-巨星墜つ-
筒美京平さんが旅立ったニュースは、未だ新型コロナの終息を見ていない列島を駆け巡った。
数多の歌手やアーティストがSNSなどを通じて追悼の言葉を表した。

僕が筒美さんを知ったのは楽曲のクレジットの中であり、どういう人なのか知りもしませんでした。
イメージ的に歌謡曲の大物作曲家という程度の認識だと思います。
とはいえ、幼い頃から彼が組み立てたメロディーを沢山吸収していたみたいです。

子供の頃は、王道というか…『ドラえもん』『サザエさん』はどこの家庭でも視聴していました。
90年代にはそこに『ちびまる子ちゃん』が加わり、高視聴率となり、後の『サザエさん』も高視聴率を記録していましたね。
なんといっても『サザエさん』『サザエさん一家』は何度も聴き、口ずさみながら、憶えていましたもんね。

改めて調べてみると、筒美さんが曲を作りまくっていた時期は、僕より上の世代の人達が見てきた歌手やアイドルの作品が多くて、リアルタイムでその活躍をみることはできていません。
かろうじて、かすってるのは中山美穂さんの初期の作品であったり、少年隊のヒット曲、田原俊彦さんの『抱きしめてTONIGHT』なんですね。
ランキング番組で耳にして好きだった歌は松田聖子さん、中森明菜さん、南野陽子さん、浅香唯さん、光GENJIなので不思議と遭遇してないんですよね。
90年代に内田有紀の『TENCAを取ろう -内田の野望-』や『明日は明日の風が吹く』なんかは遭遇していますが、その頃の筒美さんは提供も少なくなっていたみたいです。

フォークやニュー・ミュージックの自作自演系のアーティストの対極に居た職業作家というのが一番しっくりくるのではないでしょうか。
80年代のアイドルは筒美さんをはじめとした職業作家から提供を受けている人が多い一方、自作自演系のアーティストから提供を受けている人も多いですよね。
稀にその両方から、という人もいますが。

・尾崎紀世彦『また逢う日まで』
・堺正章『さらば恋人』
・井上順『お世話になりました』
・平山三紀『真夏の出来事』
・南沙織『17歳』
・いしだあゆみ『ブルーライトヨコハマ』
・チェリッシュ『ひまわりの小径』
・ジュディオング『魅せられて』
・郷ひろみ『男の子 女の子』
・浅田美代子『赤い風船』
・麻丘めぐみ『私の彼は左きき』
・野口五郎『甘い生活』
・太田裕美『木綿のハンカチーフ』
・岩崎宏美『ロマンス』
・CCB『Romanticが止まらない』
・薬師丸ひろ子『あなたを・もっと・知りたくて』
・近藤真彦『スニーカーぶるーす』
・近藤真彦『ギンギラギンにさりげなく』
・斉藤由貴『卒業』
・小泉今日子『なんてったってアイドル』
・松本伊代『センチメンタル・ジャーニー』
・少年隊『仮面舞踏会』
・少年隊『ABC』
・本田美奈子『1986年のマリリン』
・中山美穂『C』
・中山美穂『ツイてるねノッてるね』
・中山美穂『派手!!!』
・小柳ルミ子『来夢来人 -らいむらいと-』
・今井美樹『野生の風』
・田原俊彦『抱きしめてTONIGHT』
・Smap『心の鏡』
・内田有紀『TENCAを取ろう -内田の野望-』
・内田有紀『明日は明日の風が吹く』
・NOKKO『人魚』
・小沢健二『強い気持ち・強い愛』
・小沢健二『それはちょっと』
・KinKi Kids『やめないで、PURE』
・MISIA『Sweet Pain』
・TOKIO『Ambitious Japan』
・仲間由紀恵『恋のダウンロード』

膨大な作品の一部ですが、浸透度の高さには驚かされます。
また一つ昭和が遠くなりました。
ご冥福をお祈りします。