Mr.Children 17th Studio Album
[(an imitation) blood orange]
TOY'S FACTORY / (P)&(C)烏龍舎
2012年11月28日発売同じ(CD : TFCC-86421)
▼カタログ
初回盤:発売日同じ(CD & DVD : TFCC-86420)

Art Direction:丹下紘希 (YELLOW BRAIN)
Produced by Takeshi Kobayashi
最高1位・約77.6万枚

1. hypnosis
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
配信シングル。
もう何回書いたかわからない!王道のミスチルバラード。ドラマティックなストリングスが最高。
甘いラブソングではないけれど、力強いメロディーと生命力あふれる歌詞、そして桜井氏のエモーショナルなボーカルが胸に迫る希望の歌。
2. Marshmallow day
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
ピチカートファイブをやってみた!だよね。渋谷系へのオマージュという趣もあるかも。
3. End of the day
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
2012年4月18日発売の34thシングル。(トリプルA面扱い)最高1位、27.5万枚。
歌詞の世界とは裏腹に、明るく爽やかにアレンジされている。ミスチルロック。
4. 常套句
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
あれ、これシングルじゃないの?って印象の曲。『CANDY』の質感だね。
この手のミスチルバラードはミスチルには数多いけど、誰かに会いたいと願う時の歌は、やはりせつないですね。
フジテレビ系ドラマ『遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜』主題歌。
5. pieces
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
2012年4月18日発売の34thシングル。(トリプルA面扱い)最高1位、27.5万枚。
映画『僕等がいた』(後)主題歌。
ボーカルから始まる。サビのメロディー展開はやはりベテラン!クセになる心地良さが広がっていく。
笑っちゃうくらい、小林武史王道アレンジも、やっぱり良いんだわ!
6. イミテーションの木
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
個人的にキラー・チューン。
この曲もだけど『花言葉』なんかでも感じたメロディーメーカーとしての桜井和寿のセンス。
彼は意外に単独の作曲家としても需要があるかもね。
なんとなーくマッキーの臭い(メロディーライン)もするんだよね。
7. かぞえうた
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2011 Oorong-Sha Co., Ltd.
配信シングル。プロコルハルムの香りがするロック・バラード。
桜井和寿というボーカリストの歌の上手さを改めて感じることが出来る。
しかしミスチルのバラードは良い曲が多いなぁ!バラードベストって出てるのかな?
…とても濃厚なの〜のができそうなんだけど。
8. インマイタウン
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
こういうアプローチも新たな魅力ですよね。
凡曲をアレンジで良曲に変えてしまう小林武史マジック。味の素みたいな人ですね。
9. 過去と未来と交信する男
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
渋谷系のようなオサレで怪しげなアレンジを取り入れた楽曲。
良いアクセントになってて気に入ってます。
10. Happy Song
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
90年代のミスチルを連想させるポップチューンだけれど、あの頃の軽さは無く、サウンドは太くなっている。
桜井さん、この歌い方ときどきやりますよね。(笑)
個人的には本当に嫌いな歌い方ですけど、曲の良さがそれを忘れさせてくれます。
『愛は勝つ』のKANちゃんを思い浮かべたのは気のせいだろうか。
11. 祈り 〜涙の軌道
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
2012年4月18日発売の34thシングル。(トリプルA面扱い)最高1位、27.5万枚。
映画『僕等がいた』(前)主題歌。
やはりこれですね。典型的なミスチルバラード。
小林武史臭が強くなっているけど、個人的には全然あり。

