松任谷由実 29th Studio Album
スユアの波(WAVE OF THE ZUVUYA)
EXPRESS / 東芝EMI
1997年12月5日発売(CD : TOCT-10001)

▼カタログ
品番違い:2013年10月2日発売(CD : TYCT-69059)ユニバーサルミュージック

suyua

Produced by Masataka Matsutoya
最高1位・約49.4万枚

TL

1. セイレーン
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

かつて『KATHMANDU』などで見せた民族音楽への関心を覗かせる曲

2. Sunny day Holiday
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 Fuji Pacific Music

1997年11月12日発売の29thシングル。最高10位、9.5万枚。フジテレビ系ドラマ『成田離婚』主題歌。
タイアップを意識して書かれたのだろうか、勝手なファン目線だと『ナビゲイター』のカップルのその後だったりなんて妄想をしてしまう。


3. 夢の中で ~We are not alone. forever
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

1997年11月12日発売の29thシングル『Sunny day Holiday』のカップリング。
由実さんお得意のフォーマットですね。かかしの歌を思い出す。


4. きみなき世界
(作詞:作曲:松任谷由実・松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

去った相手を想う男性目線の曲。
アルバムを買ったときは何度も聴いてたな。


5. パーティーへ行こう
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

苗場プリンスホテルCMソング

6. 人生ほど素敵なショーはない
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

90年代初頭のユーミンのアルバムに1曲はありそうなフォーマットのコンピューターミュージック。

7. 結婚式をブッ飛ばせ
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

結婚式をぶち壊す破天荒な歌詞。結婚前の人は一度聴いてみては?
サウンドは『恋はNo return』とかその系統のユーミン・ロック。


8. 時のカンツォーネ
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

原田知世さんに提供した『時をかける少女』の歌詞の一部を変更して全く別の曲を付けたもの。

9. Woman
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

『時のカンツォーネ』のあとなので狙ったのかも知れませんがWの悲劇とは全く別の曲。

10. Saint of Love
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1997 KIRARA MUSIC PUBLISHER

ラストは死者への(?)壮大な愛を歌ったバラード。
90年代初頭の声ならもっともっと響いた名曲になったと思う。後半のコーラス隊が神聖な気持ちへ誘う。


RV

▼最新作 宇宙図書館、初回盤もあるよ▼
  

名盤『NO SIDE』で描かれた『冬』とは明らかに違う『冬』を感じさせる作品。
それは人生の冬とでも言うべきか、凍てつくような途方もない空虚な季節。
どんな時間も全てが過去と繋がっているという、時空の冒険者たる人間の根本を突きつける。

ユーミンが巻き起こした80年後半からのブームの終焉を数字で証明した作品。
前作より30万枚近く売り上げを落としてしまっている。
小室さんのブームも下火になり、安室さんやSPEED、MAXといった沖縄アクターズ系の若者が台頭し音楽業界も随分世代交代していった時期です。
要は飽きられてしまった、古くなってしまった、これに尽きると思います。
由実さんの曲とブランドだけで勝負できる時代ではなくなってしまったのかも知れません。

この作品は個人的には好きです。
『Sunny day Holiday』『夢の中で ~We are not alone. forever』のようなユーミンの王道的な楽曲もありつつ、『きみなき世界』のようなダークサイドなユーミンもありつつ、『結婚式をブッ飛ばせ』のような定番ユーミン・ロックもあり。
〆はスローでしっとり、でも強さがあってユーミンらしい。
90年代のユーミンを切り貼りしたようなバランスが取れてる作品かなあと思います。
この時期は少しずつ声が低く、太くなっていますけど、高音部でひっくり返りそうにはなっていません。

翌年11月に発表された2枚組のベストアルバム『Neue Musik』は特大ヒットになり栄華を極めた彼女の一つの時代、トップランナーでなければならない状況を降りる打ち上げ花火のようにさえ思えた。

2016年11月に、3年ぶりに新作『宇宙図書館』が発表されることが伝えられました。
由実さんって心境の変化があると宇宙とかそっち方向にマインドが動く人なのだろうか?
思えばこの作品『スユアの波』も時空を超えることの出来る波を意味するそうで、いつだかも『その気になれば過去に戻ることができる』的な発言をされていました。

新しいアルバムでどのような『答え』を見せてくれるのか楽しみです。

個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8


ユーミンを聴き始めるならこの2枚
ユーミンのベスト『バイブル』です




次作は『FROZEN ROSES』です。

松任谷由実特集はこちら!