大江千里 - オリンピック
大江千里 6th Studio Album
OLYMPIC
GT music / Sony Music Direct (Japan) Inc.
2013年7月17日発売(Blu-spec CD2: MHCL 30023)
REMASTERING

▼カタログ
:オリジナル:1987年6月21日発売(CD : 32 8H 121/ LP : 28 3H 287 /CT)EPIC/SONY CBS/Sony Group Inc.
・SME品番:1991年11月1日発売(CD:ESCB 1245)Epic/Sony Records Sony Music Entertainment (Japan) inc.

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Produced & Written by Senri Oe
Co-Produced by Yoji Kosaka
Arranged by Masaaki Ohmura
最高3位・9.4万枚

TL

1. 回転ちがいの夏休み
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

オープニングは賑やかなホーンセクションが印象的なポップでノリが良い曲。まさに千里ポップ炸裂だよね。
槇原敬之さんの曲で『くもりガラスの夏』ってあるけどなんかよぎる。


2. 路上のさようなら
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

アレンジがユニークでとびきりポップ。
詰め込み繰り返し型の符割りが実に千里さんらしい。


3. STELLA'S COUGH
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

この曲はニュー・リミックスベスト盤『Sloppy Joe』の別ミックスで知っていました。
R&Bテイスト、とりわけEW&F風のファンキーなギターが耳に残るナンバー。演奏がすごい。


4. 小首をかしげるTシャツ
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

人を好きになって涙してしまうほど、純情な男の片思い。
イントロはゲスト・ヴォーカルの美里さん。声かわいい。

Gunst Vocal:渡辺美里

5. 塩屋
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

兵庫県にある塩屋駅を舞台にしたバラード曲。
お互いに新しい恋人がいる二人が再会した、というか彼女に呼び出されて会った話。
歌詞で気になるのは『朝の光』『のりのきいた袖』という部分。
え?二人で朝まで過ごしたの?!…
ベスト盤『THE LEGEND』『Sloppy Joe II』に収録された。
槇原敬之さんの曲で『EACH OTHER』っていうのがあります。別れた相手と地下鉄でぐうぜんあったという曲だが、質感がよく似ている。


6. エールをおくろう
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

楽曲を制作する2年ほど前くらいから千里さんは新聞の記事や広告の気になったものをコピーしてノートに貼り付けて持ち歩いていたという。
『エールをおくろう』もその中から見つけたフレーズがモチーフになっていてアップテンポの曲を作ろうと挑戦したそうです。
というのも千里さんはバラードばかり書いていたそうで、アップテンポの曲を作るときは、そうやって気持ちを盛り上げていく作業をしないと難しかったとのこと。
大江千里ライブの定番曲でめちゃくちゃ盛り上がるナンバーですよね。
だから勝手にシングルかと思ってた。(笑)フレーフレー!コーラスは美里さん。
ベスト盤『THE LEGEND』『2000 JOE』に収録された。

Background Vocal:渡辺美里

7. 贅沢なペイン
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

『Rain』もだけど、こういう曲は千里さんならではだなって思います。いくら真似しても槇原敬之さんには出せないテイストです。
時折見せる激しい、荒っぽい男っぽさに女の子は胸キュンしたのかな?
ベスト盤『Sloppy Joe』に別ミックス&ニューボーカルで収録されているものが初体験だったので歌唱法の違いにすぐ気付きました。
この曲の間奏のピアノが好き。


8. 夏渡し
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

『YOU』のカップリング。『AVEC』もカップリングだったけど、メッセージ性を込めたマジメな曲がありますよね。
決して押し付けがましくないのは、伝えたいことの核心を種明かしせずリスナーに任せるからでしょう。
なんとなくお盆の時期に聴きたいな。
日航機事故の哀しさや戦争の儚さ無意味さを重ね合わせて聴きたい。(気分的に)
ベスト盤『Sloppy Joe III』に収録された。


9. YOU
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

1987年5月21日発売の12thシングル。最高14位、2.9万枚。
シングル盤だとB面カップリングの『夏渡し』のほうがあとですから、順番が逆になっていますね。
ベスト盤『Sloppy Joe II』『THE LEGEND』『GOLDEN☆BEST SENRI OE』に収録された。


10. gloria
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1987 Sony Music Artists Inc.

