TETSUYA KOMURO ARCHIVES BOX Disc9

Various Artists Compilation Album
TETSUYA KOMURO ARCHIVES +
CS RECORD / Sony Music Direct (Japan) inc.
2018年6月27日発売(CD:DYCS 1227)
ボックスのみに付属するBonus Disc

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上記は『TETSUYA KOMURO ARCHIVES BOX』におけるDiscナンバーです。



1. Get Wild '89 TM NETWORK
(作詞:小室みつ子・作曲:小室哲哉・編曲:Pete Hammond for PWL)
(C) 1987 SUNRISE Music Publishing & J&K Music Publishers, Inc.
最高3位、12.9万枚。PWLのPete Hammondによりリプロダクション。

2. ムーンライト ダンス 渡辺美里
(作詞:渡辺美里・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.
最高2位、18.4万枚。
曲から感じるだけだけど、小室さんがイメージする美里って哀愁、慕情みたいなものに通じているような気がする。千里さんが書く美里は、元気で明るいイメージが多いだけど、小室哲哉が書く美里はやっぱり…。
小室さんが浜崎あゆみに書いた『November』は美里っぽいから、美里に提供して欲しかった。


3. NO TITLIST 宮沢りえ
(作詞:川村真澄・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1990 FUJI PACIFIC MUSIC,INC.
2ndシングル。最高1位、25.6万枚。フジテレビ系ドラマ いつも誰かに恋してるッ 主題歌。
解説によるとシンクラヴィアで制作された音源とのこと。


4. キスは少年を浪費する 東京パフォーマンスドール
(作詞:売野雅勇・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1993 ABC MEDIA COM
30thシングル。最高34位、2,4万枚。

5. Love Train TMN
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1991 J&K Music Publishers, Inc.
最高1位、53.3万枚。
もしかしたら、この路線で続けて入ればTMNはもっともっと売れたかも知れない。
かつてのサポートメンバーだった松本孝弘さんが率いるB’zのブレイクはTMNの活動に何らかの影響を与えたのだろうか?


6. BELIEVE 渡辺美里
(作詞:渡辺美里・作曲:小室哲哉・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 NICHION,INC.
最高2位、20.5万枚。
やっぱり明るいとは言いきれない。メロディーがもうせつなさなんだよな。
小室さんって美里に恋してたのかな?なわけないか。


7. discovery (Original Mix) 宇都宮隆
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1996 Sony Music Artists Inc.
盟友UTUのソロシングル。最高10位、11.9万枚。
同年、B’zの松本孝弘も宇都宮隆に『少年』を楽曲提供しており、最高10位、14万枚という売上を記録した。


8. 50/50 小室哲哉
(作詞:田口俊・作曲:小室哲哉・編曲:T.C.D Hits)
(C) 1987 Burning Publishers Co., Ltd.
中山美穂に提供したヒット曲のセルフカバー。1992年のソロアルバム『Hit Factory』より。
歌詞はオリジナルも担当した田口俊さんによって、男性視点のものに書き換えられている。


9. against the wind 甲斐よしひろ
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 2018 Sony Music Artists Inc.
お蔵入りになっていた未発表曲。メーカーのサンプラーなどには収録されていたといつ。
小室さんの癖のあるコーラスもしっかり入っています。(笑)
このアルバムでは一応目玉になるのかな?!


10. AFRiCA (Original) TRUE KiSS DESTiNATiON
(Written by D.Paich, J.Porcaro・日本語詞:編曲:小室哲哉)
(C) 1982 HUDMAR PUBL CO INC & RISING STORM MUSIC
メジャー1stシングル。最高16位、6.1万枚。TOTOの名曲をR&B的解釈でカバー。コーラスがカッコ良い!&TKのラップがこれまたツボ。

11. Self Control TM NETWORK
(作詞:小室みつ子・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1987 J&K Music Publishers, Inc.
最高33位、3.8万枚。

12. alone in my room 鈴木あみ
(作詞:TK/MARC・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1996 Burning Publishers Co., Ltd.
2ndシングル。
最高3位、35.2万枚。
鈴木あみは3rdシングルまでの流れが完璧だった。
『love the island』のバカンス感漂わせたせつなさ、この曲では秋に向かう寂しさを、それぞれ失恋に絡めて歌っていてストーリー性がありました。
3枚目の『all night long』はそこから立ち直ってゆく主人公を、極上のTKサウンドが彩る。
あみはソニーに育ててもらったほうが絶対よかった気がする。
彼女のヒットは小室さんを支えていたと思う。


