渡辺美里 7th Studio Album
Lucky(ラッキー)
Epic/Sony Records / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
1991年7月6日発売(CD : ESCB 1150 / CT:ESTB 1112)

lick

Produced by Misato Watanabe
Co-produced by Yoji Kosaka and Toshiro Itoh
最高1位・約86.8万枚

TL

1. 夏が来た!
(作詞:渡辺美里・作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 Sony Music Artists, Inc.

1991年6月21日発売の20thシングル。最高8位、19.2万枚。
本人出演の明治生命 ダイヤモンド保険 『男のスーパーライフ 女のスゥィートライフ』CMソング。
元祖ポップスの貴公子こと大江千里さん作曲によるキラキラ・チューン。何度か行った美里さんのライブでは全てで披露されていた。

【Musicians】 Drums:青山純 / E.Bass:有賀啓雄 / E.Guitar:Sahashi / Synth:大村雅朗 / Synth Operator:追田到 & 石川鉄男 / Background Vocal:大江千里, OldgNew, MISATO

2. ライオン・ドリーム
(作詞:渡辺美里・作曲:伊秩弘将・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 NICHION, INC.

解散する前のSPEEDの全楽曲を作詞、作曲した伊秩弘将の楽曲提供。
【Musicians】 Drums:青山純 / E.Bass:有賀啓雄 / E.Guitar:Sahashi / E.Guitar Solo:いまみちともたか / H.Organ:西本明 / Synth:大村雅朗 / Synth Operator:追田到 & 石川鉄男 / Background Vocal:葛城哲哉 & MISATO

3. 卒業
(作詞:渡辺美里・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

1991年4月18日発売の19thシングル。最高2位、23.2万枚。
本人出演の明治生命 ダイヤモンド保険 『男のスーパーライフ 女のスゥィートライフ』CMソング。
春を題材にした美里さんの曲といえば、木根尚登さん作曲の『さくらの花の咲くころに』 が浮かびます。そんな木根尚登さんの盟友、小室哲哉さんがサウンド・プロデュースしたのがこの曲です。
あちらは春のせつなさに過ぎた恋をそっと回想する歌詞でしたが、こちらは卒業してゆく季節の中で卒業できない恋について、どこかシリアスで哀愁を帯びたサウンドに乗せて歌っている。
エンディングはシンセのプレイで余白をつくっていて、切迫めいたせつなさを演出している。小室さん色の強いサウンドに仕上がっている。

【Musicians】 Synth:小室哲哉 / A&E. Guitar & Solo:葛城哲哉 / Synth Operator:秋葉淳 / Background Vocal:MISATO

4. クリスマスまで待てない
(作詞:渡辺美里・作曲:伊秩弘将・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 NICHION,INC.

今作からリ・カットされ、1991年11月21日に21stシングルとして(雪だるまVersion)を発売。最高12位、9.5万枚。
本人出演の明治生命 ダイヤモンド保険 『男のスーパーライフ 女のスゥィートライフ』CMソング。
昨年のアルバムでも『恋するパンクス』と『POWER-明日の子供-』がリ・カットされてシングルになっていますが、今作はこの曲のみ。クリスマスじゃない日でもクリスマス特有の高揚感でいたいから、先取りしちゃおうっていう乙女心。

【Musicians】 Drums:山木秀夫 / E.Bass:有賀啓雄 / H.Organ:西本明 / Synth:大村雅朗 / E.Guitar:白井良明 / A&E. Guitar:Sahashi / Sax:中村哲 / Synth Operator:追田到 / Background Vocal:MISATO

5. はだかの気持
(作詞:渡辺美里・作曲:編曲:岡村靖幸)
(C) 1991 Sony Music Publishing (Japan) Inc.

昨年のアルバムでは『虹をみたかい』を提供されている岡村靖幸さん曲。
やっぱりアレンジが独特。普通の意識で聴くとここでこういう音、効果音、コーラス入れる?みたいなところに躊躇なく突っ込んできている。
岡村靖幸さんは声が粘っこくて苦手なのでほとんど聴かないけれど、独創的なアレンジにはとても興味がある。

【Musicians】 Drums:伊藤真視 / E.Bass:根岸孝旨 / Trp:沢田秀浩 / Cla, F.horn & Sax:山本拓夫 / Synth Operator:松井隆雄 / Whistle:山本隆夫 & MISATO / Background Vocal:岡村靖幸, 松井隆雄 & MISATO / Whatever:岡村靖幸

6. 恋する人魚
(作詞:渡辺美里・作曲:編曲:佐橋佳幸)
(C) 1991.NICHION,INC.

アルバム曲って感じ。シングル『夏が来た!』カップリング。
【Musicians】 Drums:小田原豊 / E.Bass:有賀啓雄 / E. Guitar:Sahashi / Synth:西本明 / Synth Operator:石川鉄男 / Background Vocal:Sahashi,向井寛 & MISATO

7. めまい
(作詞:作曲:渡辺美里・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 Sony Music Publishing (Japan) Inc.

アルバム曲としては、まあまあなのではないかなと。
【Musicians】 Drums:青山純 / E.Bass:有賀啓雄 / A&E.Guitar:Sahashi / E.Guitar Solo:いまみちともたか / A.Piano:西本明 / Synth:大村雅朗 / L.Per:浜口茂外也 / Synth Operator:追田到 & 石川鉄男 / Background Vocals:MISATO

8. タイムトンネル天国
(作詞:渡辺美里・作曲:奈良部匠平 & Joe Mardin ・編曲:Joe Mardin & 奈良部匠平)
(C) 1991 Sony Music Artists, Inc.

