Hi-Fi Set Best Album
Complete Singles Collection
GTmusic / Sony Music Direct (Japan) Inc.
2012年1月25日発売(CD :MHCL 2096 / 2097)
GOLDEN★BEST

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TL

Disc 1

1. 卒業写真
(作詞:作曲:荒井由実・編曲:服部克久)
(C) 1975 ALFA MUSIC, INC.

荒井由実さんが楽曲提供した1975年2月5日発売の1stシングル。
現在では由実さん自身のスタンダードとして幅広い世代に馴染んでいる作品ではあるが、オリジナルはハイ・ファイ・セットになる。

Chorus Arrangement by 岡崎広志

2. エイジス・オブ・ロック・アンド・ロール
(作詞:大橋一枝・作曲:村井邦彦・編曲:松任谷正隆
(C) 1975 ALFA MUSIC, INC.

1975年5月5日発売の2ndシングル。
ごきげんな歌詞を書いた大橋一枝さんは村井邦彦プロデューサーの元夫人だそうです。

Chorus Arrangement by 岡崎広志

3. 夢うつつ(COMPLETELY)
(作詞:Jack Fishman、日本語詩:山上路夫・作曲:村井邦彦・編曲:松任谷正隆)
(C) 1975 ALFA MUSIC, INC.

1975年7月5日発売の3rdシングル。
東京音楽祭参加作品。


4. スカイレストラン
(作詞:荒井由実・作曲:村井邦彦・編曲:松任谷正隆)
(C) 1975 ALFA MUSIC, INC.

1975年11月5日発売の4thシングル。
ドラマ主題歌を書き下ろすべく荒井由実さんが『あの日にかえりたい』のメロディーに付けて提出して見送りになった歌詞が採用されている。曲は村井邦彦さんが後付け。
したがって、いずれの歌詞にもそれぞれのメロディーがハマるようになっている。


5. 土曜の夜は羽田に来るの
(作詞:荒井由実・作曲:村井邦彦・編曲:松任谷正隆)
(C) 1975 ALFA MUSIC, INC.

1975年11月5日発売の4thシングルのカップリング。
Chorus Arrangement by 有賀恒夫

6. 冷たい雨
(作詞:作曲:荒井由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1975 ALFA MUSIC, INC.

1976年4月20日発売の5thシングル。バンバンのカバーで由実さんもアルバム『OLIVE』でセルフカバーしている。
アレンジはいずれも松任谷正隆さんですが、個人的には哀しみを忘れさせる軽快なアレンジが印象的なハイ・ファイのヴァージョンが好きかな。


7. ファッショナブル・ラヴァー
(作詞:大川茂・作曲:山本俊彦・編曲:松任谷正隆)
(C) 1976 ALFA MUSIC, INC.

1976年4月20日発売の5thシングルのカップリングで2ndアルパムのタイトル曲。
メンバー作、ライター男性2人も歌っていて何処までも美しいハーモニーを聴かせてくれる。

Chorus Arrangement by 有賀恒夫

8. 幸せになるため
(作詞:荒井由実・作曲:村井邦彦・編曲:松任谷正隆)
(C) 1976 Nippon Television Music Corporation & ALFA MUSIC, INC.

1976年6月20日発売の6thシングル。日本テレビ系ドラマ『たんぽぽ』(脚本:橋田壽賀子、主演:宇津井健)オープニング・テーマ曲。
地味だけどと〜っても良い曲ですよね。名曲、かくれた名曲といった感じなのかも。
自分が産まれる前にこういう音楽が紡がれていたということがなんかうれしかった。
個人的にイメージしたのは遠距離恋愛。田舎に住む女性と都会に暮らす男性のカップルの姿。
遠距離恋愛というとせつない感じがするけれど、この女性は平凡すぎるその愛を生きる希望として大切にしているような気がする。もちろんそこには相手を想うひたむきさがあるんだけど。昭和のかほりだよね。
メロディーがドラクエ2の『この道わが旅』(作曲:すぎやまこういち、1987年)に似てる気がする。


