LINDBERG 4th Album
LINDBERG(リンドバーグIV)
JAPAN RECORDS / TJC
1991年4月19日発売(CD : TKCA-30278)
▼カタログ
・高音質配信:2016年5月25日配信(WAV : 96kHz/24bit)TJC
・高音質配信:2016年5月25日配信(FLAC : 96kHz/24bit)TJC

Producer : 月光恵亮
Sound Producers : 須貝幸生、神長弘一、井上龍仁
最高1位・約101.4万枚

1. BELIEVE IN LOVE
(作詞:渡瀬マキ・作曲:川添智久)
(C)1991 FUJI PACIFIC MUSIC INC.
アルバム曲ですが、初めからキラーでした。
のちに8thシングルとしてリカットされスマッシュヒットとなります。最高2位、40万枚。
フジテレビ系『夢で逢えたら~A SWEET NIGHTMARE~』という伝説的なバラエティー番組のオープニングテーマになったこともあり、リカットながら40万枚という好セールスに。
彼らの代表曲の一つとして、失恋応援歌として親しまれている。
2. NOBODY KNOWS
(作詞:渡瀬マキ・作曲:川添智久)
(C)1990 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
6thシングル『OH! ANGEL』カップリング。表題曲より彼ららしい王道楽曲だったため、ファンからは人気となっている。
3. HAPPY BIRTHDAY
(作詞:渡瀬マキ・作曲:小柳昌法)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
8thシングル『BELIEVE IN LOVE』カップリングとしてリカット。モータウン調のキラキラナンバー。
4. おもいきりCRYING
(作詞: 有森聡美・作曲:平川達也)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
他の曲に比べると泥臭さがなくイギリスの香りが。
5. だからI'M ON FIRE
(作詞:みかみ麗緒・作曲:小柳昌法)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
『LITTLE WING』にも通じる王道ナンバー
みかみ麗緒作詞なのでシングル候補だった可能性が高い。
6. ROUGH DIAMOND
(作詞:渡瀬マキ・作曲:川添智久)
(C)1990 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
1990年10月24日発売の5thシングル。最高2位、18.6万枚。アルペン企業CMソング。
7. Dream on 抱きしめて
(作詞:朝野深雪・作曲:平川達也)
(C)1990 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
1990年9月26日発売の4thシングル。最高2位、22万枚。アルペン企業CMソング。
ラストのフェイクはNOKKOを彷彿とさせる!フェードアウトなのが残念。
8. BLIND SOLDIER
(作詞:渡瀬マキ 作曲:平川達也)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
同年勃発した湾岸戦争について歌ったのだろうか。
9. POWER
(作詞:渡瀬マキ 作曲:平川達也)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
ロック色が強く部分的に大胆に歌唱法を変えている。
個人的にハマった。
10. CHANGE
(作詞:有森聡美 作曲:小柳昌法)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
アニメ作品の作詞を多く手掛けることで知られる有森聡美が作詞提供。
11. LUCKY GIRL
(作詞:渡瀬マキ 作曲:小柳昌法)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
効果音を使用するなど実験的な一面も
12. OH! ANGEL
(作詞:朝野深雪 作曲:平川達也)
(C)1990 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
1990年11月21日発売の6thシングル。最高4位、17.3万枚。エプソン PC CLUB CMソング。
当時買ったけどあんまり好きじゃなかったな。
13. LOOKING FOR A RAINBOW
(作詞:渡瀬マキ 作曲:川添智久)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
女友達との別れを歌った曲。
ロカビリーチックなサウンドに乗せたティーン・エイジの苦い記憶を綴る。
14. SUNSET BLUE
(作詞:渡瀬マキ 作曲:川添智久)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
7thシングル『GLORY DAYS』カップリング。
こちらもタイトル曲より彼ららしく、名曲『LITTLE WING』にも通じる王道楽曲で超人気ナンバー。
月光氏もやはりアンチテーゼを重視する人なのだろうか。
普通ならこっちがタイトル曲でしょ?的な・・・。シングル向きだよね。
バリバリのリンドバーグサウンドとは反対に歌詞はセンチメンタル。
一人の強がりで孤独な少年と私。小さな恋。
あの頃は親に支配されていたから門限を破れなくて一緒にいてあげられなかったけど大人になった今なら一緒にいてあげられる。
でも未来を夢見た空き地はは白いビルに、彼は髪を切ってネクタイをしめた大人という死体になってしまった。変わらないのはあの頃と同じ夕陽のせつなさ。
今ならずっといてあげられるのに、という歌詞がせつない。取り残されたような気分なのかも知れない。
15. GLORY DAYS (Album Mix)
(作詞:渡瀬マキ 作曲:平川達也)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
1991年3月27日発売の7thシングル。最高4位、14.6万枚。
配置する場所に困ったであろうことが伺えます。元気なアルバムの〆には丁度よかったかも。
小さな頃から、的な。

