Kiss Destination 1st Album
GRAVITY
GT music / Sony Music Direct (Japan) Inc.
2013年9月11日発売(Blu-spec CD2 : MHCL 30158)
REMASTERING

▼カタログ
・オリジナル:1999年11月17日発売(CD : AICT 1085)TRUE KiSS DiSC Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

kd1

Produced by TETSUYA KOMURO
最高7位・5万枚

TL

1. GRAVITY
(作詞:Lisa Wilson, 小室みつ子&小室哲哉・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
タイトルナンバー。

2. EVERYBODY'S JEALOUS-Mixture with Canon in D-
(作詞:小室哲哉、MARC・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
4thシングル。チャート最高39位、1.8万枚。
大胆にカノンを挿入している。基本トラック自体はR&B歌姫の時代によくあったアレです。
オリジナルミックスは、シングル&インディーズアルバムに収録されており、もっと寂しげで雰囲気がある。
もともとは『ORUMOK COMPILATION 1995 to 1998』に収録されていたasamiのソロ曲『Friday nite』だった。


3. FUTURE OF THE DAY
(作詞:小室哲哉、吉田麻美・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
5thシングル。チャート最高40位、1.0万枚。
着メロのイントロが妙に時代を感じさせるけど、洗練された極上のTKメロディー&トラックを堪能できる。あとTKのラップもね(笑)


4. AFRICA
(Written by D.Paich, J.Porcaro・編曲:小室哲哉)
(C) 1982 HUDMAR PUBL CO INC & RISING STORM MUSIC
1999年7月15日発売の1stシングル。アメリカのバンドTOTOのカバー。
曲中のフレーズはTOTOのオリジナルでも効果的に挿入されているが、Every Little Thingも『Season』という曲でまんま拝借してましたね。
オリジナル:https://www.youtube.com/watch?v=FTQbiNvZqaY


5. VICTIM (united states mix)
(作詞:TK&MARC・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
小室さんが余程気に入ってるのか?さまざまなリミックスが存在するようだ。
le coq sportif CMイメージソング。
オリジナルは、シングル『FUTURE OF THE DAY』のカップリング、アルバム『TRUE KiSS DESTiNATiON』に収録。


6. GIRLS, BE AMBITIOUS! (album mix)
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 FUJI PACIFIC MUSIC, INC. & Burning Publishers Co., Ltd.
8cm/12cmの二形態で発売された2ndシングル。最高9位、29万枚のセールスとなったキスディスの代表曲。
フジテレビ系ドラマ『ナオミ』(藤原紀香 主演)主題歌。オリジナル=STRAIGHT RUNは、シングル版に収録。


7. DEDICATED TO YOU
(作詞:小室哲哉&吉田麻美・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
6thシングルとして、リカットした。チャート最高78位、0.3万枚。

8. HOW DO YOU THINK? (gravity mix)
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
オリジナルはアルバム『TRUE KiSS DESTiNATiON』に収録。

9. CAN YOU DIG IT? (gravity mix)
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
オリジナルはアルバム『TRUE KiSS DESTiNATiON』に収録。

10. INTERLUDE -www.komuro.com-
(作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.


11. RESPONSIBILITY (manhattan b. mix)
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
>オリジナルはアルバム『TRUE KiSS DESTiNATiON』に収録。

12. PRECIOUS MOMENTS -WHEN I SEE YOU AGAIN- (tk mix)
(Written by K.Gambie, L.Huff・編曲:小室哲哉)
(C) 1973 MIGHTY THREE MUSIC
カバー曲。>オリジナルミックスはアルバム『TRUE KiSS DESTiNATiON』、シングル『AFRiCA』のカップリングに収録。
オリジナル:https://www.youtube.com/watch?v=T6fVDAjs9f0