9. フィーリング(Feelings)
(作詞:作曲:Morris Albert, Louice Gaste, Mauricio Karserman、日本語詞:なかにし礼・編曲:田辺信一)
(C) 1976 BMG RM (FRANCE) SARL & EDITORA E IMP MUSICAL FERMATA DO BRASIL

1976年12月1日発売の7thシングル。
モーリス・アルバートの『Feelings』(邦題 愛のフィーリング)の日本語カバー。ヒットしたとのことでハイ・ファイ・セットの代表曲として知られる。


10. 風の街
(作詞:大川茂、松本隆・作曲:山本俊彦・編曲:瀬尾一三
(C) 1977 ALFA MUSIC, INC.

1977年4月20日発売の8thシングル。ヤマハ発動機『パッソル』CMソング。
はっぴーえんど、荒井由実っぽいなと思った。
瀬尾さんってこんなにワイルドなアレンジもされるのですね。


11. クリスタル・ナイト
(作詞:大川茂・作曲:山本俊彦・編曲:瀬尾一三)
(C) 1977 ALFA MUSIC, INC.

1977年4月20日発売の8thシングルのカップリング。
俊彦さん×大川さんメンバーのオリジナルですが歌詞も曲も良い感じ。大川茂さんって作詞家としての道もあり得たんじゃないかと勿体無い気持ちになった。

Chorus Arrangement by 山本俊彦

12. メモランダム
(作詞:なかにし礼・作曲:滝沢洋一・編曲:Bob Alcivar)
(C) 1977 ALFA MUSIC, INC.

1977年7月5日発売の9tqシングル。

13. 恋の日記
(作詞:Howard Greeefield、日本語詞:岩谷時子・作曲:Neil Sedaka・編曲:Bob Alcivar)
(C) 1959 SCREEN GEMS EMI MUSIC INC

1977年10月20日発売の10thシングル。ニール・セダカのカバー。

14. 少しだけまわり道
(作詞:竜真知子、中里綴・作曲:井上忠夫・編曲:羽田健太郎)
(C) 1978 ALFA MUSIC, INC.

1978年4月20日発売の11thシングル。
Chorus Arrangement by 有賀恒夫

Bonus Tracks

15. 海を見ていた午後
(作詞:作曲:荒井由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1974 ALFA MUSIC,INC.

荒井由実さんのアルバム『MISSLIM』収録曲のカバー。1stアルバム『卒業写真』(旧題 Hi-Fi Set)収録。
Chorus Arrangement by 岡崎広志

16. 中央フリーウェイ
(作詞:作曲:荒井由実・編曲:瀬尾一三)
(C) 1976 ALFA MUSIC, INC.

荒井由実さん『14番目の月』収録曲のカバー。3rdアルバム『LOVE COLLECTION』収録。
スタンレー電気CMソング。

Chorus Arrangement by 有賀恒夫

17. 遠くからみちびいて
(作詞:作曲:Barry Mann, Cynthia Well、日本語詞:岩谷時子・編曲:Bob Alcivar)
(C) 1974 SCREEN GEMS EMI MUSIC INC

カバー曲。4thアルバム『THE DIARY』収録。
せつない感じだけど凛とした山本潤子さんのヴォーカルが心強く迫ってくる。


18. 海辺の避暑地に
(作詞:作曲:Michael Jonasz, Pierre Grosz、日本語詞:大橋一枝・編曲:Bob Alcivar)
(P) 1974 MAROUANI EDITIONS

カバー曲。4thアルバム『THE DIARY』収録。
ボーッとしながら聴いていたい曲。胸の奥をグリグリされるようなノスタルジーに溺れていたくなる。


Disc 2

1. あめりか物語
(作詞:荒木とよひさ・作曲:編曲:大野雄二)
(P) 1978

1978年8月20日発売の12thシングル。心地良いハーモニーに酔いしれる。

2. 燃える秋
(作詞:五木寛之・作曲:武満徹・編曲:田辺信一)
(C) 1978 NICHION,INC.

