ZARD 5th Studio Album
OH MY LOVE
B-Gram RECORDS
1994年6月4日発売(CD : BGCH-1014)
(P) 1994 Being, Inc.
▼カタログ
・30th Anniversary Remastered (CD : JBCJ-9073・B-Gram)2021.9.15
・販売元変更:DISTRIBUTED BY POLYDOR K.K.→DISTRIBUTED BY J-DISC(規格品番変更なし)

Produced by B.M.F
最高1位・約200.2万枚

1. Oh my love
(作詞:坂井泉水・作曲:織田哲郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
恋愛中の女性のときめきを歌ったアルバムタイトル曲。キーボードを多用したことで爽やかに仕上がっている。栗林誠一郎さんのコーラスも素晴らしい。
歌唱法が個人的にはちょっと…なんだけど曲は良い。
作曲者の織田哲郎さんはインタビューでビーイングブームの時は『シングルにしないならボツにしてもいいくらいのスタンスを取っていた』と答えており、おそらくこの曲もシングルで出ると思って長戸大幸氏に渡していたのではないだろうか。
2. Top Secret
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
90年代前半の今井美樹テイストのポップナンバー。コーラスは栗林誠一郎さん。
歌詞がこれまでにない内容だったので初めて聴いた時は印象的だったな。
どことなく『雨に花束のキッスを』を思い出してしまう。
3. きっと忘れない
(作詞:坂井泉水・作曲:織田哲郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1993 FUJI PACIFIC MUSIC,INC.
シングル。最高1位、87.2万枚。フジテレビ系ドラマ『白鳥麗子でございます』主題歌。
表記はないが、アルバム・ヴァージョンでヴォーカルも録り直している。コーラスは記載されていないけれど栗林誠一郎さん、(聴けばわかりますよね)
レコード店の注文用紙での仮タイトルは『遠くはなれても』で、もともも10月21日→28日発売予定だったがタイトルが変更されリリースは11月にずれ込んだ。
カップリングの『黄昏にMy Lonely Heart』は今作には収録されなかった。
4. もう少し あと少し…
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1993 TV ASAHI MUSIC Co.LTD. & Be Kikakushitsu
シングル。最高2位、84.3万枚。テレビ朝日系ドラマ『ララバイ刑事 '93』主題歌。
不倫の果ての失恋を歌っている。神戸が歌詞に登場しており、ZARDの曲では珍しくご当地ソングとなっている。コーラスは栗林誠一郎さん。
カップリングの『カナリヤ』は今作には収録されなかったがこちらも名曲。
5. 雨に濡れて
(作詞:坂井泉水、上杉昇・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1993 Be Kikakushitsu & Nippon Television Music Corporation
ZYYG,REV,ZARD&WANDSのコラボレーション楽曲『果てしない夢を featuring 長嶋茂雄』のカップリング曲をカバー。
おそらく、もともとZARDの曲として制作していたものをこのユニットで演ったということだと推測される。
コーラスは栗林誠一郎さん。ドラムは後年、ビーイングのスタッフとしてレコーディング全般に携わっていた島田勝弘が明らかにしており、故 青山純 氏によるものだそうです。
ただ、この1曲のみとは考えにくくおそらく他にもあるだろうと見ています。
6. この愛に泳ぎ疲れても
(作詞:坂井泉水・作曲:織田哲郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 MediaPulpo
シングル。最高1位、88.7万枚。関西テレビ系ドラマ『愛と疑惑のサスペンス』主題歌。
メランコリーな1コーラスを経て、2コーラスめからロック調になり、後半は、よりハードなギターソロが展開される。
まさに初期ZARDの静と動のアンチテーゼを見事に表現した大ヒットソング。『ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.15』に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。
カップリングというか両A面の『Boy』は今作には収録されなかった。
7. I still remember
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
傷心旅行だろうか。
海沿いのホテルに訪れた女性が、かつての恋人への未練を歌っている。
王道バラードではあるが、アレンジがドラマティックになっている。
8. If you gimme smile
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
打って変わってポジティブ・ナンバー。
どこまでも続く青空とドライブをしてるかのような爽やかなポップスになっている。コーラスは栗林誠一郎さんとTWINZERの生沢さんかな。
9. 来年の夏も
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
来年の夏もとなりにあなたがいますように、って願う歌。
ボサノヴァ風に始まり、徐々に盛り上がっていく。『ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.13』 に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。間奏のSAXはおそらく国内屈指のフュージョンユニットDIMENSIONの勝田一樹で、後半のピアノソロは同じくDIMENSIONのPf小野塚晃 氏によるもの。
ミックス違いのヴァージョンもあり、ピアノの音量を下げて、ギターの音量をあげているものもある。ギターは鈴木英俊さんか増崎孝司さんのどちらかだと思うけど、明石さんアレンジものは鈴木英俊さん率が高いです。
10. あなたに帰りたい
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
リミックスとかを除けばZARDの曲でも一番イントロが長い気がする。約90秒。
アコースティック・ギターの前奏があるからなんだけど、ベスト盤ではその部分をカットして収録しているものもある。
恋人と別れた後の女性の気持ちを表現した桜シーズンのうた。『ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.12』 に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。