ミスチル通算15枚目となるオリジナル・アルバム。
プロデューサーは、今回も小林武史による。
良い意味でベテランの圧倒的な余裕を感じさせる、決してワンパターンではなく、それでいて、まとまり感のある作品。
楽曲も厳選されたのかわからないけども、聴きやすいものばかりとなっている。
桜井和寿のボーカルが優しく、丸く、丁寧になっている気がする。
11曲に絞ったことで、アルバム通して聴いてもお腹いっぱいにならない。
時代の移ろいでCDセールス自体が落ちており、ミリオンを連発していたミスチルも今作では80万枚に届かなかった。
…とはいえ、普通にすごい数字なんだけれども。
目新しさに目が眩んでる濃いファンほど、拒否反応を示す作品かもわかりませんが、エバーグリーンに近づいている作品であることは間違いない。ビートルズ方向に突き進んでいたと思う。
小林武史がミスチルを泥臭いバンドにしなかったのは、やはり波乗りジョニーを超えるエバーグリーンのバンドに仕上げたかったからなのだろうと確信した。
某二人組ベテランバンドに比べるとね、ミスチルはファンに寄り添っていると思います。
聴いてない人は絶対手にすべき傑作アルバムです。(キッパリ)
次作『REFLECTION』では一部の曲を除いて、小林武史プロデュースがなくなっている。
つまり彼らは一人歩きを始めたということになる。
出版のみならず、原盤権も個人事務所で持つようになったんでしたよね。
小林武史が個々の曲をプロデュースすることは、あるかもしれないけど、小林武史フルプロデュースが復活するとは考えにくい。
その『REFLECTION』は軽く聴きましたけど、正直のところ小林武史プロデュースの数曲のクオリティーが高くなってしまっていた。いやそう感じただけ?…
ミスチル、桜井さんにとって本当の挑戦はこれからということになるのだろう。
でもミスチル4人の影として、小林武史プロデューサーが尽くした輝かしい日々に報いるためにも、その歩みは止まらないはずだ。エンジン全開で!
最後に、僕はMr.Childrenのファンではないので、かなり生意気な感想になっているものもあると思います。
ぶっちゃけ小林武史が絡まないミスチルには興味を持てないかも知れない。
ネットではストリングスを入れることに、強い拒否反応を示す声もありました。
バンドなのにバンドの演奏が見えない曲もあるとの声もありました。
個人的な感想ですが、小林武史のアレンジが無くなると凡曲は凡曲になると思います。
凡曲を味付けしてレベルを上げ、楽器やリズムの有無を取捨選択してきた小林武史の存在の大きさに、きっと気付くはずです。
あの波乗りジョニーが恐れた才能ですから。(波乗りジョニーも少しはまともなこと言えるのね)
あ!ボク小林武史オタではありません。
むしろ人としては大嫌い!一青窈ちゃんを捨てたからね。(汗)
だけど、音楽家としての彼は素直にすごいと思ってしまうんです。これは
ありとあらゆる音楽のルーツを知り尽くし、ノウハウとして蓄積しているから、人の心を動かすドラマティックなアレンジができるんだと思います。
先日のインタビュー記事をでは、ストリングスに凝っているとおっしゃってましたよ。(笑)
個人的評価:★★★★★★★★★★ 10
(C) DJM
No reproduction or republication without written permission.
[(an imitation) blood orange]
TOY'S FACTORY / (P)&(C)烏龍舎
2012年11月28日発売同じ(CD : TFCC-86421)
▼カタログ
初回盤:発売日同じ(CD & DVD : TFCC-86420)

Art Direction:丹下紘希 (YELLOW BRAIN)
Produced by Takeshi Kobayashi
最高1位・約77.6万枚

1. hypnosis
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
配信シングル。
もう何回書いたかわからない!王道のミスチルバラード。ドラマティックなストリングスが最高。
甘いラブソングではないけれど、力強いメロディーと生命力あふれる歌詞、そして桜井氏のエモーショナルなボーカルが胸に迫る希望の歌。
2. Marshmallow day
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
ピチカートファイブをやってみた!だよね。渋谷系へのオマージュという趣もあるかも。
3. End of the day
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
2012年4月18日発売の34thシングル。(トリプルA面扱い)最高1位、27.5万枚。
歌詞の世界とは裏腹に、明るく爽やかにアレンジされている。ミスチルロック。
4. 常套句
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
あれ、これシングルじゃないの?って印象の曲。『CANDY』の質感だね。
この手のミスチルバラードはミスチルには数多いけど、誰かに会いたいと願う時の歌は、やはりせつないですね。
フジテレビ系ドラマ『遅咲きのヒマワリ〜ボクの人生、リニューアル〜』主題歌。
5. pieces
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
2012年4月18日発売の34thシングル。(トリプルA面扱い)最高1位、27.5万枚。
映画『僕等がいた』(後)主題歌。
ボーカルから始まる。サビのメロディー展開はやはりベテラン!クセになる心地良さが広がっていく。
笑っちゃうくらい、小林武史王道アレンジも、やっぱり良いんだわ!
6. イミテーションの木
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
個人的にキラー・チューン。
この曲もだけど『花言葉』なんかでも感じたメロディーメーカーとしての桜井和寿のセンス。
彼は意外に単独の作曲家としても需要があるかもね。
なんとなーくマッキーの臭い(メロディーライン)もするんだよね。
7. かぞえうた
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2011 Oorong-Sha Co., Ltd.
配信シングル。プロコルハルムの香りがするロック・バラード。
桜井和寿というボーカリストの歌の上手さを改めて感じることが出来る。
しかしミスチルのバラードは良い曲が多いなぁ!バラードベストって出てるのかな?
…とても濃厚なの〜のができそうなんだけど。
8. インマイタウン
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
こういうアプローチも新たな魅力ですよね。
凡曲をアレンジで良曲に変えてしまう小林武史マジック。味の素みたいな人ですね。
9. 過去と未来と交信する男
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
渋谷系のようなオサレで怪しげなアレンジを取り入れた楽曲。
良いアクセントになってて気に入ってます。
10. Happy Song
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
90年代のミスチルを連想させるポップチューンだけれど、あの頃の軽さは無く、サウンドは太くなっている。
桜井さん、この歌い方ときどきやりますよね。(笑)
個人的には本当に嫌いな歌い方ですけど、曲の良さがそれを忘れさせてくれます。
『愛は勝つ』のKANちゃんを思い浮かべたのは気のせいだろうか。
11. 祈り 〜涙の軌道
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2012 Oorong-Sha Co., Ltd.
2012年4月18日発売の34thシングル。(トリプルA面扱い)最高1位、27.5万枚。
映画『僕等がいた』(前)主題歌。
やはりこれですね。典型的なミスチルバラード。
小林武史臭が強くなっているけど、個人的には全然あり。
忘れないで 君に宿った光
いつまでも消えぬように 見守りたい
さようなら さようなら さようなら
憧れを踏みつける自分の弱さに
悲しみが 寂しさが 時々こぼれても
涙の軌道は綺麗な川に変わる
そこに
笹舟のような 祈りを 浮かべればいい

