松任谷由実 17th Studio Album
DA・DI・DA
EXPRESS / TOSHIBA-EMI
1985年11月30日発売(CT : ZH28-1600 / LP : ETP-90365)

▼カタログ
・CD化:1985年12月5日発売(CD : CA32-1196)
・リマスター:1999年2月24日発売(CD : TOCT-10650)
・品番違い:2013年10月2日発売(CD : TYCT-69047)

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Produced by Masataka Matsutoya
最高1位・約70.3万枚

TL

1. もう愛は始まらない
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1985 KIRARA MUSIC PUBLISHER

相手との思い出に揺れ動きながらも、別れを決める女性の想いを歌っている。
ダディダ、ダディダというフレーズが出てくるので実質的にタイトルチューンになるのかな?!


2. 2人のストリート
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1985 KIRARA MUSIC PUBLISHER

12月の街で痴話喧嘩するカップルの歌。

3. BABYLON
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1985 KIRARA MUSIC PUBLISHER

物悲しげなイントロに引き込まれてゆく。
調べてみるとバビロンというのはメソポタミア地方の古代都市だそう。
ここでは、忙しく生きる都会の女性を歌っている。
自分的にはエッチ系のビデオのブランド名というほうが強いんですが。(汗)


4. SUGAR TOWNはさよならの町
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1985 KIRARA MUSIC PUBLISHER

別れの朝の女性の未練を歌っている。
白い雪景色を砂糖に例えている。
彼氏の車が残してゆくタイヤの跡に自分の未練を重ねている。


5. メトロポリスの片隅で
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1985 KIRARA MUSIC PUBLISHER

最高8位、14.5万枚。都会に生きるワーキング・ガール(OL)の恋愛を歌っている。
失恋しても次の恋愛に向けて、私は夢見るシングルガールと前向きに綴る。
資生堂フェアネス『コスモアイカラー』(全9種)CMソングに起用された通算21枚目のシングルでアルバムに収録されているのはアルバムミックス。
仲間内でも人気が高いほうの曲ですが、ベスト盤には選曲されません。
昨年の苗場では歌ってくれましたよ。


6. 月夜のロケット花火
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1985 KIRARA MUSIC PUBLISHER

友達グループとの別れ=夏の終わりの寂しさ・儚さを歌ったのかな。

7. シンデレラ・エクスプレス
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1985 KIRARA MUSIC PUBLISHER

遠距離恋愛の鉄板ソングとして有名な楽曲。
当時この曲に想いを重ねていた世代は現在50歳前後の方々になるのでしょうか。
携帯やスマホは便利ですが、それが無くても超えられる距離というのがあったんでしょうね。


8. 青春のリグレット
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1984 NICHION & KIRARA MUSIC PUBLISHER

イントロ殺しといえるのがこの曲。
もともとは旦那さんでプロデューサーの松任谷正隆さんがプロデュースしていたアーティスト麗美さんの2ndシングルとして提供したもの。
麗美さんのバージョンより派手でドラマティックなアレンジになっている。
人気曲ですのでベスト盤には入ります。
2013年に今井美樹がアルバム『Dialogue -Miki Imai Sings Yuming Classics-』でカバー。


9. たとえあなたが去って行っても
(作詞:作曲:松任谷由実・編曲:松任谷正隆)
(C) 1985 KIRARA MUSIC PUBLISHER

時期としては春の歌になります。
別れた相手を振り切って生きてゆこうとする女性を歌っているが、ところどころ未練がましい部分が見え隠れしているような気もしなくもない。
シンセサイザーを大胆に導入したアレンジとサビのハイファイセットのコーラスが印象的。
個人的に好きな曲になります。
もうユーミンのコンサートには10回以上行っているのですがこの曲を聴いた覚えがありませんね。


RV



80年代後半のユーミンブームの助走ともいえる作品なのでしょう。
彼女はこの数年前から60万枚前後の安定セールスを継続していて、それだけでもすごいことだと思いますが今作では頭一つ飛び抜け70万枚超えという大ヒットを記録しています。

アーティスト、シンガーソングライターは自分の事を歌ういわゆる私小説型の人が多い傾向にあるように思います。
男性アーティストなら、泥臭かったり説教くさかったり、女性アーティストなら、情念が籠ってたり、ぶりっこぶったり・・・
サウンド、ヴィジュアル含めアーティストの色で聴き手が選別されることもありますよね。

松任谷由実さんはある時期から、完全に私小説的な部分を排除して客観的に描写することに徹したのではないかと思います。
つまり歌っているのは松任谷由実さんなんだけれども、歌詞の中の主人公は由実さんではなくモデルはいるにせよ、あくまで空想上の人物。
どちらかといえば聴き手に近く、感情移入しやすい日常を切り取った。
フォーカスしたのは完全に女性ですね。

由実さんのコンサートに行くと、いわゆるおばさんがとても多いことに気付きます。
由実さんが蒔いた種は何十年も彼女達の心に育ち続けているのでしょうか。

個人的評価:★★★★★★★★★☆ 9


次作は『ALARM a la mode』です。

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