Mr.Children 12th Studio Album
I ❤︎ U
TOY'S FACTORY / (P)&(C)烏龍舎
2005年9月21日発売(CD : TFCC-86200)

MCI
Art Direction:丹下紘希 (YELLOW BRAIN)

Produced by Takeshi Kobayashi
最高1位・113.7万枚

TL

1. Worlds end
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

『IT'S A WONDERFUL WORLD』の『UFO』は好きなんだけど、サビを省いてるかのようなメロディー展開で、少し物足りなかった。
この曲は、ちゃんとサビがあるので曲としてはわかりやすい。


2. Monster
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

もともとロックはそんなに好きではないが、こういう感じが本当に苦手。

3. 未来
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

2005年6月29日発売のシングル『四次元 Four Dimensions』より。最高1位・92.5万枚。
ポカリスエットCMソング。
タイアップを意識したのかサビは爽やか。


4. 僕らの音
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

既婚の男性と会った帰りのカーステレオで流れていた。
その日、富士山の近くまで行ってくれて、温泉に入って、道端で桜を眺めた。
これまで出会った全ての人の中で、彼ほど感情を表に出さない人と会ったことがない。
人間的な彼といえば、ベッドの上にいるときだけ。
その落差が信じられないレベルなんですよ。(笑)

もちろん人には見せない、彼の内面・闇もあるわけで、そこはそっとしておきましょう。
それを知ってほしいとも彼は思わないし、僕と浮気しながらも嫁のことを想いやってる以上、それが彼の正常運転なのだろう。
僕は彼には早くパパになってもらいたい!彼には幸せになって欲しいから。
この世界に浸かりすぎるのは彼のためにならない気がする。
かつて、家のローンを抱えたまま離婚してホモの世界に走った既婚者を見た。
悪いオトコにひっかかって同棲したものの別れて、そのまま出て行ってくれないと、飲み屋で酔いつぶれてたり、ハッテン場狂いになったり…。
それが彼の幸せならそれで良いのだけどもね。


5. and I love you
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

2005年6月29日発売のシングル『四次元 Four Dimensions』より。最高1位・92.5万枚。
アコースティックギターをバックに、浮遊感のあるメロディーを歌う。リズムが入ってくる2メロ以降も、決して派手ではないが、確かな確信で愛を歌う。


6. 靴ひも
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

UKロック風。

7. CANDY
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

アルバム曲とは思えない、ハイクオリティーなミスチルバラード。
小林武史お得意の大胆なストリングス挿入も演奏と交わっていて心地よい。
なんでシングルにしなかったのか、どう考えてもシングルでしょう!真剣に不思議。
でもこれをアルバム曲にするのが小林武史なんですよ。


8. ランニングハイ
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

2005年6月29日発売のシングル『四次元 Four Dimensions』より。最高1位・92.5万枚。

9. Sign
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2004 Oorong-Sha Co., Ltd.

2004年5月26日発売の26thシングル。最高1位・77.3万枚。
TBS系ドラマ『オレンジデイズ』主題歌。
ドラマ主題歌として大ヒットした王道バラード。


10. Door
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

クラップとキーボードのみのバッキングに乗せ、叫ぶかのように歌う。
ほとんど聴きません。


11. 跳べ
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

あんまり印象に残ってないや。

12. 隔たり
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

シリアス系のバラード。ストリングス+鼓笛隊、小林武史です。
隔たりとはコンドームのこと。


13. 潜水
(作詞:作曲:桜井和寿・編曲:小林武史 & Mr.Children)
(C) 2005 Oorong-Sha Co., Ltd.

Salyuちゃんの世界観をミスチルでやりました的な。

RV



ミスチル通算10枚目となるオリジナル・アルバム。
プロデューサーは、これまでと変わらず小林武史 & Mr.Childrenによる。

2000年代のミスチルのアルバムは、名作が多いと個人的には思っていますけど、これも例に漏れず大作になっております。

歌詞カードとかブックレットの概念を、ほぼ無視したアートとしての歌詞カードが面白い。
『僕らの音』では歌詞が傘と雨粒の形に、『隔たり』では歌詞がコンドームの形にデザインされている。
ぶっちゃけ、とても読みにくいけれども。(笑)

さて、作品のおはなし。
リアルタイムでは、ちょっと聴いた程度だったので、さほど印象には残っていませんでした。
『CANDY』が入ってるアルバムという認識でしょうか。
今回改めてじっくり聴いてみまして、こんなに良い作品だったのかと気が付かされました。
『僕らの音』はどこか懐かしい、以前のミスチルの香りがして、それでいて以前よりエモーショナルなボーカルと安定感のある演奏に、進化を感じます。

ロックとポップの比率が計算され、親しみやすいバラードに鉄板のアレンジ!
これぞミスチル!な一枚と言えるのでは?
やっぱり小林武史なんですよね、もう本当に怖いくらいに心得てるというか。
次作は『HOME』です。

個人的評価:★★★★★★★★★☆ 9.5


(C) DJM
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