安室奈美恵 Best Album
Finally [Disc 1]
Dimension Point / avex group
2017年11月8日発売(3CD : AVCN-99055/6/7)

▼カタログ
・Blu-ray付属:発売日同じ(3CD&Blu-ray : AVCN-99052/53/54B)
・DVD付属:発売日同じ(3CD&DVD : AVCN-99049/50/51B)

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最高1位・246万枚

TL

Disc 1 / Disc 2 / / Disc 3

1. ミスターU.S.A.
(作詞:売野雅勇・作曲:編曲:小森田実)
(C) 1992 NICHION,INC.
1992年9月16日発売のSUPER MONKEY'Sのデビューシングル。『恋のキュート・ビート』と両A面仕様。チャート28位。
ユーミンの『Holiday in Acaplco』を思い出した。


2. 愛してマスカット
(作詞:及川眠子・作曲:編曲:小森田実)
(C) 1993 RISING PUBLISHERS.
1993年11月5日発売のSUPER MONKEY'Sの3rdシングル。
ロッテ マスカットガムCMソング。チャート67位。


3. PARADISE TRAIN
(作詞:売野雅勇・作曲:中西圭三・編曲:小西貴雄)
(C) 1994 TV TOKYO MUSIC,INC.
この曲より安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S名義となる。
ロッテ チューインガム CMソング。


4. TRY ME〜私を信じて〜
(作詞:鈴木計見・作曲:HINOKY TEAM・編曲:DAVE RODGERS)
(C) 1995 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
安室奈美恵 with SUPER MONKEY'Sとして2枚目のシングル。ミナミスポーツCMソング。
発売は東芝EMIからであったが、エイベックスの松浦がトータルプロデュースに参加し、ユーロビート路線を本格化してゆく。
1995年1月25日発売、チャート最高8位、73.2万枚。


5. 太陽のSEASON
(作詞:鈴木計見・作曲:HINOKY TEAM・編曲:DAVE RODGER)
(C) 1995 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
1995年4月26日発売の安室奈美恵名義としては1枚目のシングル。
前作のヒットを受けて、バリバリユーロビートで引き続きヒットを記録。最高5位、61万枚。


6. Body Feels EXIT
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1995 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
東芝EMIより発売された1stアルバムが大ヒットする中のエイベックスへの電撃移籍第一弾。安室奈美恵単独名義では3rdシングル。
余り語られることはないけど、この移籍は当時としてはありえないことで、芸能界の首領が暗躍した案件なのではないだろうか。
小室哲哉プロデュース体制となり、より洗練されたサウンドが時代にシンクロして最高3位ながら89万枚近い大ヒットになる。


7. Chase the Chance
(作詞:小室哲哉、前田たかひろ・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1995 Nippon Television Music Corporation & RISING PUBLISHERS
前作から2ヶ月も経たずに発表されたエイベックス第2弾シングル。安室奈美恵単独名義では4thシングル。
日本テレビ系ドラマ『ザ・シェフ』主題歌。
安室奈美恵として初めてのミリオンセラーシングル&初のシングルチャート1位獲得作品。131.6万枚。
アムラー現象のキックオフを告げる1曲になった。


8. Don't wanna cry
(作詞:小室哲哉、前田たかひろ・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1996 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
1996年3月13日発売の安室奈美恵単独名義で5thシングル。2枚目のミリオンシングルで最高1位。138.9万枚。
プロデューサー小室哲哉も全盛の時をむかえ、前週発売の華原朋美3rdシングル『I'm proud』も最高2位ながらミリオンセラーとなっている。


9. You're my sunshine
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1996 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
1996年6月5日発売の6thシングル。3枚目のミリオンとなり、チャート最高1位。109.8万枚。
SEA BREEZE CMソング。


10. SWEET 19 BLUES
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1996 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
1996年8月21日発売の7thシングル。
メガヒットとなった同名アルバムからのシングルカットながらスマッシュヒットを記録。最高2位。45.1万枚。


11. a walk in the park
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1996 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
1996年11月27日発売の8thシングル。4枚目のミリオンで最高1位。106.6万枚。
マクセルCMソング。


12. CAN YOU CELEBRATE?
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1997 FUJI PACIFIC MUsIC,INC. & RISING PUBLISHERS
1997年2月19日発売、自身最高のヒットとなった9thシングル。2ミリオンで5枚目のミリオンとなる。最高1位。229.6万枚。
フジテレビ系ドラマ『バージンロード』主題歌。


13. How to be a Girl
(作詞:小室哲哉、MARC・作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1997 avex music publishing inc.
1997年5月21日発売の10thシングル。
SEA BREEZE CMソング。最高1位。77.2万枚。


14. I HAVE NEVER SEEN
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1998 Nippon Television Music Corporation & avex music publishing inc.
1998年12月23日発売の12thシングル。最高1位。65.7万枚。
日本テレビ系ドラマ『夜逃げ屋本舗』主題歌。


15. RESPECT the POWER OF LOVE
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 1999 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
1999年3月17日発売の13thシングル。チャート最高2位。49.1万枚。
奇しくもこのリリース当日、安室奈美恵の母親が親類により殺害されるという痛ましい事件が起きた。


16. NEVER END
(作詞:作曲:編曲:小室哲哉)
(C) 2000 avex music publishing inc. & RISING PUBLISHERS
2000年7月12日発売の17thシングル。最高2位。64万枚。
沖縄サミットイメージソング。


RV



B級アイドルからポップアイコン、そしてカリスマアーティストに華麗に転身したシンガー安室奈美恵のベストアルバム。
絶頂期での妊娠の時もだけど、今回の引退発表も世間をあっと驚かせた。

Disc 1は、B級アイドル時代〜小室哲哉プロデュース期をピックアップした内容になっていてヒット曲満載の内容になっている。
このアルバムは、ライジングプロダクション所属時代の作品は全て再レコーディングされている。
ボーカルのみ再レコーディングと勘違いされてる人もおられるようですが、バックトラック(カラオケ)もオリジナルに忠実にアレンジし、再レコーディングされている。
オリジナルのアレンジ担当者が、健在で良かったですね。

これには賛否両論あるのかなと感じます。
ベストアルバムは、究極の懐古アイテムで楽曲が記憶とリンクして過去を思い返したりできるタイムマシンでもあるからだ。
配慮もあったのだろうか、アレンジこそオリジナルに忠実に制作されているけれど、ボーカルは『現在』の安室奈美恵の歌唱である。
テクニックを身につけ、上手なのだけど全部同じというか、声の変化を楽しむことはできない。

若い頃の荒削りだけど伸びのある声も、彼女の魅力であったし、初期は透明感のある声も出していた。
それらがコンプリートされていたらよかったのに、と個人的には感じる。

実はKinKi Kidsのベストアルバムを聴いて、なおさらそう思ったんですけどね。

熱心なファンにとっては、『現在』の彼女の歌唱で過去の曲を聴けることに、喜びを感じる人も少なくはないでしょう。
ファンとライトは求めるものにズレがあるものてですから。

とはいえ、聞き応えのある一枚です。




個人的評価 ★★★★★★★★★☆ 9