DREAMS COME TRUE 8th Album
LOVE UNLIMITED∞
Epic/Sony Records / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
1996年4月1日発売（CD: ESZB 1）
Produced by DREAMS COME TRUE and MIKE PELA
最高1位・243.4万枚
1. LOVE UNLIMITED
（作詞：吉田美和・作曲：吉田美和・中村正人・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
オープニングナンバーはメルヘンな雰囲気の短い曲。
2. SWEET REVENGE
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
『LOVETIDE』とかと同系。中村正人ショー。
リマスター音源が『私だけのドリカム』に収録された。
3. 誓い
（作詞：作曲：吉田美和・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
吉田美和さんのソロアルバム『beauty and harmony』に入っていてもおかしくないような曲。なんであっちに入れなかったのだろう。『生涯の恋人』をこっちに持ってきても良かったよね。
カーペンターズの『We've Only Just Begun』がよぎるのは気のせいかしら？
4. ROMANCE 〜∞VERSION
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
1995年10月30日発売の19thシングル。60.4万枚。サビよりAメロが好きなの。
リマスター音源が『私だけのドリカム』に収録された。
5. 嵐が来る 〜ALBUM VERSION
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
『LOVE LOVE LOVE』と両表題曲として発表された18thシングル。
ディスコ、フリーソウルな感じです。
シングル・バージョンのリマスター音源が『私だけのドリカム』に収録された。
6. 思い出は胸に秘めたまま
（作詞：吉田美和・作曲：西川隆宏・中村正人・編曲：中村正人）
(C) 1996 MS Entertainment
どこか懐かしく、ほろ苦い青春時代の思い出。
『これがドリカムだよね感』を漂わせた佳曲。西川さん曲は意外に良い！
7. モンキーガール 豪華客船の旅
（作詞：作曲：吉田美和・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
シリーズ化されているモンキーガール。
これは微妙。
8. 家へ帰ろ
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
『ROMANCE』カップリング。
結構好きなんですよ、これ！『薬指の決心』の二人をイメージして聴くと面白いかも。
夫婦喧嘩した時に聴きなさい！結婚…そうそれは二人が選んだ道！！
9. 7月7日、晴れ
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
映画『7月7日、晴れ』主題歌。サウンドトラックもヒットした。
シングルになっててもおかしくなかったけど、アルバム用の美味しい曲として発表。
リマスター音源が『私だけのドリカム』に収録された。
10. どうやって忘れよう？
（作詞：吉田美和・作曲：吉田美和・中村正人・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
クールなR＆Bにレゲエを合体させたようなユニークな曲。
別れた男をどうやって忘れよう？って歌。
あなたたちとして女友達が登場するのだけど、ユーミンの『ガールフレンズ』に登場するあなたたちとは質が違うというか。（笑）
11. LOVE LOVE LOVE
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
1995年7月24日発売の18thシングル。最高1位、248.8万枚。ドリカム史上最高のヒットソングとなった。
豊川悦司・常盤貴子主演、TBS系ドラマ『愛していると言ってくれ』主題歌。
特に記載がないものの、イントロ前に音が追加されているので、厳密にはアルバム・バージョンになる。
シングル・バージョンのリマスター音源が『私のドリカム』に収録された。
Albert Hammond / For The Peace Of All Mankind(邦題：落ち葉のコンチェルト) をお聴きください
この曲のおかげで120万枚売れたFOVの『突然』は1位を獲れなかった。
12. しあわせなからだ
（作詞：作曲：吉田美和・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
耳に残るよね。
-VERSION '16-が『私だけのドリカム』に収録された。
『愛に限界、なし』ドリカムの転換点といえる脱皮作
シングル『LOVE LOVE LOVE』の大ヒットを経て発表された8thアルバム。
このころになると、自身の音楽性を躊躇なく提示してきています。まあ、このアルバムなんかは完全に中村正人さんがフロントですよね。
ヒットを重ね、アーティスト自身に発言権が強くなると起きる現象ですが、ドリカムの場合はファンが求める『これがドリカムだよね感』を完全に排除することはなかったので、ファンも離れなかったのかな。
ときどき、そういうものを全部捨ててファンを失うアーティストもいますからね。
とはいえ、ファンに徹底的に寄り添った前作『DELICIOUS』より50万売り上げを落としている点は付け加えておきましょう。
いわゆるユーミンのフォロワーとして吉田美和さんがいて、彼女の音楽性が前面に打ち出されていた時期に比べると、中村正人さんの音楽性が特に強く打ち出されている今作は洋楽ライクになっています。
ユーミンの場合はユーミン自身も洋楽に影響を受け、日本人向けに解釈しているものですから、吉田さんは、その時点でユーミンが影響を受けたアーティスト＋ユーミン自身、二世代の影響を間接的に受けてきています。
でも中村正人さんの場合は、中間フィルターがなく直に洋楽から持ってきてますから、非常に露骨なんですね。
洋楽をとことん聴いてきた人にとっては、なんだこれは！という部分もあるのではないでしょうか。
ソウル・ディスコ・R&Bの要素がぎっしり詰まっています。
個人的には中村正人さんの音選びは洗練されてて好きですけどね。マッキーと感性が近いかも。
アレンジが面白い『家へ帰ろ』、かすかに『昔のドリカム』の名残を残す『思い出は胸に秘めたまま』は逆に印象に残ってしまう。
いつか西川くんをドリカムという家に帰してあげることはできないのかしら。
個人的評価：★★★★★★★★★☆ 9
今作から『ドリカム私ベスト』には6曲が収録された
