倉木麻衣 3rd Studio Album
FAIRY TALE
GIZA studio 発売元:株式会社ギザ
2002年10月23日発売(CD : GZCA-5021)
Mastered by Chris Bellman at Burnie Grundman MASTERING (LA-U.S.A.)

mk3

Produced by KANONJI
最高1位・約73万枚

TL

1. FAIRY TALE 〜my last teenage wish〜
(作詞:倉木麻衣・作曲:編曲:徳永暁人)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.

アルバムタイトル曲。
前回のアルバムの前後から、急速に方向転換をはかっていた倉木麻衣。
これまでのR&B路線を打ち消そうとしているかのようだ。

Background vocals:Akihito Tokunaga, Keiko Utoku, Mai Kuraki

2. Feel fine!
(作詞:倉木麻衣・作曲:編曲:徳永暁人)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.

2002年4月24日発売のシングル。最高2位、45.1万枚。FT資生堂『SEA BREEZE』CMソング。本人が出演したCMソングとして大量オンエアされたのでセールスも及第点。
彼女のプロデューサー長戸大幸氏は、かつてTUBEをデビューさせており、渚のオールスターズというユニットもプロデュースしているので、この手のサウンドはお手のもの。
でもR&B歌姫ブームに乗ったのにサーフサウンドって:(笑)

Background vocals:Akihito Tokunaga, Amusement Parks, Mai Kuraki

3. Ride on time
(作詞:倉木麻衣・作曲:編曲:徳永暁人)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.

個人的には余り好きではなかった曲。
Background vocals:Akihito Tokunaga, Mai Kuraki

4. key to my heart
(作詞:倉木麻衣・作曲:大野愛果・編曲:Cybersound)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.

ナムコ『テイルズ・オブ・デスティニー2』テーマソング。
このアルバムの『良心』とでも言おうか。
一番気に入ったし、カラオケでも歌ったなぁ。タイアップともめちゃくちゃシンクロしていたし、ゲームファンも気に入ってくれていた。

Background vocals:Michael Africk, Mai Kuraki

5. Winter Bells
(作詞:倉木麻衣・作曲:編曲:徳永暁人)
(C) 2007 YOMIURI TV ENTERPRISE

2002年1月17日発売のシングル。最高1位、25.8万枚。読売テレビ・日本テレビ系アニメーション『名探偵コナン』オープニングテーマ。
倉木麻衣変わってゆくな〜と思った曲。嫌いではないんだけどね。

Background vocals: Akihito Tokunaga, ふるかわ魔法 & Mai Kuraki

6. Loving You...
(作詞:倉木麻衣,・作曲:大野愛果・編曲:Cybersound)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.

発売前からライブで歌っていた曲だったっけ。
シングル候補にもなったんじゃなかったかな。
この路線でシングル出しててもよかったのに。

Background vocals: Michael Africk & Mai Kuraki

7. Can't forget your love
(作詞:倉木麻衣・作曲:大野愛果・編曲:Cybersonund & 徳永暁人)
(C) 2001 TV Asahi Music Co.,LTD. & GIZA MUSIC, INC.

2001年8月29日発売のシングル。最高2位、18万枚。テレビ朝日系ドラマ『生きるための情熱としての殺人』挿入歌。『PERFECT CRIME -Single Edit-』と両A面扱い。
余り人気ないのかな?売り上げ的にはかなり厳しかったね。
個人的には倉木麻衣の曲の中ではかなり好きな曲上位にくる曲です。
付き合ってたリーマンとの思い出がしみついてます。

Strings Arranged by Daisuke Ikeda
Background vocals: Michael Africk, ふるかわ魔法 & Mai Kuraki
Strings by TAMA MUSIC

8. Trip in the dream
(作詞:倉木麻衣・作曲:編曲:徳永暁人)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.

徳永暁人って良い曲沢山書くし、ZARDファンにはお馴染みのミュージシャン。
でもね飽きるんだよね。ひどくつまらなく退屈な気分になる。

Background vocals: Akihito Tokunaga, Keiko Utoku & Mai Kuraki
Guest vocals:Jeffrey Qwest