『LINDBERG IV』はシングル『いますぐKiss Me』およびアルバム『LINDBERG III』の大ヒットにより一躍最前線に立った彼らの4枚目のアルバム。
当時は編成が同じ女性ボーカルのバンドだったこともあってポストレベッカなどとも言われていたなか発売され、内容および売上ともに最高値を叩きだした。(レベッカはこの年2月に解散)
奇遇にもレベッカも4thアルバム『REBECCA IV ~maybe tomorrow』が最高傑作と語られる。
音楽性という意味では決してレベッカのフォロワーではなかった。
レベッカは中心メンバーがキーボーディストであったため、シンセを多用していたしポップでロックという共通点こそあったもののNOKKOの湿り気や危うさ、反骨精神は渡瀬マキさんにはなかった。
元アイドルだったからなのかは別として渡瀬マキさんはとにかく元気、前向きという言葉が似合う人。
ボーカル渡瀬マキさん以外のメンバーがそれぞれ作曲を手掛けている。彼らの強みだ。
印象として平川達也さんはロック寄り、川添智久さんはポップ寄り、その中間が小柳昌法さんというところか。
結果として川添さんはシングル向きの分かりやすいメロディーなのかなと。
彼は本当にキャッチーな曲を書くセンスがあると思うのでもっと他者に提供しても良かったとさえ思う。
余談ですが彼がメンバーとして参加したユニットVELVET GARDENが担当した名探偵コナンオープニングテーマ『Feel Your Heart』はかなりコナンに合っていた。
シングルが4曲、のちにリカットした『BELIEVE IN LOVE』を含めれば5曲。
それだけでもお得感はあるのですが、当時としては異例となる全15曲収録。
プロデューサーはビーイング出身の月光恵亮(つきみつけいすけ)氏。
ロックでポップな路線というのはZIGGYでも披露していますがまさに彼の真骨頂。(松田樹利亜もね)
井上龍仁名義でアレンジにも参加されています。
リアルタイムで追ってました。友人達は、みんなドリカム派だったけど自分はリンドバーグ寄りでした。彼らの絶頂期の勢いそのまま真空パックしたような意欲作です。
やはりメンバーそれぞれが持ち寄った曲で埋め尽くされているので強いです。
2014年、再結成する。どうやら今回は長距離飛行になるらしい。
個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8
2014年12月1日に書いた記事の一部を再編集しています
LINDBERG(リンドバーグIV)
JAPAN RECORDS / TJC
1991年4月19日発売(CD : TKCA-30278)
▼カタログ
・高音質配信:2016年5月25日配信(WAV : 96kHz/24bit)TJC
・高音質配信:2016年5月25日配信(FLAC : 96kHz/24bit)TJC

