今井美樹 Best Album
Ivory & Ivory II
FLME
フォーライフミュージックエンタテイメント
2009年9月30日発売(2CD : FLCF-4297)

Produced by 今井美樹、松田直
最高-位・約-万枚

【Disc 1】Ivory

1. 夏をかさねて
(作詞:佐藤純子・作曲:柿原朱美・編曲:佐藤凖)
(C) 1986 Nippon Television Musrc Corporation
3rdアルバム『Bewith』より。
印象に残るメロディーを異国の夏を感じさせるアレンジにのせて。
2. とっておきの朝を
(作詞:今井美樹・作曲:山梨鐐平・編曲:佐藤凖)
(C) 1987 Nippon Television Musrc Corporation
3rdアルバム『Bewith』より。
3. ポールポジション
(作詞:戸沢暢美・作曲:中崎英也・編曲:佐藤凖)
(C) 1988 Nippon Television Musrc Corporation
2ndアルバム『elfin』より。
4. 彼女とTIP ON DUO
(作詞:秋元康・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1988 Nippon Television Musrc Corporation
1988年8月17日発売の4thシングル。資生堂『チップ◦オン◦デュオ』CMソング。
5. オレンジの河
(作詞:小林和子・作曲:中崎英也・編曲:佐藤凖)
(C) 1986 Nippon Television Musrc Corporation & Geiei Music
1stアルバム『femme』より。
6. キスより 吐息より
(作詞:戸沢暢美・作曲:編曲:佐藤凖)
(C) 1988 Nippon Television Musrc Corporation
『彼女とTIP ON DUO』のB面。
7. 野性の風 (Album Version)
(作詞:川村真澄・作曲:筒美京平・編曲:久石譲)
(C) 1987 Nippon Television Musrc Corporation
1987年7月1日発売2ndシングル。最高34位、5.6万枚。映画『漂流教室』主題歌。
川村先生の想像力を掻き立てる歌詞と天才筒美京平先生による完璧な歌謡曲メロディー。ジブリ音楽で有名な久石譲さんの壮大なアレンジが冴え渡る。
8. Boogie-Woogie Lonesome High-Heel
(作詞:戸沢暢美・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1989 Nippon Television Musrc Corporation
1989年5月17日発売の5thシングル。最高14位、5.9万枚。
9. ふたりでスプラッシュ
(作詞:戸沢暢美・作曲:編曲:武部聡志)
(C) 1987 Geiei Music
2ndアルバム『elfin』より。
ユーミンっぽいのは武部さんのアレンジが効いてるからかな。
10. 空に近い週末
(作詞:戸沢暢美・作曲:柿原朱美・編曲:武部聡志)
(C) 1989 Nippon Television Musrc Corporation
『Boogie-Woogie Lonesome High-Heel』B面。
戸沢さんが切り取った都会的な風景を今井美樹のまだ初々しさを感じさせるヴォーカルが飾る上品なバラード。
11. elfin
(作詞:今井美樹・作曲:山崎透・編曲:佐藤凖)
(C) 1987 Geiei Music
1987年9月21日発売のアルバム『elfin』より。
12. 地上に降りるまでの夜
(作詞:岩里祐穂・作曲:柿原朱美・編曲:佐藤凖)
(C) 1989 Geiei Music
4thアルバム『MOCHA』より。
90年代の一連の作品に繋がる美樹ポップス。
13. ひとりでX'mas
(作詞:作曲:今井美樹・編曲:佐藤凖)
(C) 1988 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『fiesta』より。
13. 瞳がほほえむから (Album Version)
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1989 Nippon Television Musrc Corporation
1989年11月8日発売の6thシングル。最高9位、23.5万枚。日本テレビ系『水曜グランドロマン』エンディングテーマ曲。
この曲のヒットで今井美樹というシンガーが浸透したのかなと。囁くように優しい声に強さが加わって美しい。
アルバム◦ヴァージョンでは子供たちのコーラスが入っている。
【Disc 2】Ivory II

1. retour
(作詞:今井美樹・作曲:柿原朱美・編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『retour』タイトル曲。三洋電機 COSMO BS CMソング。
タイトル曲だけあってクオリティ高いっす。
2. 夢の夜
(作詞:今井美樹・作曲:山口美央子・編曲:佐藤凖)
