大江千里 - ワンツースリーフォー
大江千里 7th Studio Album
1234
EPIC/SONY RECORDS CBS/Sony Group inc.
1988年7月21日発売(CD : 32 8H 5034 / CT : 28 6H 5034 / LP : 28 3H 5034)

▼カタログ
・SME品番移行:1991年11月1日発売(CD : ESCB 1246)Epic/Sony Records Sony Music Entertalnment (Japan) Inc.
・リマスターはボックスのみ

1234

Produced & Written by Senri Oe
Arranged by Masaaki Ohmura
最高6位・10.8万枚

TL

1. GLORY DAYS
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗
(C) 1988 Sony Music Artists Inc.

1988年6月22日発売の14thシングル。最高16位、2.9万枚。
Dalyl Hallを思わせる雄大なロックサウンド。
なかなか歌詞が決まらず、仮歌の段階では『君と出逢えてよかった』ではなく『君に出逢うレボリューション』だったという。
ニュー・リミックスベスト盤『Sloppy Joe』企画ベスト『GOLDEN★BEST』シングルコレクション『Senri Oe Singles』収録。


2. 平凡
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

キャンプでのアバンチュールを歌ったものかな?…
ボクの性癖のせいかハッテンの歌にしか聴こえないけど。(笑)


3. ROLLING BOYS IN TOWN
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

歌詞がよくわからないんだけども、コーラスが強めでノリの良い曲。
Background Vocal:デーモン小暮、佐橋佳幸、大江千里

4. Rain
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

草食系の眼鏡男子じゃない千里さんの一面を披露している。
HOMME』に収録されている『びんた』という曲も併せておすすめ。
槇原敬之(1998年、2014年)さんのカバーで知名度が上がり、秦基博くん(2013年)によるカバーで若年層に伝えられた。槇原さんにはもっともっと千里さんの曲を広めて欲しいですね。
ベスト盤『2000 JOE』に収録された。2018年のアルバム『Boys & Girls』日本盤の限定盤では、リマスタリング音源を聴くことができる。LPシングルになったので、シングルコレクション『Senri Oe Singles』収録。


5. ハワイへ行きたい
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

荒井由実は『アフリカへ行きたい』そうです。(笑)
カズンが1stアルバム『彼と彼女の夏』(1995年)にて謎のカバーを発表。


6. サヴォタージュ
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

イントロはシカゴのSaturday in the parkだったりしますが、東京での暮らしをあきらめたくないという若者の決意の歌。
これを聴くと槇原敬之さんの『No.1』の謎解きができるというか…。
誰とでもいい 話がしたい
だけど話すことが何もない
結婚もする 子供もつくる
ありあまる情熱


7. 帰郷
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

前作『OLYMPIC』の『夏渡し』でも感じたのだけど、千里さんの曲には、時々フォークの世界に通じるような純和風の風合いを感じることがある。

8. 昼グリル
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

昼時の他人を観察しながら、サビでは主人公の心情を羅列している。
悩んでるというより、考え事をしているそんな感じ。


9. 消えゆく想い
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

離れていった恋人を想いながらも、いつか別の人に出会い、そのまだ見ぬ誰かに胸を焦がすであろう自分を許さないでという。
一見わがままな男のように感じるけど、愛した時間を誇りにしたいと結んでいる。
目立たない名バラードといえるかも。
年老いて ぼくが変わっても
きみを愛した力を覚えていたい
(略)
さよなら 愛した人よ
きみのような厳しさに もう逢うこともないよ


10. ジェシオ'S BAR
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1986 Sony Music Artists Inc.

にぎやか!
『たわわの果実』思い出した。
千里さんのコミカルな感じは許せるのに槇原敬之さんのコミカルな感じは微妙に感じてしまう。それはルックスだろうか、キャラだろうか。

Background Vocal:渡辺美里、豊広純子、佐橋佳幸、大江千里

Musicians
Vocal&Piano:大江千里
Keyboards:西本明、大村雅朗、冨樫春生、小林武史
Guitars:佐橋佳幸、松原正樹
Bass:美久月千晴
Drums:山木秀夫
Trumpet:数原晋、菅坡雅彦
Tromboan:西山健治
Saxophone:Jake H. Conception、金城寛文
Strings:Joe Strings
Synthesizer Programming:迫田到、石川鉄男

これに『ROMANCE (From the Olympic TORCH TOUR) 』『これから』『サヴォタージュ (Remix Version)』を加えた『1234+3』がボックスセット『Senri Premium 〜MY GLORY DAYS』(7CD : DYCL 1624)ORDERMADE FACTORY / Sony Music Direct (Japan) Inc.発売のDisc7である。

RV

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Sony Music Direct(Japan)Inc.
2013-06-05



前作『OLYMPIC』から13ヶ月ぶりに発表された7枚目のオリジナル・アルバム。
SENRI OE CONCERT TOUR '88-'89を開催。

ポップな曲は無くなはないけど、これまで以上にアーティスト大江千里を追求した作品なのではないだろうか。
それを最も象徴しているのが、ジャケット写真。
何かを訴えかけるように、真顔でまっすぐこちらを見つめている。
アートワークをスキャンしながら、その目力に圧倒されてしまった。

全曲大村雅朗さんのアレンジとなっており、千里さんとの相性の良さを感じさせる出来になっている。
ポップな千里から、アーティスティックな一面をより濃く押し出した作品となっている。


個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8


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Sony Music Direct(Japan)Inc.
2013-06-05