1978年11月5日発売の13thシングル。なんていうか歌謡曲。

3. よりそって二人
(作詞:大川茂・作曲:山本俊彦・編曲:新川博
(P) 1979

1979年5月20日発売の14thシングル。メンバー作品のクオリティも結構高いですよ。
Chorus Arrangement by 山本俊彦

4. NOVEMBER RAIN
(作詞:大川茂・作曲:山本俊彦・編曲:佐藤充彦)
(P) 1981

1981年10月21日発売の15thシングル。

5. ハロー Mr. telephone
(作詞:大川茂・作曲:山本俊彦・編曲:佐藤充彦)
(P) 1982

1982年3月21日発売の16thシングル。
Chorus Arrangement by 山本俊彦

6. miss you
(作詞:大川茂・作曲:山本俊彦・編曲:佐藤充彦)
(P) 1982

1982年10月21日発売の17thシングル。

7. 心離れるころ
(作詞:大津あきら・作曲:南佳孝・編曲:佐藤充彦)
(P) 1983

1983年2月1日発売の5thシングル。
Chorus Arrangement by 山本俊彦

8. ラブストーリーはこれから
(作詞:大川茂・作曲:南佳孝・編曲:瀬尾一三)
(P) 1983

1983年4月5日発売の19thシングル。資生堂ベネフィークCMソング。
やっぱり大川茂さんって曲に歌詞をはめる才能がきっとある人なんだと思う。


9. 素直になりたい
(作詞:作曲:杉真理・編曲:井上鑑)
(P) 1984

1984年1月21日発売の20thシングル。
シチズン腕時計 リビエールCMソング。
ソニーに移籍して、ソニーの杉真理さんから提供を受けたのですね。


10. Good-bye school days
(作詞:大川茂・作曲:岡本朗・編曲:井上鑑)
(P) 1984

1984年1月21日発売の20thシングル。
こっちを表題にしても良かったんじゃないかと想うほど良い曲。メロディーが『大きなたまねぎの下で』みたい。

Chorus Arrangement by 山本俊彦

11. 水色のワゴン
(作詞:田口俊・作曲:山本俊彦・編曲:新川博)
(P) 1984

1984年5月21日発売の21stシングル。
Chorus Arrangement by 山本俊彦

12. 星化粧ハレー
(作詞:田口俊・作曲:杉真理・編曲:井上鑑)
(P)1984

1984年4月20日発売の5thシングル。
Chorus Arrangement by 山本俊彦 & 杉真理

13. ひときれの恋
(作詞:小泉亮・作曲:杉真理・編曲:井上鑑)
(P) 1985

1985年10月21日発売の23rdシングル。
Chorus Arrangement by 山本俊彦

14. プラトニックしましょ
(作詞:田口俊・作曲:杉真理・編曲:新川博)
(P) 1988

1988年5月21日発売の5thシングル。
えー!なんか初期のドリカムみたい。

Chorus Arrangement by 山本俊彦

15. 今夜だけの恋人
(作詞:大川茂・作曲:山本俊彦・編曲:小池修)
(P) 1988

1989年12月1日発売の25thシングル。
Chorus Arrangement by 山本俊彦

16. Angels Fly 〜天使の季節〜
(作詞:佐藤めぐみ・作曲:山本俊彦・編曲:新川博)
(C) 1990

1990年3月1日発売の26thシングル。
サビのない『夢をあきらめないで』みたい。

Chorus Arrangement by 山本俊彦

17. 忘れないわ
(作詞:作曲:編曲:小田和正)
(C) 1991 TV ASAHI MUSIC CO.,LTD.