(C) 1991 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『Lluvia』より。
ダブル不倫のうた。
3. カ◦ケ◦ヒ◦キ◦27
(作詞:今井美樹・作曲:編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『retour』より。
ここから3曲は『今井美樹ポップス』を象徴するようなフォーマットになっている。
4. 幸せになりたい
(作詞:作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『retour』より。
結婚に失敗した女友達を東京で迎え入れる女性の友情を歌っている。かなりOLの心に寄せた歌詞になっている。
作曲のみを担当することの多い上田知華さんが作詞も手がけているからかメロディーのハマり方が絶妙。
さりげないメロディーを熟練のアレンジが飾り立てて『今井美樹ポップス』を完成させた。
『2人のストリート』を美樹さん風にしたような気がしなくもない。
5. 雨にキッスの花束を
(作詞:岩里祐穂・作曲:KAN・編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『retour』より。
日本テレビ系アニメーション『YAWARA』テーマ曲。
1994年にZARDが発表した『Top Secret』という曲がこの曲になんとなく似ている。
6. Tea For Two
(作詞:作曲:TOM JOBIM・訳詩:今井美樹・編曲:佐藤凖)
(C) 1991 EDITORA E IMP MUSICAL FERMATA DO BRASIL
アルバム『Lluvia』より。『PIECE OF MY WISH』のカップリングにも収録。
今井美樹の声が活かされたボサノヴァ風のスローナンバー。当初は、かまやつひろし作曲のオリジナル◦ソングとされていたが、主要なメロディーがTOM JOBIMの『ESTE SEU OLHAR』に似ている為、のちにカバー作品ということにされた。確かに似てはいるけど本家にはないCメロ部はオリジナルだと思うけれど。
7. 半袖
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Geiei Music
アルバム『retour』より。
不倫している男性の自宅を訪ねたのか、たまたま通りかかっただけなのか言及されていないが、相手の家族を目の当たりにした瞬間を歌っている。
ストリングスのマジックで悲しげに聴こえるが、実はこの主人公の彼女は不倫をやめないと宣言してる歌なんだよね。
8. PIECE OF MY WISH
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1991 Nippon Television Musrc Corporation
1991年11月7日発売の7thシングル。最高1位、125.4万枚。TBS系ドラマ『あしたがあるから』主題歌。
今井美樹初のミリオンセラーとなった名バラード。第三者の視点で自分自身を応援する歌になっている。ここで出てくる『信じていて欲しい あなたのことを』の『あなた』とはおそらく自分自身のこと。私よ!自分自身を信じなさい!っていう感じ。
9. Bluebird
(作詞:岩里祐穂・作曲:編曲:布袋寅泰)
(C) 1993 NICHION,INC.
1993年7月28日発売。最高12位、15.2万枚。TBS系『世界・ふしぎ発見』エンディングテーマ。
布袋寅泰さん提供では初のシングル。サウンド的には新境地と言えるかもしれない。
10. The Days I Spent With You
(作詞:岩里祐穂・作曲:布袋寅泰・編曲:久石譲)
(C) 1992 Nippon Television Music Corporation
アルバム『flow into space』より。この曲の提供が今井美樹と布袋寅泰の出会いだそうです。うなるエレキギターは要らない!
11. Lluvia
(作詞:今井美樹・作曲:MAYUMI・編曲:佐藤凖)
(C) 1991 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『Lluvia』より。
バッキングはユーミンぽさ全開。
12. amour au chocolat
(作詞:今井美樹・作曲:布袋寅泰・編曲:久石譲)
(C) 1992 Nippon Television Musrc Corporation
『Bluebird』カップリング、アルバム『flow into space』より。
今井美樹作詞による不倫の歌。
13. 雪の週末
(作詞:岩里祐穂・作曲:柿原朱美・編曲:久石譲)
(C) 1992 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『flow into space』より。
今井美樹というシンガーのイメージに相応しい上品な楽曲。
14. Blue Moon Blue Re-Mix
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:久石譲)
(C) 1992 FUJI PACIFIC MUSIC, INC.
