松任谷由実 24th Studio Album
TEARS AND REASONS
EXPRESS / 東芝EMI
1992年11月27日発売(CD : TOCT-6800 / CT : TOTT-6800)

▼カタログ
・品番違い:2013年10月2日発売(CD : TYCT-69054)ユニバーサルミュージック

tearson
art directed by Mitsuo Shindo
Photograher:Kenji Miura


Produced by Masataka Matsutoya
Co-Produced by Matt Forger
Synthesizer Programming:Masafumi Yamanaka
最高1位・約146.4万枚

TL

1. 無限の中の一度
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

のちに流行していくJapaneseダンスミュージックを先取りして披露。
キリンラガービールCMソング


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Additional Drum Programming:江口信夫
Electric Guitars:松原正樹
Percussions:Michael Fisher
Trumpet:Jerry Hey,Gary Grant
Trombone:Bill Reichenback
Sax:Larry Williams
Background Vocals:松任谷由実
Sax Solo:Dan Higgins
Horn Arrangement by Jerry Hey,松任谷正隆

2. サファイアの9月の夕方
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

ロック色の強いロードムービー的な色合いのナンバー。
Aメロでふと『20minutes』のメロディーを思い出した。


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Drums:Mike Baird
Bass:Leland Sklar
Electric Guitars:Tim Pierce
Percussions:Michael Fisher
Background Vocals:松任谷由実
Marching Drums:江口信夫


3. 瞳はどしゃ降り
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

恋人と別れたあと雨宿りに映画館に立ち寄った女性。映画と自分の恋愛をオーバーラップさせて泣いてしまう。
劇場を出ても雨が降っているから瞳がどしゃ降り(泣いていても)でも周りから変に思われない。
恋の戦いに敗れた女性の気持ちを歌っています。
Roadshowツアーで演ってくれました。


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Drums:Mike Baird
Bass:Leland Sklar
Electric Guitars:Michael Landau
Percussions:Michael Fisher
Trumpet:Jerry Hey,Gary Grant
Trombone:Bill Reichenback
Sax:Larry Williams
Background Vocals:松任谷由実
Horn Arrangement by Jerry Hey,松任谷正隆

4. ミラクル
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

コクド 苗場プリンスホテルCMソング。
『サンドキャッスル』の主人公が運命の人と奇跡の出会いをしたかのようなキラキラソング。
これでもかとばかりにオーケストラル・ヒットを使用したことでとにかく派手に仕上がった。


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Additional Drum Programming:江口信夫
Bass:Abraham Laboriel
Electric Guitars:松原正樹
Percussions:Michael Fisher
Trumpet:Jerry Hey,Gary Grant
Trombone:Bill Reichenback
Sax:Larry Williams
Background Vocals:松任谷由実
Horn Arrangement by Jerry Hey,松任谷正隆

5. Misty China Town
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

中華街の悲哀を表現したナンバー。
歌詞とは裏腹にアレンジは意外に明るく派手な印象になっているところが肝。


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Hi-Hat&Cymbals:江口信夫
Bass:Leland Sklar
Electric Guitars:松原正樹
Acoustic Guitars:吉川忠英
Percussions:Michael Fisher
Background Vocals:松任谷由実
Trombone Solo:西山健治

6. 私らしく
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

一応前向き立ち直りソング。(笑)自分応援歌ともとれる。
サックス、トランペット、トロンボーンが入ると曲の深みが増すなぁ。


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Drums:John Robbinson
Bass:Abraham Laboriel
Electric Guitars:Michael Landau,松原正樹
Percussions:Michael Fisher
Trumpet:Jerry Hey,Gary Grant
Trombone:Bill Reichenback
Sax:Larry Williams
Background Vocal:松任谷由実,木戸泰弘,比山貴咏史,広谷順子
Sax Solo:Dan Higgins
Horn Arrangement by Jerry Hey,松任谷正隆