13. OVER&OVER (Bob brockman mix)
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
3rdシングル。チャート最高20位、2.8万枚。
Microsoft Office2000 CMイメージソング。
オリジナルミックスはアナログ版に、アルバムミックスは『TRUE KiSS DESTiNATiON』に収録。


14. SUGAR BABY LOVE
(作詞:吉田麻美・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
エレピの音色が妙に乾いたアメリカを感じさせる。

15. LONG & WINDING ROAD
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
ピアノと無機質なリズムを基調にしたR&Bバラード。
asamiのセンチメンタルなボーカルに、コーラスが絡んでくる後半は聞きどころ。
アルバム『TRUE KiSS DESTiNATiON』にも収録されている。


16. SUGAR BABY LOVE (early morning version)
(作詞:吉田麻美・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 Sony Music Artists Inc.
14局目のピアノインストで時折、asamiのスキャット。

RV




Kiss Destination (キスディス) の1999年リリースのメジャー1stアルバム。2013年発売のリマスター盤の感想です。

Epic/Sony Records Japanの父、丸山茂雄氏がSony Musicのトップになったという縁もあり、活動の拠点をSony Musicに戻し、自らのイニシャルを冠した個人レーベル『TRUE KiSS DiSC』を国内でも始動した。

デビュー時はTRUE KiSS DESTiNATiON名義だったが、レーベル名との差別化でKiss Destinationに改めている。
プロデュース及びパフォーマンス、アレンジは小室哲哉自身が担当し、ボーカリストに元dosのダンサーで当時の恋人、吉田麻美 (asami) を迎えた二人組。

dosはガチガチの小室プロデュースではなく、あの時代のTK作品としては少し毛色が違いました。
アサヤンの『コムロギャルソン』出身、1stシングル『Baby Baby Baby』(ORUMOK)が40万枚超えのヒットになりました。
96年当時、もうR&Bっぽいのやってたんですからねぇ。
TLCを意識したSPEEDが日本でブレイクしますが、dosも同じ着目点から始まっています。

翌年97年、小室氏はtaecoとasamiのソロシングルをプロデュースします。レーベルはいずれもエイベックスでした。
TK PRODUCT featuring asami dos名義で発売したシングル『10 TO 10』(avex tune)はチャート45位。taecoのソロは43位だったので大差がないことを確認できています。
小室氏の中でasamiを軸とした何らかのプロジェクトの構想があったうえで、ソロシングルでマーケティングしたところでしょうか。

デビュー&この作品は1999年。
MISIA、宇多田ヒカルらR&B歌姫のブームに呼応するように、小室哲哉というフィルターを通したR&B、HipHopを提示している。
asamiの声質は、小室さんの好きな部類でTRFのYU-KIとか鈴木あみに近いものがあるが、YU-KIほどの声量はなく、鈴木あみほど音痴ではない。(笑)
R&B歌姫ブームへのアンチテーゼともとれる人選といえるのかもわかりません。(歌唱力ではなく、声質で勝負したのは倉木麻衣も同じでデビューは99年)

心地よいグルーヴたちに、変に主張のないasamiのボーカルが乗っかって、何をするにも邪魔にならない音楽に仕上がっている。
小室さんのコーラスと最もシンクロする声だと思う。
洋楽、R&B、HipHop、クラブシーンを意識したハイセンスなサウンドを展開したが、セールス面での評価はいまいちだった。
ドラマ主題歌になったシングル『Girls, be dmbitious!』がヒットしたのでかろうじて足跡は残してますけど。

作品自体は悪くないというか、個人的にはTKサウンドでも好きな時期なので、今聴いても普通に受け入れられる感じです。
TK WORKSが消費音楽の代名詞とすると、かなり異彩を放っている上質な作品だと思います。
小室さんは自分がメンバーに入るユニット乗っかってアルバムは手抜きしないんですよね。

2013年にリマスターされて、流通しているので是非聴いてみてはいかがでしょうか。






個人的評価 ★★★★★★★★★☆ 9