米津玄師 5th Album
STRAY SHEEP
SME Records / Sony Music Labels, Inc.
SONY a SONY company
2020年8月5日発売(CD : SECL 2598)

▼カタログ(初回限定)
・アートブック盤(DVD & アートブック)発売日同じ(CD : SECL 2595 - 2597)
・アートブック盤(Blu-ray & アートブック)発売日同じ(CD : SECL 2592 - 2594)
・お守り盤(ボックス & キーホルダー)発売日同じ(CD : SECL 2590 - 2591)

yonezu

Produced by 米津玄師
最高1位・163.4万枚(CDのみ売上枚数)

TL

1. カムパネルラ
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2020 REISSUE RECORDS
初っ端から僕の中の彼のイメージ、先入観が打ち砕かれた。

2. Flamingo
(作詞:作曲:編曲:米津玄師)
(C)2018 REISSUE RECORDS
2018年10月31日発売の9thシングル。最高1位、30.3万枚。SONY ワイヤレスイヤホンCMソング。
これを聴いたあと、彼にとってジャンルという概念は存在しないのだろうと、なんとなく思った。


3. 感電
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2020 REISSUE RECORDS
2020年7月6日配信曲。金曜ドラマ『MIU404』主題歌。ファンクなサウンドに乗せたキャッチーなメロディーをワイルドなヴォーカルで魅せる、
やはり、返事はいらない、の部分の言い捨てるような歌い方がキモ(肝)かもね。


4. PLACEBO+野田洋次郎
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2020 REISSUE RECORDS
RAD WIMPSのヴォーカリスト野田洋次郎を迎えた。どちらかというと男臭い声の米津玄師くんに対して正反対の野田洋次郎くんの声がうまく合ってる。

5. パプリカ
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2018 NHK Publishing, Inc. & REISSUE RECORDS
キッズユニットFoorinに提供した楽曲のカバー。

6. 馬と鹿
(作詞:作曲:編曲:米津玄師・Strings Arrange : 坂東祐太)
(C) 2019 NICHION,INC. & REISSUE RECORDS & Amuse,Inc.
2019年8月日配信リリース、9月11日CD発売。最高1位、51.4万枚。TBS系ドラマ『ノーサイド・ゲーム』主題歌。
この曲はサビを何処かで聴いて覚えていた。やっぱりこの人ってメロディーの人かなと思った。
そういう意味では藤巻亮太が見えるんだけど気のせいかな。


7. 優しい人
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2020 REISSUE RECORDS


8. Lemon
(作詞:作曲:編曲:米津玄師・Strings Arrange : 坂東祐太)
(C) 2018 REISSUE RECORDS
2018年3月14日発売の8thシングル。最高2位、61.4万枚。TBS系金曜ドラマ『アンナチュラル』主題歌。
この曲は普通に知ってましたし、歌詞も入ってくる曲ですね。
変わるきっかけをくれた前の恋人への想いを歌っています。傷ついて苦しんだのに、何か教えられたものがあったんだろうね。


9. まちがいさがし
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2019 REISSUE RECORDS
菅田将暉に提供した配信シングル(フジテレビ系ドラマ『パーフェクトワールド』主題歌)楽曲のカバー。
サビのメロディーはどこかで聴いたのか知っていた。ああ!この曲ね。みたいな。
R&B/HipHop系のリズムもカッコ良いし、絡んでくるヴォーカロイドも絶妙。最後のサビで、ゆりかごの上で眠る子供に戻ったような気分になる。アルバムの中で一番お気に入りですね。


10. ひまわり
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2020 REISSUE RECORDS
僕が思っていた先入観の中の米津玄師に一番近い感じの曲。

11. 迷える羊
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2020 REISSUE RECORDS
Otsuka『カロリーメイト』CMソング。実質的にタイトル曲になるのかな?…
サビがものすごく印象に残るね。


12. Décolleté
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2020 REISSUE RECORDS


13. TEENAGE RIOT
(作詞:作曲:編曲:米津玄師)
(C) 2018 REISSUE RECORDS
2018年10月31日発売の9thシングル。

14. 海の幽霊
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2019 REISSUE RECORDS
2019年6月3日配信シングルとしてリリース。映画『海獣の子供』主題歌。9月11日発売のシングル『馬と鹿』収録曲。
ベーシックはバラードでシンフォニックではあるのだけど、ヴォーカロイドと人工的なリズムトラックが絶妙な融合を見せている。


15. カナリヤ
(作詞:作曲:米津玄師・編曲:米津玄師、坂東祐太)
(C) 2020 REISSUE RECORDS
最後は、心温まるラブソング。
アレンジが良いよ!


RV



米津玄師、ヨネヅケンシ…若者から圧倒的な支持を集めているという男性シンガーソングライター。1991年生まれの29歳。大台手前に産み出したメジャー4thアルバム。
テレビドラマや映画のタイアップなどで引っ張りだこの彼。
収録曲の多くにタイアップが付いています。

受け取る情報などから、知識として若者に人気のアーティストというのは頭にありました。
俳優さんに曲を書いたりコラボしてること、『パプリカ』を子供たちに提供したというのも知ってました。
彼に対する先入観は、渋谷陽一系のゴリゴリロック寄りの人という印象。
今回この作品を聴きながら、彼について少し調べまして、渋谷陽一系のアーティストの影響は受けていること、もともとネットで活動していたことや、ヴォーカロイドなんかをやっていたことなどを初めて知りました。
個人的に渋谷陽一系のアーティストは滅多に聴いてこなかったけれど、稀に引っ掛かることがあって、例えばアジカンとかバンプとかですか。アジカンは一時期ハマってて、アジカンにちょっと似てるサウンドのJeepta(ジプタ)もよく聴きました。
その辺が好きな人は、きっと米津玄師くん大丈夫かと思います。
まあでも彼はそこだけじゃないというか、ジャンルを超越してる感じもあるので、宇多田ヒカルが登場してきた時のような感じもなくはない。(音楽性とかは全く違うが)
ところどころ見えるのはアジカンとかレミオロメンとかかな。ORANGE RANGEとか?…

おじさん的に頑張っても、無理に理解はできないので、歌詞は余り聴いてないというか置いておいて…。
耳にガーンと入り込んでくるメロディーや多彩な種類のサウンドが妙に心地良くて、funnyな部分もちらほら散見されて、面白い作品でした。
ロックもあるけどR&Bみたいなのから、テクノ、HIPHOPのよなリズムとか想像を超えた構成になっていました。おじさんびっくり!
声はクセのない田島貴男とか玉置浩二を思い出させる渋めな感じ。良い声ですよね。
歌い上げるタイプではなく、サウンドとメロディーのフィット感に重きを置いてる感じがする。
小林武史を通ればもっともっと飛躍するんじゃないかと。

歳をとるにつれ、歳下のアーティストを聴くことって少なくなって、いつからか新しいものを聴かなくなって、かつて聴いていたものばかり聴くようになる気がする。僕はそうだ。
それでいいと思うし、きっとこれから更にその傾向は強くなる気がする。
でも時々、今回のように、聴いてみたいと思う新しい作品に出会うことがある。
支持されるのは支持されるだけの理由があるのだなと思った。
僕と同年代の人たちも全然聴ける作品だと思いますよ。