村井邦彦
Kunihiko Murai
むらいくにひこ ムライクニヒコ

1945年3月4日生まれ。

kunihiko_murai

音楽キャリアのスタートは作曲家。
荒井由実、YMO、ハイ・ファイ・セットなど数多くのアーティストを輩出した音楽出版社『アルファミュージック』およびレーベル『アルファレコード』の創業者。
作曲家として活動していた少女時代の荒井由実に歌うことを勧め、デビューまで導いたのは村井邦彦氏だといわれている。また、松任谷正隆の才能にもいち早く注目し、アレンジャーとして重用した。
海外で活躍する映像プロデューサーHiro Muraiは村井氏のご子息。

アルファミュージック(旧アルファレコード)の権利関係は村井氏の元妻が所有し、ソニー・ミュージックに貸し出し(ライセンシー)していたが年には売却が完了した。
これによりアルファの音楽資産はソニー・ミュージックグループが所有することになった。荒井由実に関しては権利は所有しているものの特約がありソニー・ミュージックが進める旧譜の再発売の対象外となっている。

豊富な資金を活かしヤナセと共にMOON RECORDSに出資しアルファ・ムーンというレコード会社が設立された。
アルファ・ムーンはその後、マザーエンタープライズなどと共に独立し、MMGというレコード会社になり、ワーナーミュージック傘下に。
山下達郎、竹内まりや、ハウンドドッグ、ブルーハーツなどが作品を発表したのちイーストウエストジャパンになる。最終的にはワーナーに吸収され、山下達郎と竹内まりやのプライベートレーベルとしてMOONの名前は残った。

村井邦彦さんが作曲した或る曲のAメロが竹内まりや『駅』に似てると密かに話題になっている。当然村井邦彦さんのほうが先なわけだが。



プロデュース

・荒井由実 アルバム『ひこうき雲』
・荒井由実 アルバム『MISSLIM』
・荒井由実 アルバム『COBALT HOUR』

作曲作品

・辺見マリ『経験』『愛の印象』
・Hi-Fi Set『エイジス・オブ・ロック・アンド・ロール』『夢うつつ』 『スカイレストラン』『土曜の夜は羽田に来るの』『幸せになるため』
・赤い鳥『翼をください』『赤い屋根の歌 』『田舎ぐらし』『美しくも哀しい人生』
・ピーター『夜と朝のあいだに』
・トワエモア『或る日突然』『愛に満ちて』『愛の讃美歌』『愛の理由』『美しい沈黙』『美しい誤解』
・久美かおり『愛の小鳥』
・槇みちる『愛のすべて』
・ザフィンガーズ『愛の伝説』
・ザタイガース『朝に別れのほゝえみを』『生命のカンタータ』『美しき愛の夜』『美しき愛の掟』
・ザモップス『明日よさらば』『朝まで待てない』『熱くなれない』
・ザリリーズ『イマジネーション』
・ザテンプターズ『エメラルドの伝説』
・ザスパイダース『あの虹をつかもう』
・THE BEAVERS『いとしのサンタマリア』
・フォーリーブス『甘い痛み』『海と少年』『オーバーチュア』『丘の上の墓』
・沢田研二『愛の世界のために』『愛のプレリュード』『雨の日の出来事』
・天地真理『あかるい表通り』
・森山良子『憧れは翼に乗って』『あなたの隣に』『雨上がりのサンバ』
・ガロ『朝昼夜』『一枚の楽譜』『美しすぎて』『大空の詩』
・江利チエミ『明日に生きる女』
・加山雄三『アダムとイヴのように』
・冬木透『甘い予感』
・ダ・カーポ『雨あがりのファンタジー』『美しい星』
・芦野宏『あんずの春』
・しばたはつみ『アンヌの物語』
・小鹿みき『いけない子になるとき』
・上野隆司『打ち明けて』
・江田聖明『美しい愛の悲しみ』
・弘田三枝子『美しかった場所』『裏庭での出来事』
・にしきのあきら『オーバーチュア~青春の光と影』