橘いずみ
Tachibana Izumi

たちばないずみ タチバナイズミ
1968年12月11日生まれ、兵庫県出身。O型。

tachibanj
(C)Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

1992年、奇しくも尾崎豊さんが亡くなった翌月に彼女はデビューした。
尾崎豊さんのプロデュースやディレクターとして知られていた須藤晃氏がディレクター及びプロデューサーを務めたことや、人の内面を歌った歌詞などから女・尾崎豊と言われることもあった。

須藤晃氏とは5枚のオリジナルアルバムを共同プロデュースするなど、濃密な時間を共にした。

2004年頃までは須藤晃さんプロデュースの尾崎豊さんトリビュートや、須藤氏のご子息Tomi Yoさんとお仕事をするなど須藤氏と少なからず関わりがあったようだ。

スーパーのお菓子コーナーの
棚の前で足をとめる子供
これが欲しい!と目を潤ませ
駄々をこねぐずりが始まる

--わかりますか保護者様
私は泣くほどこのお菓子が欲しいのです
欲しくて欲しくてしょうがないから
人が見てようがかまわない 泣きますよ---

なんと人間らしい素直な衝動
もし自分の子供がこれをやったら
頭ごなしに叱りつけたりせずに
思いきり抱きしめてやりなさい

人とは欲しいものの前では泣くんだよ
泣くほど欲しいものが例えお菓子でも

ちぎれるほど泣きじゃくって
心燃やして 心焦がして
あなたが欲しかった

…僕が思う橘いずみの世界
橘いずみの『歌』には
愛に貪欲な大人が
子供のようには
もう泣けない大人が
もがいているような感じ?
どうしようもなさ…
そういうものを感じる

『月』灯りは綺麗だ
人々の心に穏やかな安心をくれる
でも月の光は借り物だ
あれは『太陽』の光が反射したもの
『太陽』という歌を聴いてごらん

グズで のろまで 不器用で
それでもすたこら歩くから
山あり 谷あり 雨あられ
嵐が来てもがんばるから
だから たとえ人のものでも
あなたは どこかで生きていて
あなたの笑顔があるから
何とか私は生きられる


『太陽』
Written by Izumi Tachibana
(C) 1994 Sony Music Artists Inc.



橘いずみ Studio Album
-Sony Music Years-



Produced by Akira Sudoh

1. 『君なら大丈夫だよ (Don't Worry You Can Do It!)

2.『どんなに打ちのめされても


Produced by Akira Sudoh & Izumi Tachibana

3. 『太陽が見てるから(The sun in the sky)

4. 『こぼれおちるもの(THE SHADOW OF THE MOON)

5. 『十字架とコイン(Cross and Coin)

6. 『ごらん、あれがオリオン座だよ(Dec. 11th, 1968)

7. 『TOUGH


このあと事務所はそのままでレーベルを移籍し、2001年よりポリスターからミニアルバムを発表しています。そちらは聴いていないし、聴く予定もありませんので割愛です。
そののち事務所をやめています。
2005年に俳優と結婚し、アーティスト名も俳優の名字である榊いずみと変えます。

橘いずみという歌手は何を表現してきたのだろう。
…彼女の根底にあったのは『愛』、それも『報われない愛』そんな気がする。
僕が書いた冒頭の文章にある、駄々をこねる子供の泣くという行為と橘いずみの歌は同類なのではないかと思うのだ。
多くの橘さんファンは橘さんに駄々をこねていて欲しかったかも知れない。アーティストとしてはそのほうが鋭い作品が出てくるからね。
でも橘さんは自分の生年月日をタイトルにした歌の中で『幸せつかんでいいよね』と吐露している。
人としてはそれが正しい。

僕が選ぶ橘いずみベスト盤

01.バニラ
02.失格
03.永遠のパズル
04.砂漠の太平洋
05.自分
06.アマリリス
07.がんばれ、なまけもの
08.Dudada
09.十字架とコイン
10.TOUGH
11.サルの歌
12.ごみ
13.太陽
14.こぼれおちるもの
15.BLUE ARCADE

All Songs Written by 橘いずみ


2022年、旦那である榊英雄さんが複数の女優に対して権力を利用した性暴力をしていたとの週刊文春が報道する。
一部見解の相違があるものの榊氏本人も事実を概ね認めた。
現在は榊いずみから更に改名して和(いずみ)として活動している。

橘さんファンの先生とも話したんだけど、もう『橘いずみ』に改名したらいいのにと思うの。

-和- 公式ウェブサイト

-和- 公式ツイッター

-和-(橘いずみ)オフィシャル

須藤晃(すどうあきら)

Sony Musicの音楽ディレクター、プロデューサーとして尾崎豊さん、村下孝蔵さん、浜田省吾さん、玉置浩二さん、石崎ひゅーいさん、尾崎直哉さん等、個性の強いアーティストを担当。
制作する際はがっちり組んで作り上げるスタイル。基本的にアーティストとプライベートは関わりを持たない主義だという。
ご子息であるTomi Yo(トオミヨウ)さんも音楽プロデューサー、アレンジャーとして売れっ子である。