ミスチル通算15枚目となるオリジナル・アルバム。
プロデューサーは、今回も小林武史による。
良い意味でベテランの圧倒的な余裕を感じさせる、決してワンパターンではなく、それでいて、まとまり感のある作品。
楽曲も厳選されたのかわからないけども、聴きやすいものばかりとなっている。
桜井和寿のボーカルが優しく、丸く、丁寧になっている気がする。
11曲に絞ったことで、アルバム通して聴いてもお腹いっぱいにならない。
時代の移ろいでCDセールス自体が落ちており、ミリオンを連発していたミスチルも今作では80万枚に届かなかった。
…とはいえ、普通にすごい数字なんだけれども。
目新しさに目が眩んでる濃いファンほど、拒否反応を示す作品かもわかりませんが、エバーグリーンに近づいている作品であることは間違いない。ビートルズ方向に突き進んでいたと思う。
小林武史がミスチルを泥臭いバンドにしなかったのは、やはり波乗りジョニーを超えるエバーグリーンのバンドに仕上げたかったからなのだろうと確信した。
某二人組ベテランバンドに比べるとね、ミスチルはファンに寄り添っていると思います。
聴いてない人は絶対手にすべき傑作アルバムです。(キッパリ)
次作『REFLECTION』では一部の曲を除いて、小林武史プロデュースがなくなっている。
つまり彼らは一人歩きを始めたということになる。
出版のみならず、原盤権も個人事務所で持つようになったんでしたよね。
小林武史が個々の曲をプロデュースすることは、あるかもしれないけど、小林武史フルプロデュースが復活するとは考えにくい。
その『REFLECTION』は軽く聴きましたけど、正直のところ小林武史プロデュースの数曲のクオリティーが高くなってしまっていた。いやそう感じただけ?…
ミスチル、桜井さんにとって本当の挑戦はこれからということになるのだろう。
でもミスチル4人の影として、小林武史プロデューサーが尽くした輝かしい日々に報いるためにも、その歩みは止まらないはずだ。エンジン全開で!
最後に、僕はMr.Childrenのファンではないので、かなり生意気な感想になっているものもあると思います。
ぶっちゃけ小林武史が絡まないミスチルには興味を持てないかも知れない。
ネットではストリングスを入れることに、強い拒否反応を示す声もありました。
バンドなのにバンドの演奏が見えない曲もあるとの声もありました。
個人的な感想ですが、小林武史のアレンジが無くなると凡曲は凡曲になると思います。
凡曲を味付けしてレベルを上げ、楽器やリズムの有無を取捨選択してきた小林武史の存在の大きさに、きっと気付くはずです。
あの波乗りジョニーが恐れた才能ですから。(波乗りジョニーも少しはまともなこと言えるのね)
あ!ボク小林武史オタではありません。
むしろ人としては大嫌い!一青窈ちゃんを捨てたからね。(汗)
だけど、音楽家としての彼は素直にすごいと思ってしまうんです。これは
ありとあらゆる音楽のルーツを知り尽くし、ノウハウとして蓄積しているから、人の心を動かすドラマティックなアレンジができるんだと思います。
先日のインタビュー記事をでは、ストリングスに凝っているとおっしゃってましたよ。(笑)
個人的評価:★★★★★★★★★★ 10
(C) DJM
No reproduction or republication without written permission.