1993年最大ヒットのアルバムとなった前作『揺れる想い』から11ヶ月、通算5作目の作品です。
5月28日の発売予定でしたが、一週延期しての発売となりました。
全10曲と少なめになってますが、うち6曲が新曲ということでファンにとっても非常に満足できる内容に仕上がったのではないでしょうか。
僕が高校生の頃の作品になります。
このアルバムは、ポップスの教科書みたいな超優等生的な感じです。ここまで直球だと何も言えねえみたいな感じ。ZARDの音楽が確立され、確信に至った作品と言っても過言ではありません。
大きな特徴は、前半3曲が『アイドル風歌唱』になっていることでしょう。
個人的には、この歌唱は苦手です。
彼女の声は憂いみたいなのが真骨頂みたいなものなので、かわいい感じは余り合ってないと思うのです。
シングルにもなった『きっと忘れない』はヴォーカルも録り直しです。
とはいえ、アルバム全体で見ると非常に完成度が高く、濃厚なポップスです。
織田哲郎が3曲、残り全てが栗林誠一郎さんによる作曲になっていますから、とても豪華です。
ZARDといえば栗林誠一郎だな、とファンならば思うでしょう。
アレンジは全て明石昌夫さんによるもので、統一感のあるサウンドになっています。
タイトルをZARDとしても良いくらいの超王道なので、初心者の聴き始めは、これが良いかもしれない。
個人的評価:★★★★★★★★★☆ 9
【SINGLE】
1. 『もう少し あと少し…』
C/W 『カナリヤ』
2. 『きっと忘れない』
C/W 『黄昏にMy Lonely Heart』
3. 『この愛に泳ぎ疲れても』
『Boy』

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OH MY LOVE
B-Gram RECORDS
1994年6月4日発売(CD : BGCH-1014)
(P) 1994 Being, Inc.
▼カタログ
・30th Anniversary Remastered (CD : JBCJ-9073・B-Gram)2021.9.15
・販売元変更:DISTRIBUTED BY POLYDOR K.K.→DISTRIBUTED BY J-DISC(規格品番変更なし)