7. 冬の終り
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

フジテレビ系ボクたちのドラマシリーズ『その時、ハートは盗まれた』主題歌。
メロディーメーカー、コンポーザーとしても謎解きに成功したという由実さん。
コードの組み合わせと結果を頭の中で色分けしてしまうというからまさに天才ですね。
この曲もそんな彼女の真骨頂というべき日本人がホロっとするバラードナンバー。
タイアップを意識してか学生時代を回想する視点で描かれている。
前曲同様、サウンドは温かみがある。


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Drums:Mike Baird
Bass:Leland Sklar
Electric Guitars:松原正樹
Acoustic Guitars:吉川忠英
Percussions:Michael Fisher

8. So high
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

フジテレビ系ボクたちのドラマシリーズ『その時、ハートは盗まれた』挿入歌。

Keyboards&Programming:松任谷正隆
Drums:John Robbinson
Bass:Abraham Laboriel
Electric Guitars:松原正樹
Percussions:Michael Fisher
Trumpet:Jerry Hey,Gary Grant
Trombone:Bill Reichenback
Sax/Flute:Dan Higgins
Background Vocals:松任谷由実,木戸泰弘,比山貴咏史,広谷順子
Horn Arrangement by Jerry Hey,松任谷正隆

9. 恋の一時間は孤独の千年
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1984 NICHION,INC.

恋愛中の情熱を表現したナンバー。
孤独だと千年にも思える退屈な時間も恋愛中は一時間でさえあっという間。
松任谷正隆さんがラテンフレーバーのアレンジを得意としており、由実さんのアルバムにはかなりの頻度で散りばめられてきた。
もともとは正隆さんがプロデュースしていたシンガー麗美さんの3rdシングル『残暑』のB面として由実さんが提供した曲のカバー。
前々作でも『残暑』をカバーしていますし、麗美さんに書いた曲がいかに本気だったかが判る気がします。


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Electric Guitars:松原正樹
Acoustic Guitars:吉川忠英
Percussions:Michael Fisher
Trumpet:Jerry Hey,Gary Grant
Trombone:Bill Reichenback
Sax/Flute/Piccoro:Dan Higgins
Background Vocal:松任谷由実,The Wavers,Maxine,
Horn Arrangement by Jerry Hey,松任谷正隆

10. Carry on
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1992 KIRARA Music Publisher

90年代の由実さんのアルバムの最後はバラードで締められている。
この曲も例に漏れず壮大なバラードナンバーになっている。
間奏では応援の拍手を思わせる音を入れるなどスケール感あるアレンジはさすが正隆氏。
歌詞は長距離走者の孤独を見守り、励ます女性の視点で描かれている。


Keyboards&Programming:松任谷正隆
Drums:Mike Baird
Bass:Leland Sklar
Percussions:Michael Fisher
Background Vocals:松任谷由実
Electric Guitars Solo:Michael Landau

RV



シンクラヴィアの導入で、大きくサウンド転換を図ってきた松任谷正隆さん、由実さん。
今作でも当然シンクラヴィアは使用されていると思われるが、その純度は落ちている。
シンクラヴィアと人の演奏の融合に転換したのだろうか。
『私らしく』や『冬の終り』ではかつての由実さんに回帰しているようにも感じられる。
リスナーが喜びそうな曲を書こうと思えば書けるわけですね。
私個人として苦手なサ○ンのK氏はリスナーが喜びそうな曲を書いて似たり寄ったりの曲を度々出してますよね。
由実さんは、常に前進という人で過去より現在という方らしいのでどちらかといえばリスナー寄りではない。女王様だからそれでいいんです。
けれど時々、忘れた頃に聴かせくれますね。
『私らしく』と『冬の終り』は由実さんからのプレゼントでしょう。
とはいえ、アルバム全体に流れているのは普遍性、エバーグリーンへの挑戦だと思います。
こちらの作品は未だにリマスターされておらず、リマスターが待望されています。
リマスターしてハイビットレート配信なんて期待したい作品です。

個人的評価:★★★★★★★★★☆ 9


次作は『U-miz』です。

松任谷由実特集はこちら!