1992年11月6日発売のシングル。最高12位、23.4万枚。フジテレビ◦松竹映画『パテオ』主題歌。
ジブリ映画の音楽でも余りに有名すぎる久石さんのスケール感のあるアレンジは必聴もの。
こういう曲をシングルの表題に持ってきたのは拍手を送りたいけどこれじゃないよね。
15. flow into space
(作詞:今井美樹・作曲:上田知華・編曲:浦田恵司)
(C) 1992 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『flow into space』より。どこまでもシンプルな演奏のなか、今井美樹の強く儚げな声が聴こえる。このころは本当に良かった。
16. PRIDE (Bonus Track)
(作詞:作曲:編曲:布袋寅泰)
(C) 1996 FUI PACIFIC MUSIC, INC.& Nippon Television Musrc Corporation
1996年11月4日発売の12thシングル。
なんでこれなの?的なボーナストラック。ここに入れるべきは『Miss You』でしょ(笑)

1989年と1993年に発売された今井美樹のベストアルバム『Ivory』と『Ivory II』をセットにしたもの。
いずれもSHM-CD仕様でリマスターされている。
今井美樹のベストは多数発売されているので、どれを聴いたらいいのかわからないという人も少なくないのではないだろうか。
そんな人にぴったりなのがこの2枚のベストアルバムということになります。
初期の頃の作詞は故 戸沢暢美先生によるものが多くどこか都会的なこぎれいな歌詞が多かったように思う。
岩里祐穂先生が登場してからは女性のリアリティーを素朴な言葉で綴られたものに変わっていった。
作曲では歌謡曲の匂いが残る初期を経て、上田知華や柿原朱美、MAYUMIといった女性クリエーターを積極的に作曲に起用している。
女性陣のクリエイトで今井美樹の世界観は輝きを増していったのかもしれない。
上田知華さん、岩里祐穂さん、柿原朱美さん、MAYUMIさんいずれもシンガーソングライターとして活動していた人で、上田さんに至っては70年代から活動されていたそうです。
『瞳がほほえむから』以前はユーミンっぽいなぁと思ってしまう。
もともとはアイドル好きな男たちが飛びついてそれなりのセールスを記録していました。80年代後期から急激に支持が高まり、それまでとは比較にならないほどの売上に到達していった彼女。
彼女の人気を押し上げたのは他ならぬ女性リスナーの存在だったと思われます。
あの時代、女王様として松任谷由実がシーンに君臨していました。そこに乗りきれなかった人たちが今井美樹であったりドリカムに流れていったのではないかと私は見ています。
今井美樹に関してはサウンド面は本家ユーミンを凌ぐほど豪華な職人ミュージシャンを起用していて、ミュージシャンマニアたちからも注目されているくらいです。
青山純さん、山木秀夫さん、高水健司さん、今剛さん、佐藤準さんetc
このベストアルバムはアイドルっぽさが漂う初期、アルバムアーティストとして浸透していく中期がバランス良くブレンドされています。
決して歌唱力があるわけではないけれど、癒しに近い声で頑張って歌ってる感じが良いですね。
倉木麻衣もそうですが今井美樹も『声』が武器のアーティストという印象を持っています。
個人的に布袋寅泰さんがプロデュースするようになってからの美樹さんは本当の魅力を引き出されていないと思っていて好きではないんですよ。
楽曲提供だけの頃はまだ大丈夫だったんですけど『The Days I Spent With You』でエレキギターがうなってるのを聴いた時、彼女は終わったと思いました。…美樹さんの声に合ってないよ。
オールタイムを出してましたけど『PRIDE』以降は『Goodbye Yesterday』くらいしかヒットがないのでなにこれ感でした。
しかもユーミンのカバーまで収録していた点は驚きしかありません。
…今井美樹の良さをふんだんに詰め込んだという意味でも、代表曲が収められているという意味でも彼女のベストはこれしかないかな。
個人的評価:★★★★★★★★★☆ 9B>
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ZARD
Ivory & Ivory II
FLME
フォーライフミュージックエンタテイメント
2009年9月30日発売(2CD : FLCF-4297)

Produced by 今井美樹、松田直
最高-位・約-万枚

【Disc 1】Ivory

1. 夏をかさねて
(作詞:佐藤純子・作曲:柿原朱美・編曲:佐藤凖)
(C) 1986 Nippon Television Musrc Corporation
3rdアルバム『Bewith』より。
印象に残るメロディーを異国の夏を感じさせるアレンジにのせて。
2. とっておきの朝を