賑やかな曲。シンクラヴィアを使用しており、多彩な音の洪水。
【Musicians】 Keyboards:Joe Mardin & 奈良部匠平 / Synth Operator:土岐幸男, Joe Mardin、奈良部匠平、石川鉄男 & 橋本茂昭 / Synclavier Operator:本間茂昭 / Background Vocal:Sahashi,宇都宮隆 & MISATO / Additional Background Vocals:Joe Mardin & 奈良部匠平

9. さよならバレンタイン
(作詞:作曲:渡辺美里・編曲:奈良部匠平 & Joe Mardin)
(C) 1991 Sony Music Publishing.(Japan) Inc.

本人作。ユニークなメロディーだと思う。
【Musicians】 Cimbals&Hi-hat:Joe Mardin / E.Guitar:Sahashi / E.Guitar & Solo:鈴川真樹 / Keyboards:Joe Mardin & 奈良部匠平 / Synth Operator:土岐幸男, Joe Mardin、奈良部匠平 & 石川鉄男 / Background Vocal:MISATO

10. 大冒険
(作詞:渡辺美里・作曲:編曲:奈良部匠平)
(C) 1991 NICHION,INC.

お約束の美里ロック的な。
【Musicians】 Drums:古田たかし / E.Bass:有賀啓雄 / E.Guitar:いまみちともたか & Sahashi / Keyboards:奈良部匠平 / Synth Operator:石川鉄男 / Background Vocal:岡村靖幸、山本拓夫 & MISATO

11. 画用紙
(作詞:渡辺美里・作曲:伊秩弘将・編曲:清水信之)
(C) 1991 NICHION, INC.

『バースデイ』を作ったチームによる楽曲。意外と凡曲だね。
【Musicians】 Electronics&E.Guitar:清水信之 / Synth Operator:清水信之 / Fairlight Operator:田端元 / Background Vocals:安部恭弘

12. JUMP
(作詞:渡辺美里・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1991 Sony Music Artists, Inc..

小室哲哉さんがサウンドプロデュースを担当したアルバム曲。リ・カットシングル『クリスマスまで待てない』のカップリングには別バージョンの(大魔神Version)で収録された。
今作には先行シングルにもなった『卒業』も収録されているけど、どちらもイメージ的に出会いと別れ、春をイメージした歌詞になっている。そしてどちらもバラード調。
バラードをオファーして小室さんが提出した2曲とも採用されたとかかな?
小室さんの元祖モスキート・コーラスが良い感じ。

【Musicians】 Synth:小室哲哉 / E.Guitar:葛城哲哉 / Synth Operator:久保浩二 / Synth Operator:秋葉淳 / Background Vocals:小室哲哉 & 葛城哲哉 / Additional Background Vocals:MISATO

13. Kick Off
(作詞:渡辺美里・作曲:木根尚登 / 編曲:清水信之)
(C) 1990 NICHION, INC.

シングル『Power -明日の子供-』カップリング。従来からのファンへのプレゼント的な、かつての美里さんの王道風味バラード。実に美里さんらしい曲だと思う。
【Musicians】 Electronics & E.Guitar:清水信之 / Synth Operator:清水信之 / Fairlight Operator:田端元

RV



昨年大ヒットとなった『tokyo』から1年で届けられたオリジナル・アルバム。渡辺美里のオリジナル・アルバムとしてはキャリア史上最高の売り上げ86万枚となっている。

これはリアルタイムで購入しております。
美里さんのオリジナル・アルバムで正規(中古などではなく)に買ったのはこの一枚のみです。
春、夏、冬を感じさせる曲が入っていて、曲のバランスは良いですね。
アルバム曲は小室哲哉さんが作った『JUMP』が輝いてます。元祖モスキート・コーラス(小室さんのコーラス)がクセになります。(笑)
岡村靖幸さんが作った『はだかの気持』も意外性がキラリとしている。

セールスが安定してる時期ということもあってか、余裕を感じさせる一枚なのではないでしょうか。
次作ではセルフカバーに手をつけます。続いてベストアルバムを出して、以降セールス・ダウンが始まってしまうのです。

ベストアルバムは商品に印刷されていた発売日1995年7月17日をなんと変更して(前倒し)7月15日発売となりました。
というのは、メモリアルなベストアルバムであったため、なんとしてもオリコン1位が欲しかったのです。ソニーの苦肉の策だったようです。
発売日を早めたことで、ランクインが1週早くなります。ただし集計期間が短くなるため初動は本来より低く出るわけです。
美里さんも『いつかきっと』が売れたあとでベストの初動は高く出ると思われていましたが、競合の大黒摩季は早々と発売日を7月19日に設定して変更する気配もなかった。
『ら・ら・ら』が売れた年でしたし、もうね余裕だったんですよ。
そんなこんなで美里さんのベストアルバムは無事1位を獲得しました。大黒のオリジナル・アルバムはやはりとんでもない初動で1位に入って氷室ックのベストアルバムまで捻じ伏せました。(氷室ックはのちに1位を獲得したが)
ソニーの発売日変更は正しい判断でしたね。
本当に美里さんはソニーに大事にされてますよね。売れなくなってもずっと新作出してますもんね。

個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8