13. take a deep breath 白竜
(作詞:白竜、TK・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
チャートインせず。
これ浜ちゃんに歌わせてたら少しは売れたかもね。


14. MISSING YOU BACKSTREET BOYS
(Written & Arrangement by Tetsuya Komuro, Jolyon Skinner)
(C) 1997 CONVERSATION TREE ENTERTAINMENT & Sony Music Artists Inc. / (P) Zomba Recording
アメリカの超人気ボーイズグループBSBへの提供曲。2ndアルバム『BACKSTREET BACK』の特別盤のアジア及びオーストラリア盤に収録された。
純度の高いTKサウンドではありませんが、とても耳に残る曲。
アレンジの随所でマイケル・ジャクソンへのリスペクトが見える気がする。
TRFの『WORLD GROOVE』もちらつく。


RV

『TETSUYA KOMURO ARCHIVES』シリーズはエイベックスから発売されています。
ソニーから発売されたボックスにおいても、それらはエイベックスの規格品番のままで同梱されている。
Disc9はボックス購入者のみが手にできるボーナスディスクになります。規格品番はソニー・ミュージックダイレクトのものです。

このDiscについて想いをめぐらす時、一体これは何なんだろうという疑問が湧き上がってきた。

1. 販売促進アイテム
2. 原盤使用の契約上、他社(エイベックス)に貸せなかった
3. ソニー側として収録したかったが漏れてしまったもの

所有者の先生に聞くと1だと思ったようでした。
僕も分からなくはありません。それはそうだと思います。
ただそうだとしたら販売促進になっているとは思えないというか(笑)特別目玉曲ってありませんよね。
ここに華原朋美の未発表曲(紗雪CMソング)とかが入るとかなら、頷けるけれど基本的に集めやすい曲ばかりですよね。
BACKSTREET BOYSとかTOTOのカバーが入ってるので、2だったりするのかなと思ったりしましたが、確信は持てません。

2と3だったが、結果として1になった。そんな感じかな?謎ですね。
ソニー・ミュージックのカタログで構成されているのに、盟友 大江千里にアレンジした曲やRingの『Process』もYOSHIKIとのV2『背徳の瞳』も収録してないのは実に物足りなさが残る。

ついでに全体の選曲についてもふれておきたい。
エイベックス主導の企画なので、なるべく他所から音源借りたくないのはわかるけど、自前音源のTK PRODUCTS feat.asami『10 TO 10』がスルーされてたり、プロデューサーとしての初期の重要ワークスEUROGROOVEが入ってなかったり、TRF末期もそれなりの曲があるじゃないですか。
松浦勝人はしっかり監修したのだろうか?半分は彼の歴史でもあるんですよ。
エイベックスには歴史を知っているスタッフは居ないのでしょう。

他所の音源では、華原朋美ワーナー時代、Kiss Destinationポニーキャニオン時代も重要な曲はあります。
美里なら90年代初期の提供曲もすごくいいのに。
それとFACTORY ORUMOKも除外されてるね。

華原朋美の『tumblin' dice』はボーカルがアレなだけで、トラックはものすごくカッコ良いの。『here we are』だってスタンダード性の高いバラードだし。
美里は80年代ばかりが強調されるけど、90年代だって『POWER〜明日の子供〜』『卒業』『』といったようにほぼ確立された小室サウンドを堪能できる曲もあるのに。
キスディスのポニーキャニオン時代も本当に素晴らしいですから。

私ですら色々思うのだから、ファンの人ならもっともっと感想や不満があるかもしれませんね。
筋金入りのTKファンの先生は、EUROGROOVE入れて欲しかったとLINEで仰ってました。

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愚痴はここまで。

この作品は小室哲哉という音楽プロデューサーの歴史をたどるアイテムとしては、それなりの価値があると思います。
80年代後半から〜90年代全般を彼は走り続けました。
こんな経験を出来る人は極めて稀で、素晴らしい結果を残しました。

数多くのヒット曲が網羅され、しかもオリジナル音源で収録できたというのはエイベックスさん頑張ったのではないでしょうか。
安室奈美恵が再録で収録されてたら、ショックでしたよ。

まあ、人により感想は変わってくるとは思います。
僕は懐かしさ半分、知らない曲でこんなに良い曲があったのかという再発見もありました。

彼の残した音楽は私達の記憶の中で、いつまでも残り続けます。いつまでも。
そして、いつか再び小室哲哉が戻ってくる時まで、この作品を聴いて待ってみてはいかがでしょうか。
小室さん、また会う日まで!

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