1991年4月25日発売の27thシングルでラストシングル。テレビ朝日系火曜ミステリー主題歌。
小田和正さんの提供ですから当たり前と言えば当たり前なのですが、メロディー&アレンジともに小田節炸裂となっております。
ここまで曲に『我』を打ち出すことができる人ってすごいよね。(笑)


RV

GOLDEN☆BEST ハイ・ファイ・セット コンプリート・シングルコレクション
ハイ・ファイ・セット
ソニー・ミュージックダイレクト
2012-07-25



先生に誕生日プレゼントとしてリクエストした1枚を先日いただいたので、早速記録しておこうと思います。
由実さんファンならば麗美さん、ハイファイ、小林麻美さんの作品はかじっておかなきゃね。
ハイファイさんのアルバム『ファッショナブル・ラヴァー』は全編曲を松任谷正隆さん、タイトル曲以外の全作詞を荒井由実さん、3曲の作曲を荒井由実さん、3曲の作曲を松任谷正隆さん、1曲の作曲を松任谷正隆さん、荒井由実さん共同。というようにカップル全面バックアップとなっています。

ハイ・ファイ・セットは1970年代に活躍した赤い鳥(『翼をください』のオリジナル歌手)というグループから分離して結成された男女男ドリカム編成の3人組。
何処か哀愁を帯びたヴォーカルが美しい山本潤子さん、その旦那さんの山本俊彦さん、大川茂さんがメンバーです。

黎明期はアルファミュージックの村井邦彦さんがプロデュースしていたそうです。村井さんは『翼をください』の作曲者ですから、赤い鳥時代から関係があったのでしょうか。
村井さんが作家として見出し、アーティスト活動を勧め、デビューに導いた若き日の荒井由実さんが楽曲提供したり由実さんの作品に彼らがコーラスを入れるなど交流がありました。
中でも山本潤子さんがコーラスした荒井由実さんの『あの日にかえりたい』のイントロは余りにも有名ですよね。
山本潤子さんの旦那さんの山本俊彦さん(2014年3月27日逝去)は作曲やコーラスアレンジも手掛ける、メンバーの大川茂さんは多くの作詞を手掛けている。
大川さんが紡いだ言葉にかけたせつない想いは俊彦さんが描いたメロディーに乗り、それを山本潤子さんが歌う…難しい話だ。
全員ヴォーカルを取ることができるコーラス・ユニットです。

このコンピレーション盤ではタイトル通り彼らの全シングルがコンプリートされており、シングルになっていないユーミンカバーやB面曲のいくつかもボーナストラックとして収録されています。
ベストとしてはかなり聴き応えがある内容と言えるのではないでしょうか。

フォークの匂いを感じる曲も見られるが、方向としてはニュー・ミュージックであり、由実さんの楽曲を歌ったこともあって、シティーポップの走りといっても過言ではないかも知れない。
詳しい時代背景はわかりませんが、歌謡曲、J-Popへの橋渡しをしたアーティストの一人だったのかもしれません。

人は例外なくいつか皆終わりの季節(とき)を迎える。
結末が分かっている人生というドラマなら穏やかなほうにシナリオを書き換えることが出来るのではないだろうか。
誰もが自分自身のドラマのシナリオライターなのだから。

山本俊彦さんは天国へ行き、山本潤子さんは歌うことをおやすみされ、大川茂さんはグループ解散後に不祥事で引退状態となってしまった。
沢山歌詞を書かれていて素晴らしい才能があったのになぜ窃盗に手を貸すようなことをしてしまったのか…
山本潤子さんには松任谷由実さんの『たとえあなたが去って行っても』の主人公のように、選んだ道に戻ってきてほしい。


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大川茂|山本潤子|山本俊彦

宇宙の時間では たったひとこまのこと
思ってみても いつか誰の影も 涙で見えない

『Good-bye school days』より
作詞:大川茂



個人的評価:★★★★★★★★★☆ 9


GOLDEN☆BEST ハイ・ファイ・セット コンプリート・シングルコレクション
ハイ・ファイ・セット
ソニー・ミュージックダイレクト
2012-07-25