B.B.QUEENS Compilation Album
BEST OF BEST 1000
B-Gram RECORDS / Being,Inc.
Manufactured & Distributed by Being,Inc.
2007年12月12日発売(JBCS-1009)

bbq

Produced by Daikoh Nagato
圏外

TL

1. We Are B.B.クィーンズ
(作詞:作曲:坪倉唯子・編曲:大堀薫)
(C) 1990 Be Kikakushitsu

アルバム『We Are B.B.QUEENS』より。(最高32位、5.6万枚)
Licensed by Ariola Japan

2. おどるポンポコリン
(作詞:さくらももこ・作曲:編曲:織田哲郎)
(C) 1990 NIPPON ANIMATION CO., LTD.

最高1位、164.4万枚。1stシングル。
さくらももこ原作 フジテレビ系アニメーション『ちびまる子ちゃん』エンディングテーマ。

Licensed by Ariola Japan

3. ドレミファだいじょーぶ
(作詞:長戸大幸・作曲:編曲:織田哲郎)
(C) 1991 Nippon Television Music Corporation

5thシングル。
日本テレビ系列『はじめてのおつかい』シリーズで挿入歌としてお馴染み。


4. ギンギラパラダイス
(作詞:長戸大幸・作曲:編曲:織田哲郎)
(C) 1990 Be Kikakushitsu

最高2位、43.9万枚。2ndシングル。
ヴィクトリアCMソングとしてオンエアされ、意外に売れた!


5. ぼくらの七日間戦争 〜Seven Days Dream〜
(作詞:長戸大幸・作曲:編曲:織田哲郎)
(C) 1991 Kadokawa Media House Inc.

最高10位、13.1万枚。
角川春樹事務所・松竹 映画『ぼくらの七日間戦争2』主題歌。
映画としては1作目の印象が強いが、意外にも興収は2作目のほうが圧倒している。


6. ゆめいっぱい (B.B.クィーンズ・ヴァージョン
(作詞:亜蘭知子・作曲:織田哲郎・編曲:中島正雄)
(C) 1990 NIPPON ANIMATION CO., LTD.

エンディングが『おどるポンポコリン』でオープニングが関ゆみ子によるこの曲でした。
こちらのヴァージョンは、南の島を思わせるような、ハワイアンでラバーズ・ロックな…ゆったりしたアレンジになっている。
童謡、レゲエ、ブルースの要素ごちゃまぜ!なんでもあり。(笑)

Licensed by Ariola Japan

7. 夢のENDは目覚まし!
(作詞:長戸大幸・作曲:織田哲郎・編曲:葉山たけし)
(C) 1992 TV Asahi Music Co.,LTD & Be Kikakushitsu

6thシングル。最高64位、8.8万枚。
テレビ朝日系アニメーション『クレヨンしんちゃん』エンディングテーマ。


8. キスの途中
(作詞:秋元康・作曲:編曲:織田哲郎)
(C)1991 NHK Publishing Inc. & Be Kikakushitsu

4thシングル。最高64位、1.2万枚。全く売れなかったシングル。(笑)
坪倉唯子さんがガチで歌う艶やかなラブソング。
日本放送協会 週刊 テレビ情報 エンディングテーマ。


9. 君にコケコッコー!
(作詞:亜蘭知子・作曲:編曲:織田哲郎)
(C) 1990 Nippon Television Music Corporation & Be Kikakushitsu

『おどるポンポコリン』をかなり意識したダンサブルなポップソング。個人的に一番好き。
にぎやかなアレンジがもう笑うしかない。音は軽いね。(笑)
『ギンギラパラダイス』と両A面。日本テレビ『クイズ世界はSHOW by ショーバイ』エンディングテーマ。