オサリバン風味なのかな。
久しぶりにちゃんと聴いてみると、力の抜けたトラックと流れるようなメロディーとストリングスが心地よかった。


Musicians
Vocals & Piano : 大江千里
Keyboards:西本明、小林武史、冨樫春生
Guitars:佐橋佳幸、松原正樹、窪田晴男
Bass:伊藤広規、浅田孟、美久月千晴
Drums:山木秀夫
Percussions:斉藤ノブ、小松博
Trumpet:数原晋、荒木敏男
Tromboan:西山健治
Saxophone:Jake H. Conception、平原まこと、小池修
Strings:Joe Strings
Synthesizer Programming:迫田到、浦田恵司

これに『POWER 』『A DAY』『TORCH』という超貴重曲を加えた『OLYMPIC+3』がボックスセット『Senri Premium 〜MY GLORY DAYS』(7CD : DYCL 1624)ORDERMADE FACTORY / Sony Music Direct (Japan) Inc.発売のDisc6である。
この3トラックは聴き逃せないなぁと、個人的には感じているのですよ。ボックス買うと思う。
特に『TORCH』がめちゃ名曲なのよ。

RV

OLYMPIC
Sony Music Direct(Japan)Inc.
2013-07-17



前作『AVEC』から7ヶ月にして発表された6thアルバム。ソウルオリンピックの前年1987年に発表された。
発売時期を考えてか、タイトルに『夏』が付く曲が2曲収録されている。歌詞に『夏』や『蜩』が出てくるものもありやはり夏アルバムなのかも知れない。

ポップシンガーとしての千里さんの活動の末期に数回ライブに行く機会があった。
東京グローブ座、日比谷野音、あとは最後の横浜大さん橋、憶えてるだけでも3回は行ったのかな。グローブ座は2回くらい行ったかも。

日比谷野音には、熊さんと先生とご一緒しました。
僕は90年代に千里さんの音楽と出逢いましたが、二人は世代的に、80年代の千里さんがリアルタイムなので、僕とは好みの曲にズレがありましたが(笑)大江千里の音楽にアンテナが反応した同志です。
ライブ中、前の座席で少し怪しい方を目撃したりしましたね。少し怖かった!

その帰りだったか、熊さんが千里さんのMCに関して『千ちゃんが消えちゃうような気がした』なんて言ってました。
だからというわけではありませんが、数ヶ月後ヤフオク!で見つけた大さん橋のライブチケットを勢いで落札しました。
日比谷野音が良かったから、またライブを観たいという軽い気持ちでした。
その時は先生が一緒に来てくれて楽しみました。
まさか、あれが最後になるなんて思いもしなかったなあ。
1990年に千里さんを知り、15年以上経ってライブに行けたっていう…良い思い出。

前置きが思い出話になってしまいました。
そうそうそんなライブで定番だったのが、ここに収録されている『エールをおくろう』であり『YOU』だったんですね。
『エールをおくろう』は振りがあって、それを見よう見まねでやったりしました。
王道のポップス、バラード、コミカルなのからマジメなのまでバランス良く配置されてる作品ではないでしょうか。
メロディーのチョイスに自信があったんでしょうね!『路上のさようなら』ではセオリー無視しちゃってるし、『gloria』ではスルメメロディーを遺憾なく披露している。

参加ミュージシャンは、やはり豪華です。
サウンドは大村雅朗さんががっちり作り上げているため完成度が高く、大村さん特有の洒落た風合いが随所に感じられます。大村さんファンにも聴き逃せない一枚。
若き日のコバタケさんもプレーヤーとして参加してます。
松任谷正隆さんや有名アーティストに信頼されていたギタリスト松原正樹さんも参加されています。
彼が亡くなったとき、ユーミンが追悼していました。
サックスで参加している平原まことさんは、ジュピターの平原綾香の父親なんですって。

これを書くにあたって改めて聴いてみましたが、意外にも『gloria』のまったりした感じ、実はノーマークでしたが、魅力に気付きました。

個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8.5


OLYMPIC
Sony Music Direct(Japan)Inc.
2013-07-17