大江千里 10th Studio Album
HOMME
Epic/Sony Records Sony Music Entertainment (Japan) Inc.
1991年9月26日発売(CD : ESCB 1222)ほかCT/MD

▼カタログ
リマスタリング:2019年5月20日発売(Blu-spec CD2 : DYCL 753)
Senri Premium Ⅱ ~MY GLORY DAYS 1989-1992として発売

drnhomme

Produced & Written by SENRI OE
Co-Producer : Yoji Kosaka
最高2位・39.3万枚

TL

1. LOVE REVOLUTION
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

TBSテレビ『わくわく動物ランド』エンディングテーマ曲。
二人の人を同時に好きになることだってある、と奔放な男を爽やかなサウンドに乗せて歌う。
ふたつの鼓動がいつも
重なり合うように近くにいたいのに
なぜ人は手放して はかない夢ばかりみるの


2. Do it
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

コミカル千里(笑)

3. 格好悪いふられ方
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

1991年7月18日発売の23rdシングル。最高2位、50.2万枚。1991年年間シングルチャート19位を獲得。
この時の1位はロングヒット継続中の槇原さんの『どんなときも。』でなんとその差900枚!TBS系ドラマ『結婚したい男たち』主題歌であった。
大江千里さん最大ヒット曲としてよく知られ、時を経て映画『モテキ』関連CDにも収録された。ドラムは青山純さん。
いろんな人を好きになり
おそらくぼくは結婚する
いつかバッタリ出逢ったら
友達みたいに話せるさ


4. 真顔
(作詞:作曲:大江千里・編曲:細海魚 & 大江千里)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

白い息が目に浮かんできそうなピアノとアコースティックギターが印象的なバラード。
大江千里さんのボーカルもすごく安定している。


5. Nasty Beaver
(作詞:作曲:大江千里・編曲:清水信之)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

千里さんらしい軽いおちゃらけ系。

6. ずっと海をみてた
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

サビから始まるほっこりしたポップチューン。

7. びんた
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

恋人との喧嘩を題材に、男の微妙な心理を表現している。
歌詞もサウンドも名曲『Rain』に通じる切なさ、激しさを感じさせる。
槇原敬之さんの『声』ではやさしく聴こえてしまうであろうけど、千里さんの『声』は母性本能をくすぐる『男』っぽさが出てるんだよね。個人的には『Rain』より切ないと思う。


8. COWBOY BLUES
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

『格好悪いふられ方』と両A面のシングル。スズキ『カルタス』CMソング。
大江千里ポップスの王道ともいえるナンバー。
ヒットを狙った布陣ということで、渡辺美里さんがコーラスで参加している。


9. 返信
(作詞:作曲:大江千里・編曲:小室哲哉
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

マッキーでいえば『LOVE LETTER』に近いシチュエーションかな。
アレンジはEpicのレーベルメートだった小室哲哉さん。The小室哲哉な軽い打ち込みビートが妙に合ってるし、次の『あいたい』とは質感が異なっていて、対比すると面白い。小室さんにお任せしたって感じでしょうね。


10. あいたい
(作詞:作曲:大江千里・編曲:小室哲哉)
(C) 1990 Sony Music Artists Inc.

1990年12月1日発売の22ndシングル。
大江千里 主演、野島伸司氏脚本の映画『スキ!』主題歌。スズキ『カルタス』CMソング。
こちらも小室哲哉さんアレンジですが、随所に小室さんを感じさせるものの『返信』ほど小室さん臭はなく、むしろ大村さんのアレンジを意識したかのような仕上がり。


11. 遠く離れても
(作詞:作曲:大江千里・編曲:大村雅朗)
(C) 1991 Sony Music Artists Inc.

シンプルなバッキングのバラード。
幸せはお互いのもろさ
話せるそのときに 今は始まる


RV

▼リマスター盤発売中▼
歌詞カードはLP版を復刻したカラー仕様




映画主題歌になったシングル『あいたい』のヒットに加え、ドラマ主題歌になった『格好悪いふられ方』が自己最高のヒット、その両A面の『COWBOY BLUES』もCMで流れていて、非常に勢いのある時に発表された10thアルバム。
タイトルの『HOMME』(オム)はフランス語で『男』の意味。
この作品では『男』の恋愛模様が描かれている。
基本的にポップ色が強くなっていて、もちろんそれだけではないけど…個人的には好きです。

チャートでは初登場2位を獲得し、売り上げは大江千里さん最高の40万枚に迫るヒットとなった。
このとき、チャートの3位には『どんなときも。』をヒットさせた槇原敬之さんの『君は誰と幸せなあくびをしますか。』が初登場している。
このあと、千里さんのファンを公言する槇原さんの快進撃が始まり、千里さんのポジションは槇原さんに取って代わられていく。
世代交代という新陳代謝が行われたのだと捉えれば自然のことかも知れない。
けれど槇原敬之さんのあとに続く逸材(男性シンガーソングライター)が若手で出てこなかったことは残念でもある。
変にロックっぽかったり、バンドだったり色々出てきたけど男性ソロシンガーソングライターで槇原さんに続く存在は残念ながら出なかった。

さて、今作は大村雅朗さん、清水信之さんのアレンジが大半を占め、そこに小室哲哉さんが参加するなどアレンジャー陣も賑やかです。小室さんの『返信』は、まさに小室ワールドそのもの。
大村さんの王道アレンジは締まりますね!ポップの中に渋さを感じさせるのが彼のアレンジの特徴かななんて思ったりします。
まさに大江千里の金字塔といえる作品。

個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8.5


ボックスセット発売中