Producer : 月光恵亮
Sound Producers : 須貝幸生、神長弘一、井上龍仁
最高1位・約101.4万枚

1. BELIEVE IN LOVE
(作詞:渡瀬マキ・作曲:川添智久)
(C)1991 FUJI PACIFIC MUSIC INC.
アルバム曲ですが、初めからキラーでした。
のちに8thシングルとしてリカットされスマッシュヒットとなります。最高2位、40万枚。
フジテレビ系『夢で逢えたら~A SWEET NIGHTMARE~』という伝説的なバラエティー番組のオープニングテーマになったこともあり、リカットながら40万枚という好セールスに。
彼らの代表曲の一つとして、失恋応援歌として親しまれている。
2. NOBODY KNOWS
(作詞:渡瀬マキ・作曲:川添智久)
(C)1990 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
6thシングル『OH! ANGEL』カップリング。表題曲より彼ららしい王道楽曲だったため、ファンからは人気となっている。
3. HAPPY BIRTHDAY
(作詞:渡瀬マキ・作曲:小柳昌法)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
8thシングル『BELIEVE IN LOVE』カップリングとしてリカット。モータウン調のキラキラナンバー。
4. おもいきりCRYING
(作詞: 有森聡美・作曲:平川達也)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
他の曲に比べると泥臭さがなくイギリスの香りが。
5. だからI'M ON FIRE
(作詞:みかみ麗緒・作曲:小柳昌法)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
『LITTLE WING』にも通じる王道ナンバー
みかみ麗緒作詞なのでシングル候補だった可能性が高い。
6. ROUGH DIAMOND
(作詞:渡瀬マキ・作曲:川添智久)
(C)1990 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
1990年10月24日発売の5thシングル。最高2位、18.6万枚。アルペン企業CMソング。
7. Dream on 抱きしめて
(作詞:朝野深雪・作曲:平川達也)
(C)1990 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
1990年9月26日発売の4thシングル。最高2位、22万枚。アルペン企業CMソング。
ラストのフェイクはNOKKOを彷彿とさせる!フェードアウトなのが残念。
8. BLIND SOLDIER
(作詞:渡瀬マキ 作曲:平川達也)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
同年勃発した湾岸戦争について歌ったのだろうか。
9. POWER
(作詞:渡瀬マキ 作曲:平川達也)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
ロック色が強く部分的に大胆に歌唱法を変えている。
個人的にハマった。
10. CHANGE
(作詞:有森聡美 作曲:小柳昌法)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
アニメ作品の作詞を多く手掛けることで知られる有森聡美が作詞提供。
11. LUCKY GIRL
(作詞:渡瀬マキ 作曲:小柳昌法)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
効果音を使用するなど実験的な一面も
12. OH! ANGEL
(作詞:朝野深雪 作曲:平川達也)
(C)1990 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
1990年11月21日発売の6thシングル。最高4位、17.3万枚。エプソン PC CLUB CMソング。
当時買ったけどあんまり好きじゃなかったな。
13. LOOKING FOR A RAINBOW
(作詞:渡瀬マキ 作曲:川添智久)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
女友達との別れを歌った曲。
ロカビリーチックなサウンドに乗せたティーン・エイジの苦い記憶を綴る。
14. SUNSET BLUE
(作詞:渡瀬マキ 作曲:川添智久)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
7thシングル『GLORY DAYS』カップリング。
こちらもタイトル曲より彼ららしく、名曲『LITTLE WING』にも通じる王道楽曲で超人気ナンバー。
月光氏もやはりアンチテーゼを重視する人なのだろうか。
普通ならこっちがタイトル曲でしょ?的な・・・。シングル向きだよね。
バリバリのリンドバーグサウンドとは反対に歌詞はセンチメンタル。
一人の強がりで孤独な少年と私。小さな恋。
あの頃は親に支配されていたから門限を破れなくて一緒にいてあげられなかったけど大人になった今なら一緒にいてあげられる。
でも未来を夢見た空き地はは白いビルに、彼は髪を切ってネクタイをしめた大人という死体になってしまった。変わらないのはあの頃と同じ夕陽のせつなさ。
今ならずっといてあげられるのに、という歌詞がせつない。取り残されたような気分なのかも知れない。
15. GLORY DAYS (Album Mix)
(作詞:渡瀬マキ 作曲:平川達也)
(C)1991 Japan Central Music,LTD. (文化放送)
1991年3月27日発売の7thシングル。最高4位、14.6万枚。
配置する場所に困ったであろうことが伺えます。元気なアルバムの〆には丁度よかったかも。
小さな頃から、的な。

『LINDBERG IV』はシングル『いますぐKiss Me』およびアルバム『LINDBERG III』の大ヒットにより一躍最前線に立った彼らの4枚目のアルバム。
当時は編成が同じ女性ボーカルのバンドだったこともあってポストレベッカなどとも言われていたなか発売され、内容および売上ともに最高値を叩きだした。(レベッカはこの年2月に解散)
奇遇にもレベッカも4thアルバム『REBECCA IV ~maybe tomorrow』が最高傑作と語られる。
音楽性という意味では決してレベッカのフォロワーではなかった。
レベッカは中心メンバーがキーボーディストであったため、シンセを多用していたしポップでロックという共通点こそあったもののNOKKOの湿り気や危うさ、反骨精神は渡瀬マキさんにはなかった。
元アイドルだったからなのかは別として渡瀬マキさんはとにかく元気、前向きという言葉が似合う人。
ボーカル渡瀬マキさん以外のメンバーがそれぞれ作曲を手掛けている。彼らの強みだ。
印象として平川達也さんはロック寄り、川添智久さんはポップ寄り、その中間が小柳昌法さんというところか。
結果として川添さんはシングル向きの分かりやすいメロディーなのかなと。
彼は本当にキャッチーな曲を書くセンスがあると思うのでもっと他者に提供しても良かったとさえ思う。
余談ですが彼がメンバーとして参加したユニットVELVET GARDENが担当した名探偵コナンオープニングテーマ『Feel Your Heart』はかなりコナンに合っていた。
シングルが4曲、のちにリカットした『BELIEVE IN LOVE』を含めれば5曲。
それだけでもお得感はあるのですが、当時としては異例となる全15曲収録。
プロデューサーはビーイング出身の月光恵亮(つきみつけいすけ)氏。
ロックでポップな路線というのはZIGGYでも披露していますがまさに彼の真骨頂。(松田樹利亜もね)
井上龍仁名義でアレンジにも参加されています。
リアルタイムで追ってました。友人達は、みんなドリカム派だったけど自分はリンドバーグ寄りでした。彼らの絶頂期の勢いそのまま真空パックしたような意欲作です。
やはりメンバーそれぞれが持ち寄った曲で埋め尽くされているので強いです。
2014年、再結成する。どうやら今回は長距離飛行になるらしい。
個人的評価:★★★★★★★★☆☆ 8
2014年12月1日に書いた記事の一部を再編集しています