ZARD 3rd Studio Album
HOLD ME
b.gram / POLYDOR K.K. ポリドール株式会社
1992年9月2日発売(CD : POCH-1145 / CT : POTH-1145)

▼カタログ
再発売:1993年9月1日発売(CD : BGCH-1005)B-Gram RECORDS

hold

Produced by DAIKOH NAGATO (Being)
最高2位・約106.5万枚

TL

1. 眠れない夜を抱いて
(作詞:坂井泉水・作曲:織田哲郎・編曲:明石昌夫、池田大介)
(C) 1992 TV Asahi Music Co.,LTD.

1992年8月5日発売の4thシングル、最高8位、45.8万枚。
ZARDがブレイクするきっかけになった曲。
テレビ朝日系『トゥナイト』テーマ曲。
ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.17 に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。


2. 誰かが待ってる
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1992 Be Kikakushitsu & TV Asahi Music Co.,LTD.

サックスが印象的な定番のZARDポップス。
日本テレビ系『マジカル頭脳パワー‼︎』エンディングテーマ。


3. サヨナラ言えなくて
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:池田大介)
(C) 1992 Be Kikakushitsu & TV Asahi Music Co.,LTD.

恋人と別れたあとも、吹っ切れない女性の気持ちを歌っている。
このアルバムに多めのフォーマットで、『誰かが待ってる』『愛は眠ってる』同様、基本は同じ。


4. あの微笑みを忘れないで
(作詞:坂井泉水・作曲:川島だりあ・編曲:明石昌夫)
(C) 1992 TV Asahi Music Co.,LTD.

ファンに特に人気の高い曲。
91年くらいのB’zにサウンドの質感が似ている。
フジテレビ系『腕まくり看護婦物語』シリーズエンディングテーマ。
ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.1 に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。


5. 好きなように踊りたいの
(作詞:坂井泉水・作曲:和泉一弥・編曲:葉山たけし)
(C) 1992 Be Kikakushitsu & TV Asahi Music Co.,LTD.

森高千里を意識したかのような歌詞の世界、そしてギターをフィーチャーした音作り。
このタイプの女性をその後坂井さんが描くことはなかった。コーラスは栗林誠一郎。


6. Dangerous Tonight
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1992 Be Kikakushitsu & TV Asahi Music Co.,LTD.

シングル『眠れない夜を抱いて』カップリング。
静と動のアンチテーゼを表現するために、シングルのカップリングやアルバム曲でハードなタイプの曲を数曲入れていました。
この曲もそんな曲のひとつです。他には『Lonely Soldier Boy』『汗の中でCRY』や『私だけ見つめて』なんかが挙げられます。
いずれもギターを前面に押し出したロック風です。


7. こんなに愛しても
(作詞:坂井泉水・作曲:栗林誠一郎・編曲:明石昌夫)
(C) 1992 TV Asahi Music Co.,LTD. & Be Kikakushitsu Inc.

2ndシングル『もう探さない』カップリング曲。アレンジに手が加えられており、イントロに効果音が挿入されたり、エンディングにサックスが入ってたり、サビのバッキングのシンセが省かれている。

8. Why Don't You Leave Me Alone
(作詞:坂井泉水・作曲:川島だりあ・編曲:葉山たけし)
(C) 1992 Be Kikakushitsu & TV Asahi Music Co.,LTD.

冬の寒さと、都会に生きる女性の孤独をシンセとギターをフィーチャーしたアレンジにのせて歌う。
コーラスは川島だりあかな。


9. 愛は眠ってる
(作詞:坂井泉水・作曲:川島だりあ・編曲:池田大介)
(C) 1992 TV Asahi Music Co.,LTD.

『誰かが待ってる』系の曲。コーラスは栗林誠一郎。

10. 遠い日のNostalgia
(作詞:坂井泉水・作曲:望月衛介・編曲:明石昌夫)
(C) 1992 TV Asahi Music Co.,LTD.

失くしてしまった人への想いを歌っている。コーラスは栗林誠一郎。
個人的に、かなり好きなZARDの曲。
ZARD CD & DVD COLLECTION Vol.16 に収録されているオリジナル・カラオケによりコーラスが栗林誠一郎さんだと判る。


11. So Together
(作詞:坂井泉水・作曲:川島だりあ・編曲:明石昌夫)
(C) 1992 Be Kikakushitsu & TV Asahi Music Co.,LTD.

ウェディング・ソング。
チャペルで永遠の愛を誓う瞬間を、透明感のあるハイトーンで聞かせる。
坂井泉水って声量あったんだなと、気付かされる1曲。
ZARDファンの女性は式で絶対流したい曲でしょうね。コーラスは栗林誠一郎。


RV

▼オレンジ色が印象的なアートワーク▼



初のフルアルバムで通算3枚目となるZARDのスタジオアルバム。
のちのZARDのイメージに辿り着いた作品として、古くからのファンにとっては永遠の名盤になっている。

このアルバムが名盤といわれる所以のひとつが、ナチュラルな雰囲気のフォトセッションが挙げられます。
出来が良かったからか、その後も度々流用されています。

また、先行シングルが『眠れない夜を抱いて』のみで、そのカップリング『Dangerous Tonight』と3rdシングルのカップリング『こんなに愛しても』以外の8曲がアルバム向けの新曲だったことも大きいでしょう。

いわるるZARDっぽい作風が定まった作品でもあり、トーンとして耳なじみの良いポップス、ロックで構成されています。
アルバムの曲ながら、ファンに圧倒的な支持を得た『あの微笑みを忘れないで』が収録されている点も見逃せません。

作曲家陣も多彩でした。
織田哲郎が1曲のみというのは驚きですが、栗林誠一郎、川島だりあがそれぞれ4曲提供。
B.B.Queensメンバーだった望月衛介が1曲。
さらに外部から、中森明菜などの歌謡曲で定評のあった和泉一弥が1曲提供しています。
試行錯誤して、ZARDというイメージを作り出していたのかも知れません。

このあと本格ブレイクしたあとのアルバム『揺れる想い』『OH MY LOVE』『forever you』なんかは、完全に作り込まれていて出来過ぎなくらいです。

結果的に、出来上がったら傑作になったという作品というか…。
作ろうと思って作った傑作ではないところがファンの心をくすぐるのだと思います。


個人的評価:★★★★★★★★★★ 10