華原朋美 3rd Album
nine cubes
wea japan / ROJAM / WARNER MUSIC JAPAN, INC.
1998年11月28日発売(CD : WPC6-8500)

produced by TETSUYA KOMURO
最高5位・26.1万枚

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TL

1. daily news
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & WARNER MUSIC JAPAN, INC.
1998年10月21日発売の13thシングル。最高13位、5.8万枚。JT 桃の天然水 CMソング。
同年末の紅白歌合戦で披露。レゲエ風味のサウンド。ボーカルはディレクションが適当で、少々雑な印象を受ける。
華原朋美は精神状態が声に出てしまうのか、非常にコンディションが良くないっぽく聴こえた。
アルバムからシングルカットした曲以外では、初めてトップ10入りを逃している。


2. needs somebody's love
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & WARNER MUSIC JAPAN, INC.
アルバム用の新曲。小室さんらしい曲ではあるのだけど、アルバムの中でも歌唱がかなり酷い。(笑)なかなかOK出せるレベルではないと思うのだけど。

3. あなたについて
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & WARNER MUSIC JAPAN, INC.
アルバム用の新曲。う〜ん…。仮面が剥がれたシンデレラ的な。

4. here we are album version
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & NICHION,INC.
1998年7月29日発売の12thシングル。最高5位、15.6万枚。TBS系金曜ドラマ『』主題歌。
金曜ドラマを彩ってきたさまざまなアーティストに劣らないように、スタンダード性の高いバラードを小室さんが書き上げた。小室さんファンには多少物足りないかも知れないけど、曲自体は悪くない。
アルバム・ヴァージョンとなっており、ボーカルはシングルとは別テイクみたい。
セールスダウン期の作品というだけで、極端に評価の低い楽曲なのだけど、曲のクオリティは決して低くなく、華原朋美のボーカルも優等生に徹していない感じだけれど、これはこれで良かったとも思う。サビでは小室さんのコーラスがよく聴こえます。


5. さがしもの
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & WARNER MUSIC JAPAN, INC.
アルバム向けの新曲。失意の中の朋ちゃん的な。
曲はまあまあかな。


6. winding road
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & WARNER MUSIC JAPAN, INC.
アルバム向けの新曲。80年代に通じる哀愁漂うナンバー。
これは華原朋美にとっては新境地だったと思う。小室さんがこういうマイナー歌謡を書くのは珍しい気がする。


7. storytelling
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1996 Burning Publishers Co., Ltd. & NBCUniversal Entertainment Japan LLC
2ndアルバムのタイトル曲。インストゥルメンタルだった曲に歌詞がつき、アレンジが加えられ完成形となむた。悲しい曲の歌詞ではないけど悲しく聞こえるのは気のせい?

8. tumblin' dice album version
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & WARNER MUSIC JAPAN, INC.
1998年6月17日発売の11thシングル。最高2位、18.9万枚。JT 桃の天然水 CMソング。
この曲も評価がいまいちですよね。個人的にはサウンド(特にStraight Run=シングル・オリジナル・ミックスのTK流呼び方)はカッコ良いと思うし、アルバムの中では一番小室哲哉サウンドだと思うけれどね。
やっぱり気になるのはボーカルの不安定さかな。しっかりした小室さんのコーラスWOW WOW WOWと比較すると華原朋美のほうはかなり雑。
収録されているのはアルバム・ヴァージョンになっていて、ロックに寄ってるかな。


9. waiting for your smile
(作詞・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & WARNER MUSIC JAPAN, INC.
アルバム向けの新曲バラード。初めて聴いたとき、スティービー・ワンダーの『I just called to say I love you』のような人間的なあたたかさを感じました。
アルバムがとても暗いというか、曇り空のような印象なので、この曲が陽だまりのような救いになってるというか。


10. sagashimono -reprise-
(作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Burning Publishers Co., Ltd. & WARNER MUSIC JAPAN, INC.
#5のインストゥルメンタル。ピアノ、アコギ、ストリングス。アルバムのスポットCMで流れたような記憶が。

RV



本日、華原朋美さんデビュー25周年。おめでとうございます。
朋ちゃんが25周年ってことは岡本真夜、FOV、globe、相川七瀬なんかも25周年だねぇ。
華原朋美の3rdアルバムでワーナー移籍第一弾、小室哲哉プロデュース最後のアルバム。
1stではシンデレラ華原朋美を描き、2ndはその延長だとしたら、今作は魔法が覚めていく過程をまさに描いているといえなくもないかも。
多くの人はこのアルバムに関して、(小室さんの)手抜きだとか、やる気がないとか、ネガティブな評価をします。実際ネットでも、しばしば酷評されていることがありますよね。
僕はどのアルバムを聴く時でも、好きな部分を探します。
このアルバムはちょっと探しにくいかもね。

これまでと違うのは、大ヒット曲がないこと。
シングルにした『tumblin' dice』も『here we are』にしても悪くはないんだけど大衆には届かなかった。セールス的にはかなり落ちてます。
『daily news』に関しては出すための数合わせのシングルというか、シングルである必要性があったかは微妙なところかもしれません。

一度も失恋を連想させる曲は歌ってこなかったのに、そういう曲があること。
制作時期を推測すると、このころ小室さんはエイベックスとの微妙な関係や、プロデュースしてきたアーティストと離れたり、活動休止するアーティストがいたりと色々気苦労も多かったのではないでしょうか。
恋人華原朋美を輝かせる余裕がなくなり、華原のセールスダウンも顕著となり、どこか冷めてしまったのかなと思われます。
そんななか、古巣ソニーと組んでテレビのオーディション番組を通じて発掘した、新人の鈴木あみがデビュー以来好調でした。出す曲出す曲スマッシュヒットになり、大きい後ろ盾もあったのでテレビCMに次々と出ました。バーニング系の代理店にspecial thanksのクレジット入ってましたからね。
当時の小室さんにとって鈴木あみは、やりがいを取り戻させてくれる存在だったのかも知れません。
恩人丸山茂雄さんがソニー・ミュージックのトップになり、売り上げ=結果という花を持たせてあげられましたしね。
あみが契約問題で事務所とレコード会社を訴えるようなことがなければ、また別の展開もあったかもしれません。

話が脱線したので戻します。
僕個人はこのアルバムは興味深いと思っていて、小室さんフルプロデュースながら、小室さんの色というのが薄い。
たしかに 作りが雑というか適当な感じは否めません。やっつけ仕事と言うんですかね。
華原朋美のボーカルディレクションも全くされておらず、悪い意味でドキュメンタリーになってしまっていますもんね。
これまで与えられることがなかったような曲があります。そういうのが妙に新鮮だったりして、意外にエモーショナルなボーカルだったんだなあと実感したり、可愛子ぶりっ子じゃない彼女の一面が記録されているような気がします。
小室さんって熱しやすく冷めやすい、の展開なのかなと思いました。




個人的評価 ★★★★★★★★⭐︎⭐︎ 8

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