大江千里 8th Studio Album
red monkey yellow fish
EPIC/SONY RECORDS CBS/Sony Group Inc.
1989年10月21日発売(CD : ESCB 1003 / CT : ESTB 1003)

▼カタログ
リマスタリング:2019年5月20日発売(Blu-spec CD2 : DYCL 751)
Senri Premium Ⅱ ~MY GLORY DAYS 1989-1992として発売

refy

Produced & Written by Senri Oe
最高2位・24.8万枚

TL

1. WE ARE TRAVELLIN' BAND
(作詞:作曲:大江千里・編曲:The Travellin' Band)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

1989年10月21日発売の18thシングル。最高18位、2.3万枚。ぴあ music complexキャンペーンソング。
カップリングは今作に収録されている『吹雪におくれ毛』のRiver side mixとなっている。


2. おねがい天国 (redmonkey cut)
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 TV Asahi Music Co.,LTD.

1989年7月14日発売の16thシングル。最高11位、8.4万枚。テレビ朝日系『どうする!!TVタックル』テーマ曲。
今作に収録されたのは、『ラジオが呼んでいる』のカップリングに収録されたバージョン。


3. 魚になりたい
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

12インチシングル『POWER』(C/W A DAY/TORCH)にも通じるイントロからワクワクさせてくれる千里ポップス。

4. 年上の彼氏によろしく
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

失恋した相手とのことを回想している。
よくありがちな、未練たらたらソングとかではないけど、きっとまだ彼女ことを好きなんだろうなと。
かと言って恋人関係に戻ることを望んでいるわけではない僕。
本気で好きだったから、もう会わない!そんな男心。泣かせるね。(笑)
もしかしたら、最後の『いつかきっと』にもリンクするかも。


5. 今日はこんな感じ
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

シングル候補として製作されたという、千里さんらしい感じのポップな爽やか曲。

6. 吹雪におくれ毛
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

ポップなんだけど、歌詞やコーラスから男らしい部分が垣間見れる。
マッキーにはない部分、千里さんは意外に男っぽいんですよ。


7. 文化祭
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

文化祭をモチーフにキャンパス時代を回想する。
焦燥感を抱かせるサウンドが歌詞を鮮やかに浮き上がらせてくる。


8. 雪山においでよ
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

ブルージーなサウンド。

9. 向こうみずな瞳
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

千里さんの定番サウンド。コーラスは大貫妙子さん。

10. ラジオが呼んでいる
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

1989年9月21日発売の17thシングル。最高9位、5.2万枚。カップリングは『おねがい天国 (yellow fish cut)』となっている。
ニューヨークの摩天楼が目に浮かびそうな渋い曲。
初期のアルバムにみられた元祖千里節。


11. いつかきっと
(作詞:作曲:編曲:大江千里)
(C) 1989 Sony Music Artists Inc.

全編ピアノ弾き語りによるバラード。
別れたあとの整理しきれない心模様を歌っている。いつかきっと会えるという歌ではないと思う。
会えるといいけどきっと会うことはないだろう、というか。
聴くと哀しくなる曲です。


RV

前作『1 2 3 4』から1年3ヶ月ぶりに発売された8thアルバム。
全体的に、千里さんらしいポップな作品に仕上がっている。

同年3月に発売したベスト盤『Sloppy Joe』がチャート最高2位、そして売り上げ枚数はそれまでの平均から倍となる24.9万枚を記録した。
初期の活動が総括されたあとの、試される勝負の一枚だったのかも知れない。
あいだのシングルもヒットしており結果として『Sloppy Joe』とほぼ同じ売り上げ枚数となった。
リゾート・アルバムのテイストを強めた作品であり、松任谷由実さんのリゾート・アルバム『SURF & SNOW』から影響を受けている。

大江千里さんの制作テーマの一つが、キャンパス・ライフを歌うことだったという。
大江さん自身、大学生の時にデビューしていたので、テーマとしてはさほど難しくなったのではないでしょうか。
けれどもターゲットとなるリスナーは、いつまでも大学生でいるわけではない。
皆、卒業するし、大人になり、社会に飲まれてゆく、そのことだけは事実だった。
青春群像とリゾートのバランスが絶妙にミックスされている。

続けるなら現状維持をするか、変化していかなければならない。
もしかしたらこのアルバムは、苦悩の中で産み出された作品なのかも知れない。
『文化祭』がなんかひっかかって。

翌年にはチャート1位となる『APOLLO』を発表する。

個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8




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