you)を7月17日(月)に発売することになっていたのですが、なんと直前に7月15日(土)発売に前倒しになったのです。
つまり17日に発売すれば初動は積み増せるけれど1位は厳しい。大黒摩季、氷室京介(こちらもベスト)と同時に初登場とならば1位は無理かも!でも美里はEpicの姫だから何としても1位にしたい!というソニーの判断があったのだと思われます。
17日発売と印刷されている商品が店頭に並ぶ中での発売日変更には驚かされましたがその執念が功を奏し渡辺美里さんのベストは大黒らとは前の週にランクインし1位になりました。集計期間が短い割には初動高かった記憶。
で、大黒摩季の今作は氷室京介のベストを押し退けて初登場1位となります。しかし氷室京介パワー炸裂で翌週には1位を奪還したのです。
そしてさらに翌週は大黒摩季が奪還返しをします!
前作『永遠の夢に向かって』が158万枚でしたが、今作はさらに伸ばして161万枚と前作を超える大ヒットとなり大黒摩季絶頂期を印象付けました。
はい。下書きにあった大黒摩季さんの記事は全てアップいたしました。
個人的評価:★★★★★★★★★⭐︎ 9
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