(作詞:今井美樹・作曲:山梨鐐平・編曲:佐藤凖)
(C) 1987 Nippon Television Musrc Corporation
3rdアルバム『Bewith』より。
3. ポールポジション
(作詞:戸沢暢美・作曲:中崎英也・編曲:佐藤凖)
(C) 1988 Nippon Television Musrc Corporation
2ndアルバム『elfin』より。
4. 彼女とTIP ON DUO
(作詞:秋元康・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1988 Nippon Television Musrc Corporation
1988年8月17日発売の4thシングル。資生堂『チップ◦オン◦デュオ』CMソング。
5. オレンジの河
(作詞:小林和子・作曲:中崎英也・編曲:佐藤凖)
(C) 1986 Nippon Television Musrc Corporation & Geiei Music
1stアルバム『femme』より。
6. キスより 吐息より
(作詞:戸沢暢美・作曲:編曲:佐藤凖)
(C) 1988 Nippon Television Musrc Corporation
『彼女とTIP ON DUO』のB面。
7. 野性の風 (Album Version)
(作詞:川村真澄・作曲:筒美京平・編曲:久石譲)
(C) 1987 Nippon Television Musrc Corporation
1987年7月1日発売2ndシングル。最高34位、5.6万枚。映画『漂流教室』主題歌。
川村先生の想像力を掻き立てる歌詞と天才筒美京平先生による完璧な歌謡曲メロディー。ジブリ音楽で有名な久石譲さんの壮大なアレンジが冴え渡る。
8. Boogie-Woogie Lonesome High-Heel
(作詞:戸沢暢美・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1989 Nippon Television Musrc Corporation
1989年5月17日発売の5thシングル。最高14位、5.9万枚。
9. ふたりでスプラッシュ
(作詞:戸沢暢美・作曲:編曲:武部聡志)
(C) 1987 Geiei Music
2ndアルバム『elfin』より。
ユーミンっぽいのは武部さんのアレンジが効いてるからかな。
10. 空に近い週末
(作詞:戸沢暢美・作曲:柿原朱美・編曲:武部聡志)
(C) 1989 Nippon Television Musrc Corporation
『Boogie-Woogie Lonesome High-Heel』B面。
戸沢さんが切り取った都会的な風景を今井美樹のまだ初々しさを感じさせるヴォーカルが飾る上品なバラード。
11. elfin
(作詞:今井美樹・作曲:山崎透・編曲:佐藤凖)
(C) 1987 Geiei Music
1987年9月21日発売のアルバム『elfin』より。
12. 地上に降りるまでの夜
(作詞:岩里祐穂・作曲:柿原朱美・編曲:佐藤凖)
(C) 1989 Geiei Music
4thアルバム『MOCHA』より。
90年代の一連の作品に繋がる美樹ポップス。
13. ひとりでX'mas
(作詞:作曲:今井美樹・編曲:佐藤凖)
(C) 1988 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『fiesta』より。
13. 瞳がほほえむから (Album Version)
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1989 Nippon Television Musrc Corporation
1989年11月8日発売の6thシングル。最高9位、23.5万枚。日本テレビ系『水曜グランドロマン』エンディングテーマ曲。
この曲のヒットで今井美樹というシンガーが浸透したのかなと。囁くように優しい声に強さが加わって美しい。
アルバム◦ヴァージョンでは子供たちのコーラスが入っている。
【Disc 2】Ivory II

1. retour
(作詞:今井美樹・作曲:柿原朱美・編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『retour』タイトル曲。三洋電機 COSMO BS CMソング。
タイトル曲だけあってクオリティ高いっす。
2. 夢の夜
(作詞:今井美樹・作曲:山口美央子・編曲:佐藤凖)
(C) 1991 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『Lluvia』より。
ダブル不倫のうた。
3. カ◦ケ◦ヒ◦キ◦27
(作詞:今井美樹・作曲:編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『retour』より。