9. Not that kind a girl
(作詞:倉木麻衣・作曲:編曲:YOKO B. Stone)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.

そうそう、これこれ!こういうのが欲しかったんだよ。
ブリトニー・スピアーズしちゃってるけど、それもまたご愛嬌。

Background vocals:YOKO B. Stone, Mai Kuraki

10. Like a star in the night
(作詞:倉木麻衣・作曲:大野愛果・編曲:徳永暁人)
(C) 2002 TV Asahi Music Co.,LTD. & GIZA MUSIC, INC.

2002年9月4日発売のシングル。最高2位、11.9万枚。
徳永さんが書く凡曲的な。

Background vocal: Mai Kuraki

11. 不思議の国
(作詞:倉木麻衣・作曲:大野愛果・編曲:池田大介)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.


Background vocals: Aika Ohno, Keiko Utoku & Mai Kuraki

12. fantasy
(作詞:倉木麻衣・作曲:大野愛果・編曲:徳永暁人)
(C) 2002 GIZA MUSIC, INC.

最後はアコースティック・ギターに乗せて歌う。
変なアレンジがないと、倉木麻衣の『声の良さ』がしっかりと伝わってきます。

Background vocals: Mai Kuraki



RV

2002年前後のこと…付き合っていたリーマンが元彼との同棲を解消しないことに端を発した不信感に悩んでいた僕は、あるとき『やましいところがないなら部屋を教えて』と彼に詰め寄り、彼は渋々部屋まで連れて行きました。
といっても僕が住んでいたマンションから徒歩5分くらいのところ。
夜だというのに外には沢山の洗濯が干されていた。取り込み忘れたのかもしれないし、夕方干したものかもしれない。どう見ても一人の洗濯物ではない。それは確かだった。
そこには暮らしがあり、現実がある。見てはいけないものを見てしまったような気分になっていた。
彼と別れた後に偶然に知り合ったのが、資格を取得する為に東京に出てきていたHという1つ下の子だった。続きを読む

そんな時期に聴いていたのが倉木麻衣の3rdアルバム『FAIRY TALE』です。
ビーイング系の作品としては珍しくコンセプト・アルバムとなっています。
アメリカのマスタリング・スタジオBURNIE GRUNDMAN MASTERINGに依頼し、Chris Bellman氏がマスタリングを行なっています。東京の衛星チームではなく、本場にお願いしています。
これにより音がクリアになりすぎて、ノイズが聴こえてしまう曲があったりします。

おそらく制作サイドが脱・宇多田ヒカル路線を急いでいたのではないでしょうか。
2ndの『PERFECT CRIME』でその兆候はあったけど、ここまで急激に路線を変えてくるとは想像していませんでした。
シングル『Winter Bells』『Feel fine!』のミュージック・ビデオではアイドル然とした倉木麻衣の姿があり、FT資生堂の『SEA BREEZE』のCM出演もファンを驚かせたのではないでしょうか。
音楽性はJ-Popに寄せ、露出は確実にショー・アップに向かっていました。
作品の質は悪くないのですが、強引な方向転換は倉木麻衣のパブリック・イメージに悪く作用したかも知れません。
MISIAファンの同い年の知人が言っていました。
『アッシは倉木は1stアルバムまでだね』
1stアルバムを頂点に、2ndでは半減、3rdではさらに半減とセールスを落としていった倉木麻衣。
セールスダウンはシングル含めもう止まることはなかったのです。
個人的にはそれでもずっと聴いていたけど、大半の曲を書くようになった徳永暁人さんとの組み合わせがクドいなあと感じることはありました。

このアルバムでもかつての倉木麻衣っぽい曲はあって、『Loving You...』や『Not that kind a girl』なんかはそれに当たると思うのだけど、やっぱり良いんですよ。
新境地ともいえた『key to my heart』や『不思議の国』も好きですけどね。
特に『key to my heart』はシングルでも良かったかなと思うほど。
R&BからJ-Popに流れていった倉木麻衣の変化が感じられる一枚。

個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8.5