LOVE UNLIMITED∞
Epic/Sony Records / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
1996年4月1日発売（CD: ESZB 1）
Produced by DREAMS COME TRUE and MIKE PELA
最高1位・243.4万枚
1. LOVE UNLIMITED
（作詞：吉田美和・作曲：吉田美和・中村正人・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
オープニングナンバーはメルヘンな雰囲気の短い曲。
2. SWEET REVENGE
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
『LOVETIDE』とかと同系。中村正人ショー。
リマスター音源が『私だけのドリカム』に収録された。
3. 誓い
（作詞：作曲：吉田美和・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
吉田美和さんのソロアルバム『beauty and harmony』に入っていてもおかしくないような曲。なんであっちに入れなかったのだろう。『生涯の恋人』をこっちに持ってきても良かったよね。
カーペンターズの『We've Only Just Begun』がよぎるのは気のせいかしら？
4. ROMANCE 〜∞VERSION
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
1995年10月30日発売の19thシングル。60.4万枚。サビよりAメロが好きなの。
リマスター音源が『私だけのドリカム』に収録された。
5. 嵐が来る 〜ALBUM VERSION
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
『LOVE LOVE LOVE』と両表題曲として発表された18thシングル。
ディスコ、フリーソウルな感じです。
シングル・バージョンのリマスター音源が『私だけのドリカム』に収録された。
6. 思い出は胸に秘めたまま
（作詞：吉田美和・作曲：西川隆宏・中村正人・編曲：中村正人）
(C) 1996 MS Entertainment
どこか懐かしく、ほろ苦い青春時代の思い出。
『これがドリカムだよね感』を漂わせた佳曲。西川さん曲は意外に良い！
7. モンキーガール 豪華客船の旅
（作詞：作曲：吉田美和・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
シリーズ化されているモンキーガール。
これは微妙。
8. 家へ帰ろ
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
『ROMANCE』カップリング。
結構好きなんですよ、これ！『薬指の決心』の二人をイメージして聴くと面白いかも。
夫婦喧嘩した時に聴きなさい！結婚…そうそれは二人が選んだ道！！
9. 7月7日、晴れ
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
映画『7月7日、晴れ』主題歌。サウンドトラックもヒットした。
シングルになっててもおかしくなかったけど、アルバム用の美味しい曲として発表。
リマスター音源が『私だけのドリカム』に収録された。
10. どうやって忘れよう？
（作詞：吉田美和・作曲：吉田美和・中村正人・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
クールなR＆Bにレゲエを合体させたようなユニークな曲。
別れた男をどうやって忘れよう？って歌。
あなたたちとして女友達が登場するのだけど、ユーミンの『ガールフレンズ』に登場するあなたたちとは質が違うというか。（笑）
11. LOVE LOVE LOVE
（作詞：吉田美和・作曲：編曲：中村正人）
(C) 1995 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
1995年7月24日発売の18thシングル。最高1位、248.8万枚。ドリカム史上最高のヒットソングとなった。
豊川悦司・常盤貴子主演、TBS系ドラマ『愛していると言ってくれ』主題歌。
特に記載がないものの、イントロ前に音が追加されているので、厳密にはアルバム・バージョンになる。
シングル・バージョンのリマスター音源が『私のドリカム』に収録された。
Albert Hammond / For The Peace Of All Mankind(邦題：落ち葉のコンチェルト) をお聴きくださいこの曲のおかげで120万枚売れたFOVの『突然』は1位を獲れなかった。
12. しあわせなからだ
（作詞：作曲：吉田美和・編曲：中村正人）
(C) 1996 EUROPA MUSIC PUBLISHERS INC.
耳に残るよね。
-VERSION '16-が『私だけのドリカム』に収録された。
『愛に限界、なし』ドリカムの転換点といえる脱皮作
シングル『LOVE LOVE LOVE』の大ヒットを経て発表された8thアルバム。
このころになると、自身の音楽性を躊躇なく提示してきています。まあ、このアルバムなんかは完全に中村正人さんがフロントですよね。
ヒットを重ね、アーティスト自身に発言権が強くなると起きる現象ですが、ドリカムの場合はファンが求める『これがドリカムだよね感』を完全に排除することはなかったので、ファンも離れなかったのかな。
ときどき、そういうものを全部捨ててファンを失うアーティストもいますからね。
とはいえ、ファンに徹底的に寄り添った前作『DELICIOUS』より50万売り上げを落としている点は付け加えておきましょう。
いわゆるユーミンのフォロワーとして吉田美和さんがいて、彼女の音楽性が前面に打ち出されていた時期に比べると、中村正人さんの音楽性が特に強く打ち出されている今作は洋楽ライクになっています。
ユーミンの場合はユーミン自身も洋楽に影響を受け、日本人向けに解釈しているものですから、吉田さんは、その時点でユーミンが影響を受けたアーティスト＋ユーミン自身、二世代の影響を間接的に受けてきています。
でも中村正人さんの場合は、中間フィルターがなく直に洋楽から持ってきてますから、非常に露骨なんですね。
洋楽をとことん聴いてきた人にとっては、なんだこれは！という部分もあるのではないでしょうか。
ソウル・ディスコ・R&Bの要素がぎっしり詰まっています。
個人的には中村正人さんの音選びは洗練されてて好きですけどね。マッキーと感性が近いかも。
アレンジが面白い『家へ帰ろ』、かすかに『昔のドリカム』の名残を残す『思い出は胸に秘めたまま』は逆に印象に残ってしまう。
いつか西川くんをドリカムという家に帰してあげることはできないのかしら。
個人的評価：★★★★★★★★★☆ 9
今作から『ドリカム私ベスト』には6曲が収録された