10. I Remember You
(作詞:川島だりあ・作曲:栗林誠一郎・編曲:寺尾広)
(C) 1991 Kadokawa Media House Inc.

角川春樹事務所・松竹 映画『ぼくらの七日間戦争2』より。
それこそTUBE、渚のオールスターズにありそうな正統バラード。
近藤房之助さんのブルージーでクセのある男性ボーカルと、あえてクセを排除して歌う坪倉さんの女性ボーカル、声のコントラストが見事にロスト・ラブを表現している。


11. カエルの合唱
(作詞:岡本敏明・作曲:ドイツ民謡・編曲:寺尾広)

童謡をジャズでやっちゃうとこがビーイングですよね。

12. 赤とんぼ
(作詞:三木露風・作曲:山田耕筰・編曲:中島正雄)

こちらはブルースでやっちゃってます。the 房之助ワールド!

RV



ビーイングが手がけていたTUBEが夏向けバンドから、ロックバンド志向を強めたいとプロデューサーの長戸大幸に直訴した際に、『ロックやりたいならやればいい!でも俺に夏バンド(プロデュース)やらせてくれ』との話から結成されたのが渚のオールスターズ(笑)という企画モノユニットになる。
渚のオールスターズ後期に参加していたのがB.B.QUEENSのボーカリスト坪倉唯子と近藤房之助のお二方である。坪倉さんは中島みゆき、尾崎豊、B'zなど超有名アーティストから信頼されていた実力派ボーカリスト、近藤さんは味のあるブルーズシンガーとして知られていた。

近藤房之助さんをビーイングに誘う時に長戸氏が言った言葉…。
『あなたの音楽を銭にする。僕は近江商人だから。』

長戸氏いわく、CBSソニーが渚のオールスターズから降りて、坪倉さんと近藤さんの居場所がなくなるので、BMGビクターに持っていったと。
つまり渚のオールスターズの派生ユニットと考えることもできる。

実力派アーティストが変装をして、バカっぽく音楽を楽しむというのがB.B.QUEENSのコンセプト。
さくらももこさんの漫画に感銘を受けた長戸氏が、ツテを頼りさくらさんと面会し、アニメ化にあたって音楽をやらせてくれといったところから始まった。
原盤も出版もいらないから、との殺し文句があったとか。
それがミリオンセラーとして国民的ヒットになる1stシングル『おどるポンポコリン』である。
バブル景気により浮かれた世相から、世の中にはコミックソングが溢れていた。
鷲尾いさ子の『鉄骨娘』、時任三郎の『勇気のしるし』、たま『さよなら人類』などなど挙げればきりがない。そんな時代にハマったのが『おどるポンポコリン』だったのかも知れない。

当時ビーイングは浜田麻里が離脱し、他所にマネジメントを預けたTUBEはいたが、マネジメントも自社で担当したB'zが頭角を現し、変革の時を迎えていた。
B.B.QUEENSも『おどるポンポコリン』に続き、2ndシングル『ギンギラパラダイス/君にコケコッコー!』をヒットさせている。
B'zとB.B.QUEENSの売上が舞い込んだため以降、原盤権はほぼ全て自前となる。(1992年からはレコード会社を立て続けに3社設立している)
1991年にはZARD/Mi-ke/T-BOLAN/WANDS、1992年には大黒摩季、Manishなど次々と新人を送り出し、やがて訪れるビーイングブームの下準備は始まっていた。
また長戸氏が才能を見込んで支え続けてきた織田哲郎がソロシングル『いつまでも変わらぬ愛を』をこの時期にヒットさせている。

ビーイングブームの訪れとともにB.B.QUEENSおよび派生ユニットMi-keは活動を停滞させていくが、ビーイングブームのキックオフを告げたのは間違いなく彼らだったのではないだろうか。
また、本気で面白いことをやるという、かつてのビーイングの姿をたどる上では外せないアーティストでもある。

このCDシリーズは『complete of 〜 at the BEING STUDIO』シリーズの廉価版で、1000円で販売されているもののひとつ。
かなり気軽にB.B.QUEENSに触れることができるアイテムではないでしょうか。

個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8