ここから3曲は『今井美樹ポップス』を象徴するようなフォーマットになっている。
4. 幸せになりたい
(作詞:作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『retour』より。
結婚に失敗した女友達を東京で迎え入れる女性の友情を歌っている。かなりOLの心に寄せた歌詞になっている。
作曲のみを担当することの多い上田知華さんが作詞も手がけているからかメロディーのハマり方が絶妙。
さりげないメロディーを熟練のアレンジが飾り立てて『今井美樹ポップス』を完成させた。
『2人のストリート』を美樹さん風にしたような気がしなくもない。
5. 雨にキッスの花束を
(作詞:岩里祐穂・作曲:KAN・編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『retour』より。
日本テレビ系アニメーション『YAWARA』テーマ曲。
1994年にZARDが発表した『Top Secret』という曲がこの曲になんとなく似ている。
6. Tea For Two
(作詞:作曲:TOM JOBIM・訳詩:今井美樹・編曲:佐藤凖)
(C) 1991 EDITORA E IMP MUSICAL FERMATA DO BRASIL
アルバム『Lluvia』より。『PIECE OF MY WISH』のカップリングにも収録。
今井美樹の声が活かされたボサノヴァ風のスローナンバー。当初は、かまやつひろし作曲のオリジナル◦ソングとされていたが、主要なメロディーがTOM JOBIMの『ESTE SEU OLHAR』に似ている為、のちにカバー作品ということにされた。確かに似てはいるけど本家にはないCメロ部はオリジナルだと思うけれど。
7. 半袖
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1990 Geiei Music
アルバム『retour』より。
不倫している男性の自宅を訪ねたのか、たまたま通りかかっただけなのか言及されていないが、相手の家族を目の当たりにした瞬間を歌っている。
ストリングスのマジックで悲しげに聴こえるが、実はこの主人公の彼女は不倫をやめないと宣言してる歌なんだよね。
8. PIECE OF MY WISH
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:佐藤凖)
(C) 1991 Nippon Television Musrc Corporation
1991年11月7日発売の7thシングル。最高1位、125.4万枚。TBS系ドラマ『あしたがあるから』主題歌。
今井美樹初のミリオンセラーとなった名バラード。第三者の視点で自分自身を応援する歌になっている。ここで出てくる『信じていて欲しい あなたのことを』の『あなた』とはおそらく自分自身のこと。私よ!自分自身を信じなさい!っていう感じ。
9. Bluebird
(作詞:岩里祐穂・作曲:編曲:布袋寅泰)
(C) 1993 NICHION,INC.
1993年7月28日発売。最高12位、15.2万枚。TBS系『世界・ふしぎ発見』エンディングテーマ。
布袋寅泰さん提供では初のシングル。サウンド的には新境地と言えるかもしれない。
10. The Days I Spent With You
(作詞:岩里祐穂・作曲:布袋寅泰・編曲:久石譲)
(C) 1992 Nippon Television Music Corporation
アルバム『flow into space』より。この曲の提供が今井美樹と布袋寅泰の出会いだそうです。うなるエレキギターは要らない!
11. Lluvia
(作詞:今井美樹・作曲:MAYUMI・編曲:佐藤凖)
(C) 1991 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『Lluvia』より。
バッキングはユーミンぽさ全開。
12. amour au chocolat
(作詞:今井美樹・作曲:布袋寅泰・編曲:久石譲)
(C) 1992 Nippon Television Musrc Corporation
『Bluebird』カップリング、アルバム『flow into space』より。
今井美樹作詞による不倫の歌。
13. 雪の週末
(作詞:岩里祐穂・作曲:柿原朱美・編曲:久石譲)
(C) 1992 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『flow into space』より。
今井美樹というシンガーのイメージに相応しい上品な楽曲。
14. Blue Moon Blue Re-Mix
(作詞:岩里祐穂・作曲:上田知華・編曲:久石譲)
(C) 1992 FUJI PACIFIC MUSIC, INC.