Produced by B.M.F
最高1位・約200.2万枚

1. Oh my love
(作詞:坂井泉水・作曲:織田哲郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
恋愛中の女性のときめきを歌ったアルバムタイトル曲。キーボードを多用したことで爽やかに仕上がっている。栗林誠一郎さんのコーラスも素晴らしい。
歌唱法が個人的にはちょっと…なんだけど曲は良い。
作曲者の織田哲郎さんはインタビューでビーイングブームの時は『シングルにしないならボツにしてもいいくらいのスタンスを取っていた』と答えており、おそらくこの曲もシングルで出ると思って長戸大幸氏に渡していたのではないだろうか。
2. Top Secret
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
90年代前半の今井美樹テイストのポップナンバー。コーラスは栗林誠一郎さん。
歌詞がこれまでにない内容だったので初めて聴いた時は印象的だったな。
どことなく『雨に花束のキッスを』を思い出してしまう。
3. きっと忘れない
(作詞:坂井泉水・作曲:織田哲郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1993 FUJI PACIFIC MUSIC,INC.
シングル。最高1位、87.2万枚。フジテレビ系ドラマ『白鳥麗子でございます』主題歌。
表記はないが、アルバム・ヴァージョンでヴォーカルも録り直している。コーラスは記載されていないけれど栗林誠一郎さん、(聴けばわかりますよね)
レコード店の注文用紙での仮タイトルは『遠くはなれても』で、もともも10月21日→28日発売予定だったがタイトルが変更されリリースは11月にずれ込んだ。
カップリングの『黄昏にMy Lonely Heart』は今作には収録されなかった。
4. もう少し あと少し…
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1993 TV ASAHI MUSIC Co.LTD. & Be Kikakushitsu
シングル。最高2位、84.3万枚。テレビ朝日系ドラマ『ララバイ刑事 '93』主題歌。
不倫の果ての失恋を歌っている。神戸が歌詞に登場しており、ZARDの曲では珍しくご当地ソングとなっている。コーラスは栗林誠一郎さん。
カップリングの『カナリヤ』は今作には収録されなかったがこちらも名曲。
追伸 あなたの生まれた家を見てきました
なんだかせつなくて懐かしかった
5. 雨に濡れて
(作詞:坂井泉水、上杉昇・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1993 Be Kikakushitsu & Nippon Television Music Corporation
ZYYG,REV,ZARD&WANDSのコラボレーション楽曲『果てしない夢を featuring 長嶋茂雄』のカップリング曲をカバー。
おそらく、もともとZARDの曲として制作していたものをこのユニットで演ったということだと推測される。
コーラスは栗林誠一郎さん。ドラムは後年、ビーイングのスタッフとしてレコーディング全般に携わっていた島田勝弘が明らかにしており、故 青山純 氏によるものだそうです。
ただ、この1曲のみとは考えにくくおそらく他にもあるだろうと見ています。
6. この愛に泳ぎ疲れても
(作詞:坂井泉水・作曲:織田哲郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 MediaPulpo
シングル。最高1位、88.7万枚。関西テレビ系ドラマ『愛と疑惑のサスペンス』主題歌。
メランコリーな1コーラスを経て、2コーラスめからロック調になり、後半は、よりハードなギターソロが展開される。
まさに初期ZARDの静と動のアンチテーゼを見事に表現した大ヒットソング。『ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.15』に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。
カップリングというか両A面の『Boy』は今作には収録されなかった。
7. I still remember
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
傷心旅行だろうか。
海沿いのホテルに訪れた女性が、かつての恋人への未練を歌っている。
王道バラードではあるが、アレンジがドラマティックになっている。
8. If you gimme smile
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
打って変わってポジティブ・ナンバー。
どこまでも続く青空とドライブをしてるかのような爽やかなポップスになっている。コーラスは栗林誠一郎さんとTWINZERの生沢さんかな。
9. 来年の夏も
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
来年の夏もとなりにあなたがいますように、って願う歌。
ボサノヴァ風に始まり、徐々に盛り上がっていく。『ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.13』 に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。間奏のSAXはおそらく国内屈指のフュージョンユニットDIMENSIONの勝田一樹で、後半のピアノソロは同じくDIMENSIONのPf小野塚晃 氏によるもの。
ミックス違いのヴァージョンもあり、ピアノの音量を下げて、ギターの音量をあげているものもある。ギターは鈴木英俊さんか増崎孝司さんのどちらかだと思うけど、明石さんアレンジものは鈴木英俊さん率が高いです。
時間旅行をしているみたいに
景色だけが変わってゆく
10. あなたに帰りたい
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1994 Be Kikakushitsu
リミックスとかを除けばZARDの曲でも一番イントロが長い気がする。約90秒。
アコースティック・ギターの前奏があるからなんだけど、ベスト盤ではその部分をカットして収録しているものもある。
恋人と別れた後の女性の気持ちを表現した桜シーズンのうた。『ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.12』 に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。

1993年最大ヒットのアルバムとなった前作『揺れる想い』から11ヶ月、通算5作目の作品です。
5月28日の発売予定でしたが、一週延期しての発売となりました。
全10曲と少なめになってますが、うち6曲が新曲ということでファンにとっても非常に満足できる内容に仕上がったのではないでしょうか。
僕が高校生の頃の作品になります。
このアルバムは、ポップスの教科書みたいな超優等生的な感じです。ここまで直球だと何も言えねえみたいな感じ。ZARDの音楽が確立され、確信に至った作品と言っても過言ではありません。
大きな特徴は、前半3曲が『アイドル風歌唱』になっていることでしょう。
個人的には、この歌唱は苦手です。
彼女の声は憂いみたいなのが真骨頂みたいなものなので、かわいい感じは余り合ってないと思うのです。
シングルにもなった『きっと忘れない』はヴォーカルも録り直しです。
とはいえ、アルバム全体で見ると非常に完成度が高く、濃厚なポップスです。
織田哲郎が3曲、残り全てが栗林誠一郎さんによる作曲になっていますから、とても豪華です。
ZARDといえば栗林誠一郎だな、とファンならば思うでしょう。
アレンジは全て明石昌夫さんによるもので、統一感のあるサウンドになっています。
タイトルをZARDとしても良いくらいの超王道なので、初心者の聴き始めは、これが良いかもしれない。
個人的評価:★★★★★★★★★☆ 9
【SINGLE】
1. 『もう少し あと少し…』
C/W 『カナリヤ』
2. 『きっと忘れない』
C/W 『黄昏にMy Lonely Heart』
3. 『この愛に泳ぎ疲れても』
『Boy』

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