松任谷由実 39th Studio Album
深海の街
EMI Records Japan / UNIVERSAL MUSIC LLC.
2020年12月1日発売(CD : UPCH-20567)

▼カタログ
初回限定盤:(CD & DVD:UPCH-29379)
豪華完全限定盤:(CD & Blu-ray & 2LP & Book:PDCN-1007)

yumi_shinkai

Produced by Masataka Matsutoya
All Songs Arranged by Masataka Matsutoya
All Songs Written by YUMING
最高3位・7.4万枚

TL

39th Studio Album

1. 1920
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

1920とは今から100年前。このアルバムの格となる曲でしょうね。
コンサートでも1曲めしか考えられないかも。
海の底にいるかのような淋しくて幻想的なアレンジが気に入った。

Bass : 須永和宏
Keyboards : 松任谷正隆

2. ノートルダム
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

由実さんがお気に入りだったノートルダム大聖堂の焼失のニュースに深く悲しんだそうだが、同時に不吉な予感もあったという。
歌詞はプロデューサーのリクエストで何度か書き直しをしている。
昔のユーミンによく見られたグルーヴ感のある仕上がりが最高!
往年のファンは喜びそうだし、コンサート映えしそうね。ブルーとホワイトのドレスを纏った由実さんが見える。(イメージ)

Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆

3. 離れる日が来るなんて
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

アレンジの差異さえあれど基本的に由実さんのフォーマットかな、
とはいえ使い古されたこういうメロディーを由実さんが持ってくるのは意外でもあった。

Drums : 渡嘉敷祐一
Bass : 高水健司
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆

4. 雪の道しるべ
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

2020年11月16日配信開始のデジタルシングル。ハウス食品 北海道シチューCMソング。
イントロのピアノがどこか寂しげで、暗い歌なのかと思ったが明かりを灯すようにリズムが入り、サビは由実さんだった。『シャンソン』と一緒に聴きたいな。

Drums : 河村カースケ智康
Bass : 須永和宏
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆
Strings : 阿部雅士ストリングス

5. NIKE 〜The goddess of victory
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

アルバムの中でもアクセントのように存在する曲。
メロディーは昔の由実さんの王道というかノスタルジックな気分にさせる。

Drums : 渡嘉敷祐一
Bass : 高水健司
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆
Trumpet : 西村浩二、菅坡雅彦
Saxophone : 山本拓夫
Trombone : 村田陽一

6. What to do? waa woo
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

この感覚久々かも。サビが嫌いなの。
Bass : 須永和宏
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆
Chorus : 佐々木詩織
Strings : 阿部雅士ストリングス

7. 知らないどうし
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

2020年10月23日配信開始のデジタルシングル。TBS金曜ドラマ「恋する母たち」主題歌。
あんまり好きじゃないかも。

Drums : 渡嘉敷祐一
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆
Percussion : 浜口茂外也
Trumpet : 西村浩二、菅坡雅彦
Saxophone : 山本拓夫
Trombone : 村田陽一

8. あなたと 私と
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

2020年8月10日配信開始のデジタルシングル。刀剣乱舞-ON LINE-新主題歌。
昔の声で再現すると最高に良い曲だろうな。永遠の少女性…ザ・ユーミンの世界。

Drums : 渡嘉敷祐一
Bass : 高水健司
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆
Strings : 阿部雅士ストリングス

9.散りてなお
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

角川春樹監督作品 映画「みをつくし料理帖」主題歌として手嶌葵さんに提供した楽曲のカバー。
曲は知らなかったので初めて聴いたわけですが、今でもこういう曲書けるんですね。
やはり昔の声ならきっとすごく良かっただろうね。時の経過を感じさせます。

Bass : 須永和宏
Keyboards : 松任谷正隆
Strings : 阿部雅士ストリングス

10. REBORN 〜太陽よ止まって
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 Kirara Music Publisher

自然と体が動き出すボサノヴァ・テイストのラテンナンバー。繰り返されるメロディーがクセになる。
今の由実さんの声にはきっとこういう曲が合うのだろう、間奏のスキャットもものすごく心地良くて踊りたくなるのよ。

Drums : 渡嘉敷祐一
Bass : 高水健司
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆
Percussion : 浜口茂外也
Trumpet : 西村浩二、菅坡雅彦
Strings : 阿部雅士ストリングス

11. Good! Morning
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2020 TV ASAHI MUSIC Co.LTD.

テレビ朝日 「グッド!モーニング」テーマ曲。ファンキーな朝。
70年代ディスコみたいな?

Drums : 小田原豊
Bass : 須永和宏
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆
Trumpet : 西村浩二、菅坡雅彦
Saxophone : 山本拓夫
Trombone : 村田陽一
Strings : 阿部雅士ストリングス

12. 深海の街
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 2019 TV Tokyo Music Inc. & Kirara Music Publisher

2019年9月18日配信開始のデジタルシングル。テレビ東京系「WBS(ワールドビジネスサテライト)」エンディングテーマ曲。
今の由実さんならではのアダルト感漂うナンバー。
ブランクのあと『1920』がモノラル風に収録されている。海の底に沈んだイメージだろうか?

Drums : 渡嘉敷祐一
Bass : 高水健司
Guitars : 鳥山雄司
Keyboards : 松任谷正隆
Percussion : 浜口茂外也

RV



ユーミン39枚目のオリジナル・アルバム。
コロナ禍にだからこそ残しておきたかったという創作意欲満々の作品だそう。
実は今回、これより先に中島みゆきさんとミスチルのほうのアルバムを先に買ってました。
ただわけもなく、なぜかもわからないけど手に入れたのは少し遅れてからです。
前作の『宇宙図書館』の時はこんなじゃなかったんだけどね。

ユーミンがオリジナルアルバムで大ヒットを連発していた時期の作品に純愛三部作と呼ばれているものがある。『ダイアモンドダストが消えぬまに』『Delight Slight Light KISS』『Love Wars』の3作ですよね。
バブル景気により人々が物質的に満たされたとき、ユーミンは最後に人々が欲するのは『愛』だと提示した。だからこその純愛なんだと。
そして新型コロナウイルスで人々が多くのものを失ったいま、ユーミンは何もかも失くなっても、やはり最後に人々が求め、残るのは『愛』であると今作で暗に示している気がする。
つまり『続・純愛三部作』なのではないかと僕は思っている。
あのころ若者だった、今はおじさん、おばさんと呼ばれる人達に向けたものかもしれないし、いずれそうなってゆく人達に向けたものかもしれない。

変わらないものってあるのでしょうか?
憶えたつもりだった街並みがほんの数年で姿を変えるように、スマホの操作がアップデートで変わって戸惑ったりするように、元気だった人が突然旅立ってしまうように、レストランでお気に入りのメニューが突然終わってしまったりするように…

良い悪いかは別にしてどんなことも変わり続けてゆく。
でも『愛』は変わらないかも知れない。それを委ねられるのは自分自身であるから。

目に見えない新型コロナウイルスは色々なものを変えた。
今なお変え続けている。人々は怯えている。
でも人々の心の中にあるものは新型コロナウイルスでさえ侵すことはできない。
変わらなくてもいいものを信じてゆけばいい。
たとえそれが哀しいものだったとしても貫いた、変わらない想いは誠実なのだから。

結局骨になる我々の最後は心の中にある『愛』だけ、それだけだと。

2021年秋、このアルバムを引っさげた全国ツアーを予定している、

個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8.5




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