1992年11月6日発売のシングル。最高12位、23.4万枚。フジテレビ◦松竹映画『パテオ』主題歌。
ジブリ映画の音楽でも余りに有名すぎる久石さんのスケール感のあるアレンジは必聴もの。
こういう曲をシングルの表題に持ってきたのは拍手を送りたいけどこれじゃないよね。
15. flow into space
(作詞:今井美樹・作曲:上田知華・編曲:浦田恵司)
(C) 1992 Nippon Television Musrc Corporation
アルバム『flow into space』より。どこまでもシンプルな演奏のなか、今井美樹の強く儚げな声が聴こえる。このころは本当に良かった。
16. PRIDE (Bonus Track)
(作詞:作曲:編曲:布袋寅泰)
(C) 1996 FUI PACIFIC MUSIC, INC.& Nippon Television Musrc Corporation
1996年11月4日発売の12thシングル。
なんでこれなの?的なボーナストラック。ここに入れるべきは『Miss You』でしょ(笑)

1989年と1993年に発売された今井美樹のベストアルバム『Ivory』と『Ivory II』をセットにしたもの。
いずれもSHM-CD仕様でリマスターされている。
今井美樹のベストは多数発売されているので、どれを聴いたらいいのかわからないという人も少なくないのではないだろうか。
そんな人にぴったりなのがこの2枚のベストアルバムということになります。
初期の頃の作詞は故 戸沢暢美先生によるものが多くどこか都会的なこぎれいな歌詞が多かったように思う。
岩里祐穂先生が登場してからは女性のリアリティーを素朴な言葉で綴られたものに変わっていった。
作曲では歌謡曲の匂いが残る初期を経て、上田知華や柿原朱美、MAYUMIといった女性クリエーターを積極的に作曲に起用している。
女性陣のクリエイトで今井美樹の世界観は輝きを増していったのかもしれない。
上田知華さん、岩里祐穂さん、柿原朱美さん、MAYUMIさんいずれもシンガーソングライターとして活動していた人で、上田さんに至っては70年代から活動されていたそうです。
『瞳がほほえむから』以前はユーミンっぽいなぁと思ってしまう。
もともとはアイドル好きな男たちが飛びついてそれなりのセールスを記録していました。80年代後期から急激に支持が高まり、それまでとは比較にならないほどの売上に到達していった彼女。
彼女の人気を押し上げたのは他ならぬ女性リスナーの存在だったと思われます。
あの時代、女王様として松任谷由実がシーンに君臨していました。そこに乗りきれなかった人たちが今井美樹であったりドリカムに流れていったのではないかと私は見ています。
今井美樹に関してはサウンド面は本家ユーミンを凌ぐほど豪華な職人ミュージシャンを起用していて、ミュージシャンマニアたちからも注目されているくらいです。
青山純さん、山木秀夫さん、高水健司さん、今剛さん、佐藤準さんetc
このベストアルバムはアイドルっぽさが漂う初期、アルバムアーティストとして浸透していく中期がバランス良くブレンドされています。
決して歌唱力があるわけではないけれど、癒しに近い声で頑張って歌ってる感じが良いですね。
倉木麻衣もそうですが今井美樹も『声』が武器のアーティストという印象を持っています。
個人的に布袋寅泰さんがプロデュースするようになってからの美樹さんは本当の魅力を引き出されていないと思っていて好きではないんですよ。
楽曲提供だけの頃はまだ大丈夫だったんですけど『The Days I Spent With You』でエレキギターがうなってるのを聴いた時、彼女は終わったと思いました。…美樹さんの声に合ってないよ。
オールタイムを出してましたけど『PRIDE』以降は『Goodbye Yesterday』くらいしかヒットがないのでなにこれ感でした。
しかもユーミンのカバーまで収録していた点は驚きしかありません。
…今井美樹の良さをふんだんに詰め込んだという意味でも、代表曲が収められているという意味でも彼女のベストはこれしかないかな。
個人的評価:★★★★★★★★★☆ 9B>
★このアーティストもおすすめ
ZARD